2014 秋 魅惑の食堂列車オススメランキング ベスト3(2014/10/30)
木曜日は、「カルチャー」。
全国的に紅葉が美しい季節となってきました。
ここ数年、秋の行楽シーズンに向けて
全国の鉄道各社が趣向を凝らした「食」の列車を走らせています。
そこで今日は、レイルウェイ・ライターの岸田法眼さんに
『2014 秋 魅惑の食堂列車オススメランキング ベスト3』
を伺いました。
第3位【 明智鉄道 急行大正ロマン 1号 】
明智鉄道の急行大正ロマン1号は、岐阜県の恵那から明智を結ぶ食堂列車で、21世紀に入って初めて食堂車を設定した列車です。食堂列車の火付け役なので、ぜひ1度は行っていただきたいですね。
この食堂列車は普通の車両にテーブルを付けたもので、定員は30名。メニューは全て和食で、季節や日によってメニューが異なります。価格は往復運賃と食事代込みで、料理の内容によって4千円と5千円に分かれています。
田舎の原風景が流れる車窓は和食にピッタリ。各駅停車よりもゆっくりと走るので、ひとときのスローライフを味わえます。ちなみに今は「キノコ列車」といって、地元で採れたキノコをふんだんに使った秋限定のお料理が楽しめます。なお、恵那〜明智間の所要時間は53分です。
第2位【 肥薩おれんじ鉄道 おれんじ食堂 】
肥薩おれんじ鉄道のおれんじ食堂は、主に熊本県の新八代から鹿児島県の川内までを結びます。この列車の特長は、鉄道デザイナーの第一人者・水戸岡鋭治さんが手がけた車両で、木のぬくもりがあり、沿線の海を楽しめる作りになっています。
お食事は地元の有名な料理屋さんをそろえていて、例えばランチタイムは「黒豚みかく亭」の自家製生ハム、ボローニャソーセージ、時季によってはタケノコの柚子味噌焼き、金柑甘露煮などが味わえます。価格は食事によって異なりますが、およそ1万円〜2万円。
何といっても、車窓から流れる大海原があなたの心を和ませてくれます。3時間を超える長旅ですので、じっくり旅の気分を味わいたい人にオススメです。
第1位【 JR東日本 東北エモーション 】
JR東日本の東北エモーションは、青森県の八戸から岩手県の久慈までを走る列車で、昨年の秋にデビューした比較的新しい食堂列車です。外装は北東北の冬景色を連想させる、真っ白な車体が強いインパクトを与えます。この列車の魅力は2号車にライブキッチン車両があり、シェフが調理する様子を見ることができます。例えば、八戸〜久慈間はランチコースになっていて、東北の食材をふんだんに使ったコースを楽しむことができます。
内装は落ち着いた雰囲気で、1号車には食堂列車ではめずらしい4人用個室があります。それらは全て海側に設置されているので、鮫駅からしばらくの間は太平洋を心ゆくまで満喫できます。所要時間はおよそ1時間50分で価格は7200円。ぜひ、東北の元気な姿をお楽しみください。
以上、レイルウェイ・ライターの岸田法眼さんがおすすめする食堂列車のトップ3でした。
皆さんも、紅葉が美しく食べ物も美味しいこのシーズン、どこかにお出かけしてみてはいかがでしょう?
今日は『2014 秋 魅惑の食堂列車オススメランキング ベスト3』をご紹介しました。