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「動画検索」が最も多かったTOP5(2013/12/5)

カテゴリー:1113
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木曜日は、「カルチャー」。


今日は、Yahoo Japan「2013年検索ワードランキング」
総合ランキングより「動画検索」が最も多かったTOP5をご紹介!



第5位 『 クレヨンしんちゃん 』

第4位 『 パズル&ドラゴンズ 』

第3位 『 嵐 』

第2位 『 AKB48 』

第1位 『 進撃の巨人 』


1位の『進撃の巨人』もとは別冊「少年マガジン」に連載されている諫山創さんの
コミックで、今年アニメ化されたため「動画検索」で1位になったのでしょう。
コミックは単行本11巻で、売上累計2500万部に達しています。


こちら「大ファンだ!」と叫びたい方もいらっしゃるでしょうし、
気になっていた方、一方で全く知らなかったという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今日は「大ファン」を自認する早稲田大学文学学術院準教授の
市川真人さんに大まかなストーリーをご紹介いただきました。


ある時代のある大陸。かつで繁栄を誇った人類の大半が“巨人”によって
滅ぼされたため、その巨人から身を守るために人類は3重の円形の壁の中で暮らしています。
とはいえ、前回の巨人の襲撃から100年。巨人たちの襲撃も伝説となりつつあったある日、
城壁の高さを超える超大型の巨人が出現し、破られることのなかった壁を破ります。
そこから様々な大きさの巨人がなだれ込み、人々を殺し、町を暗い恐怖の渦に巻き込んでいく。
その中に主人公の少年“エレン・イェーガー”もいました。彼は幼なじみのミカサ、アルミンと
内側の壁に逃げ込みます。そこから数年、エレンたちは巨人から町を守るための
兵団に加わります。エレンたちが訓練生として配属された頃、再び巨人の襲撃に遭遇。
まだヒヨッ子同然のエレンたちはいきなり戦いに巻き込まれ、最初に登場してきた
キャラクターが何人も、そこであっさりと死んでしまいます。生きることさえ必死の
戦いの中で、主人公のエレンもついに巨人に体を飲み込まれます。しかしそのエレンが
何故か巨人化して町に戻ってきます。戻ってきたエレンのサイズは元の人間に戻るので
彼は果たして敵か味方か…上司や同期の若い兵士たちは疑心暗鬼になりつつ
エレンと一緒に人間が巨大化する謎、巨人の謎を壁の外側に探りに行く、という物語です。

そして、市川さんは『進撃の巨人』のどんなところにはまっているのでしょう。


『進撃の巨人』をひと言でいうと「驚きに次ぐ驚き」。
敵は巨人で人間がそれと戦う話ですが、味方だと思っていた人が実は敵で…という構造が
あちこちにあるストーリーです。「あの人は味方だと思っていたけれど敵なのか!」と分かると
「もしかしてあいつも…」と想像が止まらなくなる。ある意味“疑心暗鬼”が楽しいマンガ。
今までのミステリーにもそういう仕掛けはありましたが、これは敵が「巨人」でこちらは「人間」。
その部分の敵・味方関係は変わらないだろうと思って読み進めていくと、主人公が
「巨人」になってしまい、もう敵・味方の関係性がおかしくなってくる。
そこから、次から次へと…楽しくてたまりません。大まかなストーリーだけだと
「子ども向け」と思うかもしれませんが、読んでいくうちに、自分たちが見ていたストーリーは
全く違う物語の一部に過ぎない。あるいはだまし絵の様に、今まで人の顔だと思っていたものが
実は壺だった…という風に次々と気づかされます。そうなると、今まで読んだ部分を
読み返さずにはいられなくなるんです。しかも読み返すと、「もしかしてここも伏線かも」と
新たな謎に気づき、そのことによってまた見え方が変わってきます。とにかく同じ話でも
読めば読むほどに新しい発見があり、そこが大人も含めて巻き込んでいく面白さでしょう。

皆さんいかがですか?『進撃の巨人』すでに万里恵さんははまっているそうで、
中西さんはじめスタッフもかなり気になっていた様子。コミックは現在11巻まで
発売されていますので、今からならまだ間に合いそうですね。


今日は『「動画検索」が最も多かったTOP5』をご紹介しました。