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国内の「本当に強い大学」ランキング トップ5(2014/4/3)

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木曜日は、「カルチャー」。


新年度に入り、新しく社会人になった方や
新しい職場環境になった方もいらっしゃるでしょう。
仕事に失敗はつきもの。大事なのはその失敗をどう次に活かすか?
今日はそんなお話をご紹介します。まずはランキングから!



第5位 『 豊田工業大学 』

第3位 『 大阪大学 』

第3位 『 慶應義塾大学 』

第2位 『 京都大学 』

第1位 『 東京大学 』


こちらは雑誌「東洋経済新報」が「教育力」「就職力」「財務力」の3つの観点から偏差値を出して順位づけした、国内の「本当に強い大学」ランキング。東京大学はこのランキングで8連覇となっています。


そして今日は、PHPビジネス親書より『世界のエリートの「失敗力」』という本を出版なさった佐藤智恵さんにスタジオにお越し頂きました。
佐藤さんは元NHKのテレビディレクターで、主に情報番組や音楽番組を制作なさっていました。NHKに7年勤務した後、コロンビア大学経済大学院に留学しMBAを取得。通信・メディア分野の経営コンサルタント、外資系テレビ局などを経て、2012年からビジネス書作家、コンサルタントとして活動していらっしゃいます。


中西:先ほど日本国内の「強い大学」ランキングをご紹介しましたが、アメリカでこういったランキングを作ったらおそらく上位に入ってくるであろう、ハーバード大学やスタンフォード大学では“失敗”について教えるそうですね。


佐藤:そうなんです。ハーバードやスタンフォードなどアメリカで一流といわれる大学では、学生が失敗を恐れないように、という教育をとても熱心に行っているんです。まず「企業の失敗事例」というのはたくさんやりますし、なおかつ授業の中で、学生があえていろいろな失敗をする様なトレーニングを行ったりもします。
例えばハーバードだと単位の半分が発言点だったりするくらいで、学生が授業で必ず発言をしなければならないんですね。ただ、そこで変なことを言うと、周りのクラスメイトにボコボコにされるわけですよ(笑)。そういうところからガンガンと失敗を経験させていくんです。
スタンフォードはもっとすごくて、スタンフォードはご存じの通り「シリコンバレー」というベンチャー企業の起業家たちが集まってくる場所なんですね。で、やっぱり会社を作るときって、ものすごい修羅場になるんです。その修羅場を生徒たちに経験させて、それにどう対処するかというトレーニングを授業で延々とやっていくんです。
例えば、中西さんが私の上司だとします。しかし、投資家たちは私の方を経営者として認めていて、私が中西さんを解雇しなければならない、という状況になったときに、あなたはその解雇をどうやって伝えますか?という内容だったり、そういうのを延々とやるんです。すごくないですか?

中西:では、具体的に僕を解雇するとなったとき、どう伝えるんですか。


佐藤:これは色々なやり方があるんですけれど、学生はだいたい“あの…中西さんは本当に素晴らしくて”という感じで話をあたためてからやろうとするんですが、それは間違いなんですよ。スタンフォードなどで指導しているのは、直接「あなたを解雇します」とストレートに伝えることが正解なんです。なぜかというと、どれだけ会話をあたためたところで、結局結論は同じなんですよ。だとしたら、結論から先に伝える。それがその人に対して、最もリスペクトする方法だということです。
「失敗」について学生の頃から多くのトレーニングをしているので、実際に社会人になったときに修羅場を経験しても、学生時代の失敗の経験が思い出されるんです。これはつまり、失敗に対する耐性をつけているわけですね。

中西:社会人も「失敗」したときの転換方法を身につけるべきでしょうか。


佐藤:なぜ学生時代にこんな授業を行うかというと、社会人になったとき、実際に失敗したときの立ち直り方を知らないと、やはりそこで落ち込んで終わってしまうんです。特に新入社員は、本当に小さなミスをしただけで、100点が50点になったような気がしてしまって、人生が終わったような気にすらなってしまうわけです。実際はそうではないことを知っておいた方が良いし、だからこそ大学でそういうことを学ばせているんだと思います。

今日は『国内の「本当に強い大学」ランキング トップ5』をご紹介しました。