番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2014/5/30)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週、番組が注目したのは、この4組です。
■サッカー女子アジア杯を初制覇した、日本代表なでしこジャパン
■ダービーマッチを制し、10度目のCL優勝を成し遂げた、レアル・マドリード
■トマス杯で初優勝!世界一に輝いた、バドミントン男子日本代表
■バレエ界のアカデミー賞「ブノワ賞」を受賞した、木田真理子
facebookページでの皆さんの投票では1位 なでしこジャパンとなっていますが、
今週、中西さんが注目したのはこちら!
世界一に輝いた、バドミントン男子日本代表
インドで行われていたバドミントンの、男子・国・地域別対抗戦「トマス杯」で日本は、25日の決勝でマレーシアを破り初優勝。歴史的な快挙を成し遂げました。すごかったですよね。
「トマス杯」は65年を数えるバドミントン大会の権威で、代表各国から4名から10名の選手が選出され、チームを構成します。シングルス3試合とダブルス2試合の計5試合のうち、3試合に勝ったチームが勝利となります。
日本はこれまで3位が4回ある程度で、中国、インドネシアなどの強豪国には歯が立りませんでした。この10年を振り返っても、インドネシアの5連覇に続いて中国が5連覇中と続いていました。
しかし今年の「トマス杯」、日本は準決勝で中国の6連覇を阻む殊勲の勝利を挙げると、初めての決勝でマレーシアと対戦しました。第1シングルスは、田児が世界ランキング1位の選手にストレート負けしましたが、第1ダブルスの早川、遠藤組は逆転勝ち。第2シングルスの桃田も勝って、優勝にリーチをかけますが、第2ダブルスの園田、嘉村組が敗れ、2−2で迎えた第3シングルスで、上田が勝って、6時間に渡る死闘の末、優勝をつかみ取りました!
決まった瞬間、コートに寝ていましたけれど、それぐらい体力をすべて使い果たしたのでしょうね。
元バドミントン選手の潮田玲子さんは、
「ブラジルやスペインを破ってサッカー日本代表がW杯に勝ったようなもの!」と
男子代表の大健闘を称えました。サッカー日本代表がブラジルに勝ったらそれはすごいことですからね。
6連覇を断たれた中国のメディアも、
「中国の黄金時代は終わった。日本は学ぶことに長けている」と日本の強さを認めていました。
今回の優勝の要因の一つは、2004年にバルセロナ五輪で韓国男子を金メダルに導いた、パク・ジュボンを、監督に招へいしたこと。国際大会に積極的に出場し、技術、メンタル面の向上を図ったことがあげられるようです。やっぱり、海外での戦いに慣れることは重要ですからね。
そして「オグシオフィーバー」で競技人口が増え、協会の増収分をジュニア強化に充てたことも一因といわれています。潮田さんも貢献しているわけですよね。そこから田児や、園田、嘉村が育ち、2年前には桃田が世界ジュニアを制したということです。
悲願の初優勝を遂げた日本代表は、26日にインドから帰国しました。
主将の早川は「優勝は信じられない。メジャーじゃない僕たちも、ようやく注目してもらえるときがきた」と
コメントしています。メディアの扱いなんですが、僕はもっとやって欲しいなと思います。バドミントンがメジャーになるようにこれからもっと頑張っていって欲しいです。本当におめでとうございます!
今週のウィークリー・パーソン、トマス杯で初優勝し、世界一に輝いたバドミントン男子日本代表に注目しました。