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世界のネット充実度ランキング(2012/9/13)

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木曜日は、「カルチャー」。


今日は、スイスに本部を置く
インターネット普及推進団体
「World Wide Web Foundation」が発表した
『世界のネット充実度ランキング』
をご紹介します。



第5位『フィンランド』

第4位『カナダ』

第3位『イギリス』

第2位『アメリカ』

第1位『スウェーデン』

この調査は61カ国を対象に、過去5年間のデータをもとに「通信インフラ設備の質」
「教育レベル」「ウェブ規制に関する政策」「インターネットの普及状況」
「ウェブがもたらす政治、経済、社会への影響」などを分析したもので、日本は20位。
ほかのアジア諸国では、韓国が13位、シンガポールが11位にランクインしています。


日々進化しているテクノロジーは、上手に使いこなしていれば便利なツールですが
依存しすぎることに警鐘を鳴らす専門家もいます。
25年にわたってテクノロジーと心の関係を調べてきた心理学者で、最近日本でも注目されている
『毒になるテクノロジー』筆者のラリー・D・ローゼン氏もそのひとり。
この本を翻訳した児島修さんに、その指摘について伺いました。


SNSが出てきてからは、常にインターネットとつながっている状態が当たり前になってきていて
朝起きてすぐベットから出る前や、夜中にふと目が覚めたときにもスマートフォンをチェックしてしまう
…ということを繰り返している人が増えてきています。テクノロジーが進化することにより
私たちのコミュニケーションのとり方も変わってくる中で、もちろん多くのメリットもありますが、
この本の著者はデメリットもあることを自覚すべきだ、と言っています。
テクノロジーを使いすぎることによって、身近な人とのコミュニケーションがおろそかになってしまったり
仕事や勉強に支障をきたしたり、自分のことばかりを語ってしまう、何気なく書いたことで
相手を傷つけてしまったりと、様々な弊害が考えられると思います。
それを自覚して、適度にテクノロジーを使うということを実践できれば、テクノロジーの良い面を
効果的に享受することができると思います。

…とお話ししてくださいました。ちなみに、ローゼン氏は反テクノロジー主義者ではなく
1970年代から仕事にもプライベートにもITテクノロジーを持ち込んでいる、いわば
“コンピューター第一世代”を自認している方なのだそうです。
しかし、立場上大がかりな調査を行ってみたところ、現代の「精神疾患」とも言える
症状が見られる人が多いことが明らかとなり、注意を喚起しているということです。


今日は『世界のネット充実度ランキング』をご紹介しました。