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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2014/2/7)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。


■ソチ五輪の女子モーグル予選で7位につけた、上村愛子

■イタリア人青年との結婚を発表した、宇多田ヒカル

■新人バレエダンサーの登竜門「ローザンヌ国際バレエコンクール」で優勝した高校生、二山治雄

■第48回スーパーボウルを制し、初のNFL王者となった、シアトル・シーホークス

facebookページでの皆さんの投票は、1位 上村愛子となっていますが
今週、中西さんが注目したのも…


女子モーグル、上村愛子



今日、開会式を迎えるソチオリンピック。それに先立って6日に行われた女子モーグル予選で
上村愛子選手は、21.01ポイントの7位で予選を通過。8日の決勝に進みました。
難しいコースで、エアをきれいに決め、得意のターンでも確実にポイントを稼いだ上村選手のコメントです。




「今日は、すごく落ち着いているのと、あとは絶対負けてられないという気持ち、コースとか雰囲気に
絶対飲まれないように、いい滑りをみなさんに見せられるように、がんばりたいという気持ちでスタートが
できたので、今までと全く違いました。
今度、決勝は3本滑らなければいけないんですけど、どういうふうにスピードを上げて行こうとか、
どういうふうにアタックしていこうとか、絶対にここは全力で行かなければいけないところが、何本か
あるんですよね。だからそこをしっかり見極めてやっていきたいなと思います。」


女子モーグル決勝は、明日の深夜に行われます。
悲願のメダル獲得に向けて、悔いのないパフォーマンスを見せて欲しいなと思います。
というのも、上村は1998年長野オリンピックで五輪デビューを飾りましたが、
ライバル里谷多英選手が金メダルを獲得しましたが、上村選手は7位入賞でした。
以来4年ごとに、6位、5位、4位と、一つずつ順位を上げて行きましたが、
前回のバングーバーでは、みなさん覚えているかと思いますが、
「なんでこんな一段一段なんだろう」と涙を流しましたよね。
しかし、そんな上村選手。実は生まれたころから、試練の連続なんです。

まず、生まれつき心臓穴があいている「先天性心室中隔欠損症」。
人より疲れやすい体質を心配して、家族で兵庫県伊丹市から空気のいい長野県へ引っ越したのですが
それが、スキーと出会うきっかけにもなりました。
ただし、引っ越ししてから中学生の頃まで、上村選手はいじめにあっていました。
グローブを隠されたり、大事なスキー板を傷つけられたり・・・。ついにはスキー部を辞めてしまったのです。
そんな上村選手を母は、
「愛子が人に嫌がらせをされるようなことをしてないという自信があるなら、
そんなことに負けずに、もっと強くなりなさい。
用具だけだなく、愛ちゃん自身に危害を加えられるようなことがあれば、お母さんに絶対に言いなさい。
お母さんが愛ちゃんを守ってあげる」と励ましました。

練習に励んだ上村選手、1994年のアルペンスキーから里谷選手に影響を受けてモーグルに転向。
才能を開花させて98年の長野、02年のソルトレイク、06年のトリノ、10年のバンクーバー、
そして今回のソチと、第一線で戦い続けています。

里谷多英選手が金メダルをとれている一方で、メダルがとれていないということもあるんですが、
上村愛子選手が続けてきた理由として、「攻め切れなかった」ということを以前から話をしてますよね。
そういう意味では、今回のオリンピックでは、攻めの滑りを見せてメダル獲得を目指して欲しいと思います。


決勝は、現地時間の午後10時に開始なんですけど、上村愛子選手は基本的にナイターが好きなんですよ。
ナイターは雪質を含めて難しい部分があると思うんですけど、その中で攻めの滑りを見せられれば、
表彰台も十分あると思います。

今週は、女子モーグル予選を7位で通過、決勝に進出した上村愛子に注目しました。