日本の広告コピー ランキング(2011/10/20)
木曜日は、「カルチャー」。
先月出版された、名コピーを集めた本『日本のコピーベスト500』
こちらはコピー創作に携わってきた実力者10人が
プロの目に「すごい」と映る作品を投票で選んだものを掲載した本です。
今朝はその中からベスト3をご紹介します!
第3位「お尻だって洗ってほしい」(1982年)
まだ、ウォシュレットが市民権を得ていなかった、1982年のコピー。
「手を汚したら洗いますよね?お尻だっておんなじです。」
…というあとに続くこのコピー。ウォシュレットの登場とともに、
このコピーが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
第2位「想像力と数百円」(1984年)
文庫本の帯などで見かけたこのコピーは、
「コピーライターのお手本のような作品だ」と評価されています。
想像力のようにプライスレスで価値のあるものを
“数百円”としてPRしたい新潮文庫に結びつけた、素晴らしいコピーです。
第1位「おいしい生活」(1982年)
こちらは糸井重里さんの作品。“おいしい”と“生活”
珍しくない言葉の組み合わせであるにもかかわらず
多くの人の心に残っているのは、まだ飽食の時代を迎える前の
豊かな暮らしのありかが表現されているからなのでしょう。
こうして名コピーについて考えてみると、“言葉”というのは
文字数が多いことや、情報量が多いことが重要ではないことが分かりますね。
今日は『日本の広告コピー ランキング』をご紹介しました。