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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2012/8/10)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。


今週は、メダリストを中心に、この6組をピックアップしました。
■ロンドン五輪卓球女子団体で銀メダルを獲得した平野、石川、福原の卓球3姉妹!
■初出場で金メダル!女子レスリング48キロ級の苦労人、小原日登美!
■じん帯が切れていても金メダル!女子初の3連覇!レスリング63キロ級の伊調馨!
■残り1秒での同点劇!男子団体に初メダルをもたらしたフェンシング男子フルーレ日本代表!
■女子は銅!男子は銀!堅いチームワークでメドレーリレーのメダルを獲得した日本競泳チーム!
■銅メダル獲得!5位に終わった北京の雪辱を果たした、ハンマー投げの第一人者、室伏広治!

Facebookページの皆さんの投票では、
1位は卓球3姉妹、2位は伊調さん、3位は小原さんとなっていますが、
今日、中西哲生が注目したのは…


なでしこジャパン・佐々木則夫監督!

ロンドンオリンピック女子サッカー決勝、先ほどお伝えしました通り、
2対1でアメリカがなでしこを破って金メダルを獲得しています。

ただ、女子サッカーにおいて、オリンピックでの初メダルということで、
非常に大きなメダルだと思います。
前回の北京で銅メダルを逃し、ここから佐々木監督は常々言っていましたが
「我々は、あのベスト4のチームの中で唯一、金メダルを取るという意識が強くなかった。
だからこそ、4年後のロンドンでは、金メダルを狙って準決勝に臨むんだ。」という言葉通り
フランスを下して決勝進出を果たしました。

残念ながら、今日のアメリカ戦は2対1で敗戦だったわけですが、
今回のオリンピックにワールドカップ王者として臨んだなでしこ、
各チームに研究されながらも決勝戦までのぼってきたその偉業は素晴らしいものでした。
決勝でも日本を研究し尽くしたアメリカを相手に、2点を先行されたんですが、
1点を取って追い上げて、最後、同点かという場面まで追い詰めました。
ただ、今回の銀メダルは、素晴らしい偉業であると同時に、
4年後に向けての大きなスタートになったのではないかと思います。

そんなチームを率いたのが佐々木則夫監督。
選手達から「ダジャレおやじ」とか「ノリさん」とか、いろいろ言われてはいましたが、
本当に愛されている素晴らしい監督でした。
決勝戦が終わったあとも、選手達が泣きじゃくっている中、笑顔で慰めるという
いかにも佐々木監督らしい振る舞いが印象的でした。

その佐々木監督、今回のオリンピックで「僕自身の最終章」という言葉を残して、どうやら勇退宣言。
このあと監督を去ることになりそうです。
普段、温厚そうな監督が、いざという時に見せる強いリーダーシップこそが、
佐々木監督の魅力であって、それで選手達も絶大なる信頼を寄せてきました。
互いの信頼関係で、輝かしい歴史を刻んできた「なでしこジャパン」。
女子サッカー初のオリンピックでの銀メダルを胸に、一つの節目を迎えます。



この佐々木監督、澤選手、宮間選手を中心としたチームは、世界的なチームになりましたね。
日本だけではなく、世界の方々からも愛されるチームになりました。
僕は、女性サッカーというカテゴリの中で、初めてスタイルを確立したチームなのかなと思います。
パワーとスピードという海外のチームに打ち勝ってきた
なでしこの技術力、団結力、そして何より諦めない気持ちが、銀メダルに持ち上げたんだと思います。
このあと新しいなでしこが結成されるはずなんですが、
必ずしや4年後、アメリカを破っての金メダルを成し遂げてくれることと思います。