番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2012/4/20)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■49歳でメジャー勝利の最高齢記録を打ち立てた、コロラドロッキーズ・モイヤー投手!
■ドイツ代表待望論まで浮上!地元メディアも絶賛する、
シュツットガルトのサイドバック・酒井高徳!
■俳優・市民活動家に続き、今度は太陽光発電会社に就職した山本太郎!
■お悩み解決!何度でも毛が生える細胞の実験をマウスで成功させた、東京理科大・開発チーム!
facebookページでの皆さんの投票は1位がモイヤー、2位が東京理科大・開発チームでしたが、
今週、中西さんが注目したのはこの方!
米メジャーリーグ、コロラドロッキーズのジェイミー・モイヤー投手!
今週は日本とアメリカでそれぞれ、40代のベテランが新たな歴史を刻みました。
4月15日には、中日の山本昌投手が阪神相手に勝ち投手となり、
46歳で「プロ野球最年長先発勝利記録」を更新したばかりですが、その3日後には
アメリカでも、コロラドロッキーズのジェイミー・モイヤー投手が魅せました。
この日、モイヤーはパドレス戦に先発、7イニングを6安打2失点に抑え、2シーズン振りに勝利投手となりました。
このときモイヤーは【49歳と151日目】これは、1932年に当時ドジャースに所属していた
ジャック・ワインが作った【49歳と74日】という記録を破り、80年振りのメジャー記録更新となりました。
モイヤーは長い選手生活の中、2010年末に左肘を故障し、選手生命の危機に立たされました。
すぐに手術を受けたものの、昨年は一度も登板の機会がなく
結果、今季はメジャー契約を結ぶ球団が現れず、ロッキーズとマイナー契約を結びました。
キャンプから背水の陣で臨んだモイヤーは、ベテランらしい巧みな投球術を駆使して
再びメジャーのマウンドに戻ってきました。
モイヤーの投球はそれほど速くなく、最速で79マイル(約127km/h)と、高校生より遅いくらいです。
しかしながらモイヤーは、カットボール・スライダー・チェンジアップなどを
丁寧にコーナーに投げ分け、打者を翻弄。まさに“匠の技”!粘りのピッチングでパドレス打線を抑えました。
モイヤーはこの歴史的勝利のあと、白髪がまじった髪をかき上げながら、嬉しそうにインタビューにこう答えました。
「私はいまだに夢の中を生きている。情熱はまだある。」
中西さんはこのモイヤー、そして山本昌投手の活躍について
「僕も含め、40代という世間的には“おじさん”と言われている世代ですが、
おじさんだってやれば出来るんですよ…!ということを示してくれたと思いますね。」とおっしゃっていました。
今週の「ウィークリーパーソン」は、49歳でメジャー勝利の最高齢記録を打ち立てた
ジェイミー・モイヤー投手に注目しました。