番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2011/7/8)
金曜日は、ジャンルを問わず、感動や"驚き"を与えた人物に注目する
「ウィークリーパーソン」!
今週は、この4人をピックアップしました。
■悲願のウィンブルドン初制覇!ノバク・ジョコビッチ
■バレンシアへ入団が決まった、兵庫県の小学5年生!光久くんと川上くん
■被災地を訪ねながら、数々の暴言にブーイングの嵐!辞任に追い込まれた、松本龍前復興大臣
■通算白星記録まで、あと「1」で名古屋場所へ臨む、福岡県人の誇り!大関魁皇
Facebookの皆さんの投票では、松本前復興大臣と、光久くん&川上くんのペアが同率で1位となっているんですが、
今週、中西哲生さんが注目したのは、この方です!
大関・魁皇!
明後日の日曜日、いよいよ大相撲名古屋場所が初日を迎えます。
八百長問題で通常開催は半年ぶりということで、不祥事が相次いだ大相撲の信頼回復が問われる場所となります。
そんな名古屋場所で注目されるのが、史上最多の通算1045勝に挑む大関・魁皇。
23年前の1988年、中学校卒業後に友綱部屋に入門し、3月場所で初土俵。
同期には、後の横綱曙や若貴兄弟がいて、「花の六三組」と言われました。
初土俵から5年目、20歳の若さで新入幕して以来、18年間に渡って幕内の土俵を務め、
2000年に大関に昇進してからは、一度も陥落することなく、大関の座を守り続けています。
先場所の千秋楽で横綱白鵬に勝って、1044勝目の白星を挙げています。
千代の富士の持つ史上最多勝ち星、通算1045勝まであと1勝と迫っています。
この大偉業を前にした魁皇は、今場所にかける意気込みを聞かれて、淡々とこう語っています。
「意識しないと言ったらウソになるけど、普段通りに稽古して、場所を迎えるだけです」
11年前、大関に昇進した時の口上で、「大関の地位を汚さぬよう稽古に精進します」と語った魁皇。
その決意が、今相撲界に大きな歴史を刻もうとしています。
今場所で大関在位も65場所で歴代1位に並ぶ、魁皇の魅力は、何と言っても強い“右上手”です。
かつてのライバル貴乃花は、「右の上手を取られた時の強さは、私が対戦した力士の中で、一番強かった」と
語っています。
名古屋場所の千秋楽24日には、39歳の誕生日を迎える、大関魁皇。
その強い右上手で、今場所、大相撲の歴史を塗り替えてくれることでしょう。