青山ブックセンター六本木店の週間総合売り上げランキング(2013/8/29)
木曜日は、「カルチャー」。
今日は、青山ブックセンター六本木店の
週間総合売り上げランキングTOP5をご紹介!
第5位 ジャック・ケルアック『 オン・ザ・ロード 』(河出文庫)
第4位 池井戸潤『 オレたち花のバブル組 』(文藝春秋)
第3位 池井戸潤『 オレたちバブル入行組 』(文藝春秋)
第2位 佐々木紀彦『 5年後、メディアは稼げるか 』(東洋経済新報社)
第1位 樋口毅弘『 タモリ論 』(新潮社)
以上、青山ブックセンター六本木店の週間総合売り上げランキングTOP5でした。
7月半ばの発売以来、青山ブックセンター六本木店で売り上げ1位を続けているのが
雑誌編集者・ライターを経て作家になった、樋口毅弘さんの『タモリ論』。
10代から30代の皆さんにとって、タモリさんといえば「笑っていいとも!」の
イメージでしょう。しかし、もう少し年上の40代から50代の皆さんにとって
タモリさんはアングラなお笑い芸人というイメージが強いかもしれません。
そんなタモリさんが、平穏なお昼のテレビ番組の司会を30年以上も続けるとは
誰も想像していなかったでしょう。この本には、そうした謎や若い世代が何となく
タモリさんを「スゴい」と思う理由が隠されているようです。
青山ブックセンター六本木店の松石さんと中田さんに、この本の推薦コメントを頂きました。
中田さん:タモリさんは「笑っていいとも!」で毎日見てきて、何となく凄いなぁ…と
思っていましたが、改めてこの本を読んでみると、四半世紀以上お昼の生放送の司会を務めていて
普通であればノイローゼになりそうな仕事をされているのに、そうならないのは
自分にも他人にも、何ひとつ期待をしていないから。“絶望大王”と表現していますが
その部分について、この本ではいくつものエピソードを交えて紹介しています。
その中で、これまで何となく凄いなと思っていたところが改めて具体的に分かるのが
この本の良いところだと思います。
松石さん:お昼の12時にテレビをつけると、タモリさんの存在と「笑っていいとも!」を
放送しているという状況が、私たち日本人にとっていつの間にか当たり前になっていますが
2011年の震災のあと、しばらく番組の放送がなかったときに初めて“タモリさんがいない”
ということが、自分にとっての非日常になっているのかを細かいエピソードも交えて
書かれている書籍です。
中西さんは「僕も高橋さんも毎日生放送をやっていますが、これだけ長い期間続けて
来られたというのはとても尊敬しますし、あとはこの本の第一章に出てくる、赤塚不二夫さんの
告別式でタモリさんが読んだ弔辞…あれは台本があった訳でもないですし、そういうものを
ご自分の言葉で伝えられる方というのは、きっと普段そういう部分を消して他の方が活きるように
振る舞っていらっしゃるのでしょうから、我々もそういう部分を見習っていきたいですね。」
とおっしゃっていました。中西さんはこの本を若い方が読んでみては?とオススメしていましたよ。
今日は『青山ブックセンター六本木店の週間総合売り上げランキング』をご紹介しました。