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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2011/8/5)

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金曜日は、ジャンルを問わず、感動や"驚き"を与えた人物に注目する
「ウィークリーパーソン」!
今週は、この4人をピックアップしました。


■芸能生活50周年の今年、45歳年下!23歳女性と再婚した…加藤茶
■被災地を励ますため引退撤回して出場した鈴鹿8冠で涙の優勝…伊藤真一
■デビューから足掛け23年でシングル・アルバム総売上8000万枚突破…B'z
■176試合目で100勝達成!人望でチームをまとめる…ヤクルト小川監督


Facebookの皆さんの投票では、B'zが1位で、続いて伊藤さんと続いていますが、
今週、中西哲生さんが注目したのは…


2輪ライダー・伊藤真一

先週日曜日、三重県の鈴鹿サーキットで、「鈴鹿8時間耐久ロードレース=鈴鹿8耐」が開催されました。
島田紳助さんが16年ぶりに参戦したことでも話題になりましたが、
この日、最大の感動をもたらしたのが、伊藤真一さんです。


秋吉耕佑、清成龍一と組んだ伊藤のチームが見事優勝。伊藤にとっては、5年ぶり2度目の優勝でした。


伊藤は、昨年10月、44歳という年齢を考え、引退を表明。
「ふるさと宮城にあるバイクショップで、好きなバイクをいじりながら、後進の指導をしていきたい」
…そんな考えを持っていました。
ところが、3月11日に起きた大震災で、伊藤のバイクショップも被災。
変わり果てた故郷の風景に愕然…「自分にできることは何なんだ?」と考えた末、引退を撤回、
再びサーキットへ戻ってきました。


そして、「8耐」の行われる鈴鹿サーキットのスタンドに、被災地の子どもたちを招待。
彼らが見守る中、激走を見せ、堂々のトップでチェッカーを受けました。


感動の復活優勝、44歳の「最年長優勝記録」も更新。
「宮城で生まれ、宮城から世界を転戦した。そのお礼を故郷に返したい」
復帰の時に語った約束が、しっかり実を結んだ瞬間でした。


伊藤は今でも、故郷宮城県岩沼のバイクショップで、メーカーやレーサー仲間から送られる
支援物資を被災地へ届けるなど、ボランティアに奔走しています。
そして、復帰の理由を聞かれるとこんな風にも語ります。
「いい年をしたおじさんでも、頑張っている姿をまた被災地の人に見て貰いたい」


今週の「ウィークリーパーソン」、被災地を応援するため、引退を撤回して出場した鈴鹿8時間耐久レースで、
涙の優勝を遂げた、2輪ライダー・伊藤真一さんに注目しました。