サッカー 最新FIFAランキング トップ3(2014/4/21)
月曜日は「スポーツ」。
今日は、ワールドカップ開幕まで2ヶ月を切った
サッカーに関するランキングです。
第3位【 ポルトガル 】
第2位【 ドイツ 】
第1位【 スペイン 】
こちらは最新のFIFAランキングです。日本は3月に比べひとつ順位をあげて、現在47位にランクインしています。ちなみに、日本がワールドカップで対戦する国のランキングを見ると、コートジボワールは21位、ギリシャは10位、コロンビアは4位となっています。
そして、日本代表のワールドカップ本戦前の公式戦は、5月27日の壮行試合・キプロス戦のみ。こちら最善の準備を期待したいところです。
さて、今回のランキングを発表している「FIFA(国際サッカー連盟)」は、ひとつの競技でみると世界最大の組織です。209の国と地域が加盟するFIFAでは、サッカーに限らず世界のスポーツ界で活躍する人材を育てるべく、通称「FIFAマスター」と呼ばれる大学院を設けています。
およそ10ヶ月をかけて、イギリス・イタリア・スイスでスポーツに関する様々な英才教育を行っているのですが、昨年、元・日本代表キャプテンの宮本恒靖さんがこちらを卒業しました。先日、その宮本さんに中西さんがお話を伺いました。
中西:FIFAマスターに行ったサッカー選手としては日本人で初めて、またプロのサッカー選手としても世界で2人目だそうですね。
宮本:今年やっているのが14期生で、三百何名かが卒業している中で元サッカー選手はふたりだけですね。
中西:ほぼ缶詰状態だと伺いましたが、何を学ぶんですか?
宮本:まずスポーツの歴史をイギリスで学び、ミラノに移ってスポーツの経営学、最後にスイスでスポーツの法学を学びます。僕のクラスは24ヵ国から30名が集まって、皆で移動していました。
中西:それはチームで活動する、ということですか?
宮本:一番最後のグループワークをチームで行うんです。授業は全部英語でした。
中西:その授業自体が、世界のスポーツ…特にFIFA(国際サッカー連盟)やIOC(国際オリンピック委員会)で実際に現在起こり得るような事象を考えながら実行に移していくんですよね。
宮本:本当に考えるフィールドが広くて、グローバルに考えるので刺激的ですし、日本でずっとサッカーをやって来た人間からすると、すごく羨ましいと感じるところも多々ありましたし、こういうところで働けたら楽しいだろうと思いました。
競技だけではダメですし、マーケティング的な視点だけでもダメ。法律的・歴史的なバックグラウンドも含め、トータルに知っていることが成功につながると思います。
例えば、日本でオリンピックの話が出たときに、経済効果やインフラの変化が全面に出てきて、あと6年で何が出来るのか?という話になります。それも事実ですが、そうではなくて、2020年のあとに何か残るのか?ということなんです。人の心に何が残るのか?子どもたちに対してのインパクトは何なのか?ということがあまり語られていないのが現状ですからね。
でも、2002年にサッカーのワールドカップを見た日本の子どもたちがサッカーを始めて、ずっと続けてきて、それが今の日本のサッカー界にもたらしている功績はすごく大きいじゃないですか。それがまたつながっていくし、人に対するインパクトをもっと考える必要があると思うので、そういったことを感じてもらいたいですね。それがやっぱり“スポーツの力”だと思うので。
宮本さんのFIFAマスターでの経験やこれからの日本サッカー界への思いを綴った本『日本サッカーの未来地図(出版社:株式会社KADOKAWA 1404円)』は現在好評発売中です。皆さんもぜひ手に取ってみて下さい。
今日は『サッカー 最新FIFAランキング トップ3』をご紹介しました。