番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…（2013/8/16）
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」！
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この４組をピックアップしました。
■世界陸上で悲願のメダル獲得！女子マラソン銅メダルの福士加代子！
■広島・長崎に続き、沖縄も訪問。平和へのメッセージを発信した映画監督、オリバー・ストーン！
■11日の広島戦に勝って、江夏・松坂以来となる
「高卒ルーキーによる対5球団勝利」を達成した、阪神・藤浪晋太郎！
■男子ゴルフ「全米プロ」でメジャー初制覇を果たした、ジェイソン・ダフナー！
facebookページでの皆さんの投票は、1位福士加代子、2位がオリバー・ストーンとなっていますが
今週、中西さんが注目したのは…
福士加代子！
現在モスクワで行われている世界陸上。初日に行われた女子マラソンで、日本の福士加代子が
2時間27分45秒で見事銅メダルを獲得しました。世界選手権の女子マラソンで日本勢がメダルを獲得したのは
2009年ベルリン大会で銀メダルを獲得した尾崎好美以来2大会ぶり、11人目となります。
3000メートル、5000メートル、ハーフマラソンの日本記録保持者でもある福士選手は
2004年のオリンピック・アテネ大会から、北京・ロンドンと3大会連続で1万メートルに出場。
ただし、北京とロンドンではマラソンでの代表を目指したものの、代表落ちしてのトラック競技出場でした。
日本の長距離界を代表するランナーと言われながら、フルマラソンではなかなか結果を残せなかった
福士選手。その課題は、レース後半で失速してしまうことでした。
モスクワでの世界選手権当日。この日も30キロ手前で先頭集団から遅れますが、これまでと違って
ここから粘りの走りを見せます。35キロを過ぎたところで3位を走っていたエチオピアのメルカムを捕らえ
メダル圏内に入ると、その後メルカムが途中棄権。福士選手を脅かす選手がなくなり、
最後は笑顔でゴールしました。
実は福士選手、世界選手権の直前に欠場寸前まで追い込まれていたそうです。
というのも、3月末にインフルエンザにかかり、さらに自律神経に不調をきたして
栄養失調で5月上旬まで練習が出来なかったそうです。
そんな状況でも持ち前の明るさとガッツで何とかモスクワに間に合わせた福士選手。
それだけに喜びもひとしおで
ゴール後には何とも福士選手らしいこんな言葉で何度も喜びを表現していました。
「みなさん取りましたぁ。ありあとざいまーす！」「すごいじゃーん！がんばった。ホントにがんばった。」
金メダルを獲ったケニアのキプラガトよりも喜びを爆発させて、笑顔を輝かせていた福士選手。
つられて笑顔になった方も少なくはないのでしょうか。
今週は、世界陸上で悲願のメダルを獲得した、女子マラソンの福士加代子選手に注目しました。
