生態がよくわかる動物園ランキング(2011/4/28)
木曜日は、「カルチャー」。
明日からのゴールデンウィークを前に、『動物園ランキング』です!
最近の動物園は、以前と変わってきています。
見て楽しめるだけではなく、動物たちの生態がわかるように、
施設や見せ方に趣向を凝らしています。
日本経済新聞が発表したのが、専門家が選んだ「生態がよくわかる動物園ランキング」。
どの動物園のどの施設が見応えバッチリか!?
ゴールデンウィークに「動物園に行こう!」と思っている方、参考にして下さい。
『生態がよくわかる動物園ランキング』
第3位 長野市茶臼山動物園「レッサーパンダの森」
レッサーパンダの故郷、中国 四川省の涼しい森の再現を目指した「レッサーパンダの森」。
木を模した、あるいは岩を模した、人工的素材の使用はありません。
天然素材の草木を配して、本来の生育環境に近い空間を演出。
主食の竹を堪能したり、お昼寝したり、遊んだり、レッサーパンダの素の姿を堪能できます。
第2位 旭川市 旭山動物園「あざらし館」
2004年6月にオープンした「あざらし館」。
屋外には北海道内の漁港をイメージするため、小さな漁船やテトラポットがあります。
また、アザラシの野生環境を再現するために、ウミネコやオオセグロカモメ、オジロワシも飼育しています。
館内に入れば、アザラシの特徴的な泳ぎを円柱水槽「マリンウェイ」や大水槽でよく観察できます。
第1位 大阪市 天王寺動物園「アフリカサバンナゾーン」
天王寺動物園・飼育担当係長で獣医師でもある竹田正人さんに特徴を伺いました。
「いわゆるアフリカのサバンナを都心に再現しています。
草食動物と肉食動物を同時に植物を合わせて見て頂く体験をしてもらう目的で作りました。
複数の動物が同時に生活をしています。
例えば、キリン、シマウマ、牛の仲間のエランド、ダチョウ、ホロホロ鳥、アフリカハゲチョウというのが、
草食エリアで、同時に生活をしています。
そして、ある場所に行くと、彼らを背景に肉食動物が手前に見られます。
もう一つの特徴としては、サバンナゾーンの入り口には、カバを飼育、展示している場所があります。
カバは、1日の大半を特に水中で生活をしています。
既に欧米であった、カバの水中の様子を見て頂こうということで、
日本には無かった、カバの水中観察プールと作りました。」
狭い檻の中で暮らす動物じゃなくて、自然に近い生活環境で生き生きしている動物を見れば、
きっと子どもだけじゃなくて、大人も楽しめるはZOO!