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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2013/3/22)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。


■2シーズンのブランクを克服し、世界選手権で圧勝した
 フィギュアスケーター、キム・ヨナ!

■プロ初ホームランを放った“二刀流プレーヤー”
 北海道日本ハムのルーキー、大谷翔平!

■“建築界のノーベル賞”といわれる「プリツカー賞」を受賞した
 日本人建築家、伊東豊雄!

■推定年収4650万ドル!メッシを押さえ
 サッカー界で最も稼いだ男、デイビッド・ベッカム!

facebookページでの皆さんの投票は、1位が大谷翔平となっていますが
今週、中西さんが注目したのは…


女子フィギュアの女王、キム・ヨナ!


カナダで行われたフィギュアスケートの世界選手権で、今季2シーズンぶりに復帰した
バンクーバーオリンピックの金メダリスト、韓国のキム・ヨナが優勝し、
再び世界の頂点に立ちました。「レ・ミゼラブル」の音楽に乗って華麗な舞を披露した
彼女の演技は、終了前からスタンディング・オベーションが起きるほど。
世界選手権での優勝は2度目で、ショートプログラムとフリーの合計得点「218.31」は
今季の世界最高得点という完全勝利でした。


キム・ヨナは2010年のバンクーバーで金メダルを獲ったあと、翌年にモスクワで行われた
世界選手権では2位に終わり、その後は国際大会への出場を見送ってきました。
選手としての今後に悩み、一部では「そのまま引退するのでは?」という見方も
されていましたが、昨年の夏「2014年のソチ五輪まで競技を続け、その後引退する」
として復帰を宣言し、本格的な練習を再開しました。
そして先日、2年ぶりに出場した世界選手権で圧倒的なパフォーマンスを見せて優勝。
11ヶ月後に迫ったソチ五輪に向けて弾みをつけました。


キム・ヨナは5歳でスケートを始め、2002年、12歳のときに初めて国際大会で優勝。
以来、ジュニアからシニアまで、ライバルの浅田真央と競い合いながら技術を磨いてきました。


浅田がジャンプやステップなど、ひとつひとつの技を磨いていったのに対して
キム・ヨナの特徴は“流れと表現の美しさ”と評されています。3回転半を跳ぶわけでもなく
ステップが格段にうまいわけでもなく、それでも世界最高得点をたたき出すのは
演技の一つひとつをミスなくこなし、全体を美しくまとめ上げることに優れているということ。
ソチ五輪に向けて、今後さらに技術点の高い演技を積み重ねていけば、
もはやライバルたちは追いつくことは難しいでしょう。


しかし逆に、高ポイントの演技を多くプログラムに取り込んでいる浅田は
ミスを減らしていけば勝機は十分にあるということ。11ヶ月後のソチ五輪に向けて
キム・ヨナと彼女を追うライバルたちがどう成長していくのか、ストーリーは続きます。


今週の「ウィークリーパーソン」は、女子フィギュア女王のキム・ヨナに注目しました。