メジャーリーグにおける日本人投手の通算勝利数ランキング(2013/7/29)
月曜日は「スポーツ」。
今日は、メジャーリーグにおける
日本人投手の通算勝利数をご紹介します。
第3位【 大家友和 】…51勝
第2位【 黒田博樹 】…67勝
第1位【 野茂英雄 】…123勝
こちらは、メジャーリーグにおける日本人投手の通算勝利数で、
このうち今も現役で投げ続けているのは、
2位にランクインしたヤンキースの黒田博樹投手のみです。
ダントツで1位となった野茂英雄投手は、1995年〜97年までと2001年〜03年までの2度
3年連続の2ケタ勝利を記録していますが、その記録を破ったのが黒田投手です。
先週金曜日に行われたレンジャーズ戦で、7回100球・6安打無失点という素晴らしい内容で
今シーズン10勝目をマークし、日本人投手初となる4年連続での2ケタ勝利を成し遂げました。
ちなみに現在の防御率は2.51、アメリカンリーグの防御率ランキングで2位につけています。
黒田投手は1996年に広島カープに入団し、2005年にはセ・リーグ最多勝利を記録。
2008年に渡米後、まずはドジャース、そして昨シーズンからはヤンキースで活躍しています。
広い北米大陸で行われるメジャーリーグは、暑さ・寒さ・そして2000メートル近い標高など
様々な環境で行われます。特にこの時季は、気温が40度近くになる中で行われる試合も多く、
ピッチャーは制球に神経を使います。このことについて黒田選手はこんなことを言っています。
「広島カープ時代に投げた広島市民球場は、無風になることが多く、サウナのような環境の中で
制球力は随分鍛えられました。プロとして市民球場で育ったことは大きな経験となっています。」
高速スライダー、高速フォークの威力はよく知られていますが、打線の援護が少ない中で
ギリギリの勝負をモノにするというのも、黒田投手が登板する試合の大きな特徴。
技術だけでなく、強いメンタルも持ち合わせた選手です。
日本人選手が本格的にメジャーリーグで活躍するようになったのは、野茂英雄さんが
ドジャースと契約した1995年以降のことです。以来20年が経とうとしているなかで
メジャーにも、日本人選手が戦略の柱になっているチームが増えてきました。
黒田投手は現在38歳、ベテランの域に入ってきましたが、その経験が大きな力になる場面は
今後ますます増えていきそうです。シーズン後半はまだ始まったばかりですから
これからどこまで勝ち星を伸ばすことが出来るか、後半戦の活躍にも期待したいところです。
今日は『メジャーリーグにおける日本人投手の通算勝利数ランキング』をご紹介しました。