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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2013/10/4)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。


■新技「シライ」命名!体操の世界選手権でF難度の技を連発した17歳、白井健三!

■MLBアメリカンリーグの奪三振王を獲得した、テキサスレンジャーズ・ダルビッシュ有!

■プロ野球日本代表チーム「侍ジャパン」の監督に内定した、元ソフトバンク・小久保裕紀!

■今年の「ベストジーニスト」に選出された、嵐・相葉雅紀とローラ!

facebookページでの皆さんの投票は1位が白井健三、2位がダルビッシュ有でしたが、
今週、中西さんが注目したのは…


白井健三!


ベルギー・アントワープで行われている体操の世界選手権。今朝は男子個人総合決勝で内村航平選手が
金メダルを獲得し、前人未到の4連覇を達成。また、加藤凌平選手が銀メダルを獲得、という嬉しいニュースが
届きましたが、この大会で日本の期待の新星・白井健三選手が偉業を達成しています。


白井健三選手は神奈川県出身で、地元の岸根高校に通う17歳。今回の世界選手権では、
まだ誰も成功させたことがなかったF難度の大技、床運動の「後方伸身宙返り4回ひねり」を決め、
さらに跳馬でも「伸身ユルチェンコ3回ひねり」を成功させ、両方の種目で決勝に進出しました。
また、白井選手が決めたふたつの新技はそれぞれ、床で「シライ」、跳馬では同じ技を決めた
韓国の金熙勲選手の名前とあわせ「シライヒフンキム」と名付けられました。


身長161センチ、体重50キロとひときわ小柄な白井は、ふたりのお兄さんの影響で
3歳から体操を始めました。中学3年生のときには、床で全国2位に入るなど頭角を現し
昨年、高校1年のときに歴代最年少で日本代表入りを果たしました。その後もアジア選手権で
優勝するなど成長を見せ、今回も中心選手のひとりとして世界選手権に臨みました。


白井選手の技の完成度の高さは、現在の世界の第一人者・内村航平選手も
「ひねりすぎて気持ち悪い」と舌を巻くほど。まるで羽根でも生えているかのように
空中でのバランスが崩れません。白井選手は幼い頃から13年間「トランポリン」を使った
遊びを続けていて、空中の高い位置でバランスを取る中から「ひねり」の余裕が生まれたそうです。
ただし、現在はまだ「床」と「跳馬」のスペシャリストという存在。吊り輪やあん馬、
鉄棒などほかの種目での腕を磨き、総合力を高めていくのがこれからの課題です。


今大会を前に「小さい技をミスなくこなすより、失敗してもいいから大技をやりたい。」
と話していた白井選手。現地時間の5日には、いよいよ種目別の決勝に臨みます。
ここで結果を残し、今後の自信につなげて欲しいですね。


今週のウィークリー・パーソンは、日本体操界の期待の新星・白井健三選手に注目しました。
7年後の東京オリンピックのときは24歳。これからどこまで伸びるのか楽しみです。