番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2012/12/21)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする
「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■背番号は「3」MLBアスレチックスへFA移籍した、中島裕之!
■タイム誌の「2012パーソン・オブ・ジ・イヤー」に選ばれた米大統領、バラク・オバマ!
■衆議院選挙で圧勝し、今後の政治手腕に注目が集まる自民党総裁・安倍晋三!
■サッカー・クラブワールドカップで優勝し、世界一の栄冠を手にした南米王者・コリンチャンス!
facebookページでの皆さんの投票は、1位が安倍晋三さん、2位がコリンチャンスとなっていますが
今週、中西さんが注目したのは…
オークランド・アスレチックス、中島裕之!
メジャーでも指折りの貧乏球団を、統計学的に考え抜いた補強で常勝チームに変えていくという
ブラッド・ピット主演の映画『マネーボール』のモデルになったのが、オークランド・アスレチックス。
今年もアメリカンリーグの西地区を制したチームです。
西武ライオンズからFA宣言した中島裕之選手は、そのアスレチックスと2年契約を結びました。
中島選手は、2001年に兵庫県の伊丹北高校からドラフト5位で西武に入団。
はじめの3年は1軍と2軍を行ったり来たりで、1軍に定着したのは2004年のことです。
この年は打率.287、27本塁打、90打点、18盗塁を記録して、リーグ優勝と日本一に貢献しました。
以後、西武の主軸として活躍した中島選手は、2008年シーズンに初めてメジャー指向を表明。
昨年、ポスティングで入札したNYヤンキースと交渉するも、条件はショートの控え。
低い評価を蹴って今年は西武に残留し、ロッテの角中選手と最後まで首位打者を争いました。
日本での通算成績は1225試合で打率.302、162本塁打、738打点です。
今オフに海外FA権を獲得した中島選手に対し、中島選手を数年前から調査していたという
アスレチックスのビーンGMは「守備に加え、長打力とつなぐ打撃を兼ね備えた攻撃面が素晴らしい。」
と評価し、アスレチックスは中島選手に対しレギュラーの遊撃手としての起用を示しました。
そして、背番号は慣れ親しんだ「3」を用意したそうです。
(ちなみにこの背番号は西武時代に清原選手から受け継いだもの)
アスレチックスへの入団会見で中島選手は、昨年ヤンキースと決裂し
ようやくメジャー移籍できたことについて「いろんな経験をしました。今こうやってアスレチックスの
ユニフォームを着られていることがうれしい。」そして、“メジャーの遊撃手”というポジションについては
「ファインプレーの映像がよく流れるので、すごいなぁと思う。僕は派手なプレーができるかわからないけど
きっちりしたプレーを心がけたい。」とコメントしていました。
メジャー移籍する日本人選手の中でも、特に内野手は天然芝やボールの違いから
「成功するのが難しい」と言われるポジションなのだそうですが、ドラフト5位から這い上がった
中島選手が持ち前のガッツでどこまでやってくれるのか、来季が楽しみですね。
今週の「ウィークリーパーソン」は、MLBオークランド・アスレチックスへFA移籍した
中島裕之選手に注目しました。