番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2013/11/22)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■トーセンラーでマイルチャンピオンシップに勝利。
G1通算100勝目を達成した騎手、武豊!
■FIFAランク5位の強豪・ベルギーに3-2で勝利した、サッカー日本代表!
■今季4勝目を挙げ、賞金女王争いでトップに躍り出た横峯さくら!
■優れた人権擁護活動を称える「サハロフ賞」を受賞した、
パキスタンのマララ・ユスフザイ!
facebookページでの皆さんの投票は1位がサッカー・日本代表でしたが、
今週、中西さんが注目したのは…
サッカー・日本代表!
サッカー日本代表は今月のヨーロッパ遠征で、16日のオランダ戦は2-2のドロー
19日のベルギー戦は3-2で逆転勝利を挙げました。
中西さんは今回の遠征をこう振り返りました。
皆さんはいったい、日本代表の何が10月のセルビア戦・ベラルーシ戦と
変わったのかと思っていらっしゃるかと思いますが、このセルビア戦とベラルーシ戦に
負けたことも、日本代表が良くなっていることの要因のひとつです。というのも、
自分たちがどういうサッカーをしていくべきか、暗中模索しているところがありましたが
今回はシンプルに、自分たちの良いところを出していこう、という気持ちが出たこと。
そしてもうひとつは、メンバーを変えたことです。いくらベストメンバーが決まっていても
チームに“メンバー固定”という一番の弊害が生まれると、チームは活性化しません。
とにかく一番重要なことは、「透明性」と「競争力」です。
「透明性」とは、どうやったら試合に出られるかという評価基準をきちんと設けること。
良いプレーをすれば試合に出られるということで「競争力」が生まれ、
それによってチームが活性化していきます。今回も実際、大迫が得点を挙げたことで
柿谷も刺激を受けたでしょうし、遠藤と長谷部も“不動のボランチ”と言われていましたが
山口が出たことでピリッと刺激を受けたことと思います。みんなその“競争”を
受け止められるようになったことが、今の日本代表の強さだと思います。
そして攻撃のポイントは何と言っても「細かいパス回しからの崩し」です。
日本は非常に上手く“斜め”を使えるようになりました。サッカーの攻撃は縦に行かないと
当然ながら得点は生まれませんが、ゴール前に行けば必ず縦は消されます。
そのときに斜めが使えるようになると、非常に効率よくボールを回せますし崩せます。
実際、岡崎が決めたベルギー戦の3点目は、長谷部からの「斜め」→柿谷からの「斜め」で
ゴールを決めています。しかもそれをワンタッチでやったという。あのあたりが
今の日本代表が本当にやりたかったことです。これは今後、当然研究されてくると思いますが
それでも、それを凌駕するだけのプレーを阿吽の呼吸、そして以心伝心で行うことが出来れば
日本代表のワールドカップ優勝も見えてくるのではないかと思います。
12月6日、いよいよ日本代表はワールドカップの抽選会を迎えます。
今回の抽選会は本当にどうなるか分からないということですが、いまの日本代表は
世界の強豪国を相手にしてもひるまない自信を身につけてきていますから、
あとは我々が素晴らしい応援が出来れば、ワールドカップの優勝は近づくと思います。
今週のウィークリー・パーソンは、サッカー・日本代表に注目しました。