好きな鍋料理ランキング ベスト10(2012/11/1)
木曜日は、「カルチャー」。
今日は、紀文が1,400人の主婦を対象にリサーチした
【好きな鍋料理ランキング】のベスト10をご紹介します。
第10位『うどん鍋・うどんすき』
第9位『ちゃんこ鍋』
第8位『鶏だんご鍋』
第7位『湯豆腐』
第6位『水炊き』
第5位『よせ鍋』
第4位『キムチ鍋』
第3位『しゃぶしゃぶ』
第2位『すき焼き』
第1位『おでん』
今日は1位にランクインした“おでん”について、ライター&フォトグラファーで
「おでん研究家」という肩書きももっていらっしゃる新井由己さんに伺いました。
“おでん”と聞いたときに、皆さんが思い描くものはそれぞれ違うと思うんですね。
例えば和食は“煮物”“鍋物”“酢の物”“揚げ物”という感じで“○○物”という名前が付きますが
おでんも全国各地食べ歩いてみると、本当に色々な種類があるので“おでんもの”という
カテゴリーを作らないと、おでんは整理しきれませんね。おでんはひと言でいうと
「日本人が慣れ親しんだ味覚の集大成」和食の要素が詰まっているうえに、ご当地性というか
おふくろの味や家庭の味としての要素もあり、おでんと聞くと、つい「懐かしいなぁ」
と思ってしまう、郷愁を誘う食べ物です。
おでんにはよく、緑黄色野菜が少ないと言われますが、それは青菜類を入れてしまえば良いんです。
ほうれん草とか小松菜、春菊、水菜、レタスなどなんでも合います。
あるいは、じゃがいもやさといもを入れたりしますが、さつまいもを入れるのがオススメです。
さつまいもは鰹のあっさりした出汁に合うので美味しいですよ。
ちょっと変わったおでん種を入れたいのなら、厚焼き玉子を買ってきて入れるとか
あとは魚肉ソーセージも美味しいですね。
家庭でおでんを作るときの悩みとして皆さんよくおっしゃるのが“味が染みない”
“出汁が濁る”“練り物の味が抜ける”というのがありますが、この原因は汁の量が圧倒的に少ないから。
沸騰すると出汁は濁ってしまいますし、練り物の味も抜けてしまうし味も染みない。
これを解決する方法が「適温調理」という方法です。これは鍋を沸騰直前まで温めて火から下ろし、
新聞紙やバスタオルなどで鍋を5〜6時間保温しておくんです。そうすると具材の中までしっかり火が通り
味も染みて、出汁も濁らない美味しいおでんが出来上がります。
ということでした。これを聞いた高橋さんは「おでんって大変ですね…」とポツリとひと言。
でも、このひと手間でおでんが格段に美味しくなるそうですから、ぜひ皆さん試してみてください。
今日は『好きな鍋料理ランキング ベスト10』をご紹介しました。