プロ野球 セ・リーグの打率トップ3(2012/9/24)
月曜日は、「スポーツ」。
今日は、先週の金曜日に巨人のリーグ優勝が決まった
プロ野球 セ・リーグの現時点での
打率トップ3をご紹介します。
第3位【長野久義(巨人)】3割0分3厘
第2位【坂本勇人(巨人)】3割1分4厘
第1位【阿部慎之助(巨人)】3割4分1厘
トップ3は3人とも巨人の選手で、3年ぶり34度目の優勝を決めた攻撃の原動力が揃いました。
昨年のセ・リーグ首位打者だった長野選手、そして今年4月以降不動の3番となった坂本選手を抑えて
抜きん出ているのが阿部選手の数字です。“飛ばない”と言われた統一球が採用された昨年、
首位打者だった長野選手の打率は3割1分6厘でしたから、3割4分超えというのはかなり高いと言えるでしょう。
この打率を生み出しているのが“ツイスト打法”という、阿部選手独特の打撃スタイル。
ボールがインパクトした後、腰を逆回転させて体の開きを抑えるというものです。
日本ハムの稲葉篤紀選手、メジャーリーグ・ブルワーズの青木宣親選手もこのスタイルです。
バッドのスピードが速く、バランスの崩れが少ないのが特徴ですが、習得には腰
そして下半身が相当強くないと難しいとされています。
現在33歳の阿部選手。昨シーズンは6番、7番といった下位での起用がほとんどでした。
しかし今年は開幕で4番、その後一時5番となりましたが、8月以降は再び4番に復帰。
さらに正捕手、キャプテンと大きな仕事を果たしています。
原監督も優勝の際「このチームは慎之助のチーム」とコメントするほど
絶大な信頼を寄せるチームの柱となりました。
ちなみに阿部選手がホームの東京ドームでホームランを打った試合は、2010年7月以降
2回の引き分けをはさんで30連勝中。こういった要素も“頼りにされる”選手に求められるものでしょう。
そんな阿部選手、現時点では打率とともに打点でも98点とダントツのトップで2冠の状況。
さらに本塁打数は首位のヤクルト・バレンティン選手と3打差の26本となっています。
今後、本塁打数でも首位に立ち3冠王を獲得した場合、キャッチャーとしては1965年の
南海・野村克也さん以降、史上2人目となるそうです。巨人の残り試合数は「9」。
果たして、プロ野球界に新たな歴史を刻むことになるでしょうか。
今日は『プロ野球 セ・リーグの打率トップ3』をご紹介しました。