番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…（2012/12/14）
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」！
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週、番組が注目したのは、この4組です。
■今季88ゴール目！年間最多得点を更新したバルセロナ至宝！リオネル・メッシ
■がん克服も度重なるケガには勝てず…引退を表明したプロレスラー・小橋建太
■フィギュアスケートのGPファイナルを制した、浅田真央と高橋大輔
■女性歌手史上初！「永遠プレッシャー」で11作目のミリオンセールスを記録した、AKB48
facebookページでの皆さんの投票では1位 浅田真央と高橋大輔となっていますが、
今週、中西さんが注目したのはこちら！
バルセロナのリオネル・メッシ
サッカー、リーガエスパニューラの強豪・バルセロナのリオネル・メッシは、９日のリーグ戦で２ゴールあげ、
今年の公式戦での得点数が86！ゲルト・ミュラーが1972年に記録した85点を抜き、40年ぶりに年間最多得点記録を塗り替えました。12日のスペイン国王杯・コルドバ戦でも2ゴールを決め、年間ゴール数をさらに88に伸ばしています。すごいですね。
アルゼンチン出身で５歳でサッカーを始めたメッシでしたが、成長ホルモンの異常で治療なしでは身体が発達しないと診断され、一時はサッカー選手への道が閉ざされかけていました。13歳のときに受験で合格した、スペインのバルセロナ入団テストで、当時の監督カルロス・レシャックがメッシの才能と将来性を見抜いて、合格を決め、家族揃ってスペインへ移住させて、チームが治療費を全額負担したというのは有名な話です。
このときのメッシの身長は143センチでした。身長が169センチまで伸びた17歳のときにトップチームに合流し、2004年10月リーグ戦デビュー。翌年５月に公式戦で初ゴール。その後の活躍はみなさん理解しているかと思いますが、チームのエースとしてリーグ３連覇、３度のチャンピオンズリーグ優勝など貢献。３年連続、バロンドールに輝いています。
メッシのすごいところは、左利きなんですが左に抜くのはもちろん、右にも抜ける。そして右に抜いても左に持ち替えてシュートが打てるし、右足でも左足でも、ループシュートが本当にうまいですね。やわらかいゴールへの軌道が描けるところが、彼のすごさかなと思います。
下部組織時代もメッシを指導していたビラノバ監督は、こうコメントしました。
「メッシが素晴らしいのは、彼がプロ意識を持ってプレーする一方、今でもユース選手のような気持ちを
持ってプレーしている点だ」
僕もそう思います。
遊び心というか、純粋にサッカーと向き合えている部分が、相手の裏をかく要因なのかなと思います。
今日も新聞に、ジーコが79年に89得点した、ザンビアの選手が107得点した、という記録が出ていますが、
でもやっぱり、現代の守備とか戦略の中で88得点は驚異的ですよね！
ジーコが89得点ですから、メッシも「年内にあと1、2ゴール目指すよ。今後抜かれにくくなるようにね」
とコメントしています。
公式戦は残りあと２試合ありますから、どこまで記録を伸ばすのか、楽しみです。
メッシは昔、筋肉系のケガ（肉離れ）が多かったんですよ。そういうときに彼は食事改善をしていたんですよね。日本の選手も学んで欲しいんですが、サッカー以外の見えないところ、アンビジブルな部分のすごさが、メッシの得点のすごさに繋がっていると思います。
今週の「ウィークリーパーソン」は、今季88ゴール目！バルセロナのリオネル・メッシに注目しました。
