2011年ラーメン界の重要キーワード トップ3(2011/12/13)
火曜日は、「ビジネストレンド」。
これからのシーズンに恋しくなるのが、熱々のラーメン!
ここ数年は、その種類・ジャンルも細かくなり、トレンドの移り変わりも早くなってきています。
そこで今日は、ラーメン評論家・はんつ遠藤さんに
『2011年ラーメン界の重要キーワード トップ3』を伺いました。
第3位「有名店が続々と別ブランドを立ち上げ!」
今年の大きな動きのひとつが、有名ラーメン店による“別ブランド”の立ち上げです。
例えば、本郷三丁目の「初代けいすけ」は、こってり野菜山盛りの「ラーメン二郎」に
インスパイアされた「鬼瓦」というブランドを立ち上げ、池袋の名店「BASSO ドリルマン」は、
同じく池袋の塩そば「まるきゅう」とコラボして、「BASSO★Dri9」というお店をオープン。
今年のラーメン界は“新ブランド”がカギ!
第2位「斑鳩(いかるが)がネギを入れた!」
東京駅構内の「東京ラーメンストリート」がリニューアルし、お店の数が8店舗に増えましたが、
なんとそこに、2号店は絶対にあり得ない!と言われていた
九段下の有名店「斑鳩」が、まさかの出店。
しかも、これまでは「スープの味が変わるから」というこだわりで、ラーメンには
ネギを入れていなかったのだそうですが、2号店ではなんと「ネギが入った!」そうで、
はんつ遠藤さんいわく「ラーメン界は大変な騒ぎになった」のだそうです。
第1位「ベジフルそばの登場!」
ラーメン界、今年最大の出来事が“ベジフルそば”(ベジタブル・フルーツそば)
その代表が、西荻窪の「パパパパパイン」。「パパパパパイン」は、その名の通り
“パインラーメン”を出すお店で、スープの1/4はパイン果汁、トッピングにもパインがのっています。
はんつ遠藤さんによると、パイナップル塩ラーメンは
「最初からパインだと覚悟して食べると、意外とイケる」そうです。
ちなみに「パパパパパイン」は先日、期間限定で“キウイラーメン”の「キキキキキウイ」も出しています。
これには、中西さんも「もう何だか分かりません。」とビックリしていらっしゃいましたよ。
以上、ラーメン評論家・はんつ遠藤さんに聞いた『2011年ラーメン界の重要キーワード トップ3』でした。
はんつさんによると、その他ラーメン界の大きな流れとしては、ラーメンブログの影響力が
より強くなってきた…ということで、今までは、オープンから3ヶ月くらいで
徐々にお店の評価が出てきたそうなんですが、今はブログでその評価がすぐに出てしまうそうです。
これまでは、お店側にも時間をかけて味の改良をする余裕があったのですが、
最近は、オープン初日にラーメン・ブロガーたちがこぞって食べに行き
その評価を出すため、オープン直後からかなりのクオリティが求められるので
ラーメン店にとっては、非常に厳しい時代になっているそうです。
そのため、新しくオープンするラーメン店はオープン当日に宣伝カーを出したり、
トッピングの無料券を配って、“初日から行列するようなPR戦略”をするようになってきたそうです。
ラーメン業界は、来年以降も熾烈な争いが続きそうですね。
今日は『2011年ラーメン界の重要キーワード トップ3』をご紹介しました。