番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2013/7/19)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■セ・リーグで今シーズン2ケタ勝利一番乗りを果たしたヤクルトのルーキー、小川泰弘!
■11年ぶりの来日公演開催を発表した、ポール・マッカートニー!
■芥川賞を受賞した「爪と目」の藤野可織さんと、直木賞を受賞した「ホテルローヤル」の桜木志乃さん!
■米メジャーリーグ・オールスター戦でMVPを獲得したヤンキースのクローザー、マリアノ・リベラ!
facebookページでの皆さんの投票は1位が藤野可織さんと桜木志乃さんとなっていますが、
今日、中西さんの代わりにパーソナリティーを務めた仲野博文さんが注目したのは…
マリアノ・リベラ!
アメリカ・メジャーリーグのオールスター戦は、16日にニューヨークのシティ・フィールドで行われ
アメリカン・リーグが3-0でナショナル・リーグを下し、4年ぶりに勝利しました。
そしてMVP=最優秀選手に選ばれたのは、8回に登板して1回を三者凡退に抑えたヤンキースのクローザー、
マリアノ・リベラ選手でした。抑えの投手がMVPを受賞したのは史上初めてのことで、さらに43歳での受賞は
最年長というおまけ付き!今季で現役引退を表明している名選手に、またひとつ勲章が増えました。
リベラは1969年パナマ生まれ。もともとはプロサッカー選手を目指していましたが、ケガで断念し
一時は漁師で家計を支えていたそうです。そして20歳のときにテスト入団でヤンキース入り。
入団5年目の1995年、メジャーに昇格しましたが、先発して打ち込まれマイナー落ち。
その後中継ぎに転向し、徐々に信頼を得て1997年からはクローザーを務めるようになりました。
リベラは、昨日の時点でメジャー最多の通算608セーブを挙げている不動のクローザーと言えるでしょう。
アメリカで実際にリベラの登板をご覧になったという仲野さんは、こんな風におっしゃっていました。
僕はリベラ投手の投げる姿を実際にアメリカの球場で4、5回見ているんですが、その球場というのが
ヤンキースのライバルチーム、ボストン・レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークなんです。
レッドソックスのファンは普段、ヤンキースの選手に対して激しいブーイングを投げかけるんですけれど
リベラ選手と現役当時の松井秀喜選手に関しては、なぜかレッドソックスのファンもブーイングを
止めてしまうという、独特のオーラがありました。リベラ選手は直球をほとんど投げずに、いわゆる
“カットボール”と呼ばれる球のみで608セーブを挙げていて、ヤンキースのキャプテン・ジーターとともに
名門・ヤンキースの象徴的な選手ですので、今季限りでユニフォームを脱ぐということが残念でなりませんが
これからの後半戦そしてポストシーズンにワールドシリーズと、少しでも長くその勇姿を見せて欲しいですね。
今週の「ウィークリーパーソン」は、ヤンキースのクローザー、マリアノ・リベラに注目しました。