番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2011/9/30)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
4年ぶりの日本人大関誕生!昇進の口上は「万理一空」、琴奨菊!
梨園の良血がついに開花!45歳にして市川中車を襲名する、香川照之!
CLのCSKAモスクワ戦、絶妙なアシストで勝利に貢献!インテルの長友佑都!
ベルリンマラソンで2時間3分38秒の世界新を記録!ケニアのパトリック・マカウ!
Facebookページの皆さんの投票では、1位が琴奨菊、2位が香川照之さん
という展開になっていますが、中西哲生が今週注目したのはこの方!
新大関・琴奨菊!
「大関の地位を汚さぬように、万理一空(ばんりいっくう)の境地を求めて、日々努力します。」
相撲協会からの使者に、この口上を述べて、28日、新大関の琴奨菊が誕生しました。
日本人力士の大関昇進は、2007年同じ佐渡ヶ嶽部屋の琴光喜以来
4年ぶりのことだけに、琴奨菊にかかる期待は大きいです。
琴奨菊は1984年生まれで、福岡県柳川市の出身。
小学3年のときに祖父のすすめで相撲を始め、高知の名門・明徳義塾へ進学。
国体など高校7冠を獲得し、やはり名門の佐渡ヶ嶽部屋に入門。
2002年の初場所でデビューし、3年後に新入幕を果たします。
琴奨菊の特徴は、豪快ながぶり寄り。入幕したとき、先代の親方から
「おまえは前に出る圧力が強い。それを磨け。」と言われ、
毎日、腰にタイヤを結んで引っ張り続け、地道に努力を続けたそうです。
これで足腰が強くなり、あのがぶり寄りに磨きがかかりました。
次の本場所は、11月の九州場所。大関としてはじめて臨む本場所が
故郷・福岡での開催ということで、琴奨菊も一層気持ちが入ると思います。
「次は優勝できるように頑張りたい。」と語った新大関・琴奨菊。
5年ぶりの日本人優勝へ向けて、期待がかかります。