ベスト・オブ・ケンミン大発表!(2013/5/3)
ゴールデンウィークの今週は
スペシャル企画でお届けします。題して…
『ケンミンまるごと大調査!』
文藝春秋から発行されている『ケンミンまるごと大調査』の著者
木原誠太郎さんに、毎日日替わりのテーマで伺います。
ここまで「キャプテンに向いているケンミン」「お金遣いの荒いケンミン」
「カラオケで盛り上がるケンミン」「恋愛に積極的なケンミン」と
様々な切り口で「県民性」を探ってきましたが、
今回の調査は、およそ3万2000人を対象に行った225問の
アンケート結果を「ディグラム」という心理的手法で分析した
様々なデータを平均化したものです。あくまでも相対としてのデータであり
全員がそうだという訳ではありませんので、ご了承ください!
…というエクスキューズを踏まえ、ラストの金曜日はそのまとめ。
優れた人間性、可能性を秘めた「県民の中のケンミン」
木原さんも憧れる“ベスト・オブ・ケンミン”を伺いました。
木原さん:「長崎県」ってすごく良いなと思ったんです。なぜかというと、大人なんですね。
“受け入れる懐の深さ”を持った大人だと思います。長崎はもともと港町なので
新しいものを受け入れながら取捨選択していき、それを肥やしにしていく…そういった傾向は
横浜の神奈川県や神戸の兵庫県にも見られたのですが、長崎県は際だっていましたね。
今回、分析をしていてそれがすごく良いと思ったんです。なにか一つのことに固執していて
それが良い・悪いという訳ではないのですが、これからの時代「受け入れるものは受け入れる」
「いらないものはいらない」というスタンスが大事だと思うんです。
長崎県は歴史的にも、日本の西洋文化の玄関口であったり
キリスト教ゆかりの地であったり、新しい文化との交流が活発な土地で
「受け入れる」「取り込む」という県民性が醸成されているのかもしれません。
ちなみに長崎県出身の著名人は、福山雅治さん、前川清さん、美輪明宏さん、役所広司さん、
仲里依紗さん、サッカーVファーレンの高木監督など。明るく人を惹きつける人が多いですね。
木原さんは「色々なことが不確実な時代にあって、良いものは積極的に取り入れ、
不要なものは迷いなく捨てる長崎県人の資質こそが、これからの日本には必要。」
ともおっしゃっていました。これに対して中西さんは、「確かに日本という国はこういうことが
得意な国民性だと思いますし、長崎県の人は特にそれが顕著に表れているのかもしれませんね。」
とおっしゃっていました。あなたの周りに“ベスト・オブ・ケンミン”はいますか?
今日は『ベスト・オブ・ケンミン』をご紹介しました。