番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2015/2/27)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■第87回アカデミー賞で、作品賞・監督賞など4部門を獲得した「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督!
■男子テニスのメキシコ・オープン1回戦に勝利し、ツアー通算200勝を達成した錦織圭!
■ACL鹿島戦で1ゴール・1アシストの活躍を見せた、ウエスタン・シドニーの高萩洋次郎!
■度重なる家族の不幸を乗り越え、年下男性と挙式した元モー娘。の後藤真希!
facebookページでの皆さんの投票では1位が錦織圭選手、2位が高萩洋次郎選手となっていましたが
今週中西さんが注目したのは…
高萩洋次郎!
ACL(=アジアチャンピオンズリーグ)グループステージの開幕戦が25日に行われ、グループHの鹿島アントラーズは、ホームで前回大会の覇者、DF田中裕介とMF高萩洋次郎のふたりの日本人選手が所属する、ウエスタン・シドニー・ワンダラーズと対戦しました。
4年ぶり6回目のACL出場となった鹿島は1-3で敗れ、初戦を飾ることは出来ませんでした。この試合でマン・オブ・ザ・マッチに輝いたのが、元サンフレッツェ広島の高萩洋次郎選手。1-1の後半41分に決勝ゴールを決め、ロスタイムにも勝利を決定づける3点目をアシストしています。
中西さんは「このグループは2大会前の覇者、中国の広州恒大と、準優勝の韓国FCソウルも同居する“死の組”と言われていて、そんな中、ウエスタン・シドニーは貴重なアウェー戦勝利を挙げました。僕はこの試合を見て、非常に新しい感覚を持ちました。というのは、Jリーグのチームを相手に、海外で活躍する日本人選手がそのチームを倒す立役者となる…このパターンは今まであまりなかったことですよね。田中選手と高萩選手はそれぞれ、昨シーズンまで川崎と広島でプレーしていましたから、今回は鹿島のホームとはいえ、日本のグラウンドだったので、比較的プレーしやすかったのかもしれませんね。」とおっしゃっていました。
高萩洋次郎選手は福島県いわき市の出身で、Jビレッジ・サッカースクールで指導を受けたあと、中学3年のときにサンフレッツェ広島ユースに入団。2003年、16歳のときにトップチームに登録され、4月のベルマール戦に出場。当時の最年少記録を更新しました。その後、2006年に愛媛にレンタル移籍しますが、翌年、広島に復帰。徐々に頭角を現し、主力としてJ1昇格に貢献しました。2012年にはリーグ2位の12アシストを決める活躍で、広島のリーグ戦初優勝に貢献し、初のベストイレブンにも選出されています。そして、2013年7月には東アジア杯で初めてA代表に選出されました。そして今年の1月14日、元・広島監督のポポヴィッチが率いるシドニーに移籍。移籍後初のリーグ戦でもゴールを挙げています。
中西さんは「今回マン・オブ・ザ・マッチに輝いた高萩選手や田中選手のように、今後、アジアのチームで日本人選手がプレーする光景を目にするのは、可能性として充分にあると思います。こちらも楽しみですが、何より気になるのは、ACLの初戦を終えて1分け3敗というJリーグ勢。今回起こってしまったことは、もう終わってしまったことなので仕方がないですが、第2戦以降はなんとしても良い状態で迎えて、次の試合は4チームとも勝利を挙げて欲しいと思いますし、結果を残して4チームとも決勝に進んで欲しいですね。」とおっしゃっていました。
初戦は残念な結果に終わってしまったJリーグ勢、次節はぜひ4チームとも勝利を挙げて欲しいですね。そして海外のチームで活躍する日本人選手にもエールを送りましょう!
今週のウィークリー・パーソンは、ウエスタン・シドニーの高萩洋次郎選手に注目しました。