「ウィークリーパーソン」特別編!佐々木則夫監督のインタビュー総集編(2011/8/26)
金曜日は、ジャンルを問わず、感動や"驚き"を与えた人物に注目する
「ウィークリーパーソン」特別編!
今週は、世界一の監督、サッカー女子日本代表「でしこジャパン」の、
佐々木則夫監督の独占インタビューを4日間お届けしてきましたが、
今日は、その総集編をお届けします。
月曜日〜木曜日までに登場した、佐々木監督の言葉をまとめてお送りします。
まずは月曜日。ポイントは…「女の子の心をつかむのは?」でした。
佐々木監督:「僕はまずみんなと接しる時に、普通に自然体でいくわけですよ。
そうすると、俺が受け入れられることと受け入れられないことが分かるわけじゃないですか。
それを最初から身構えていたら、何が悪くて何が良いのか分からなくなってくるでしょ。
だから、接する時には、自然体でいっている訳ですよ。
そういう意味では、僕の名前が「ノリさん」っていう用語で呼んでくれるから、
それだけでもフランクになりやすいっていうのが良いですけどね。」
中西哲生さんの感想は…
「“身構えない。自然体”、本当にみんなに、「ノリさん」「ノリさん」って気軽に呼ばれているんですけど、
相手に受け入れられるためのおおらかさを持っていますよね。」
かわって火曜日。お話のポイントは…「メリハリ」。
佐々木監督:「愛媛キャンプの時に、ウチの選手の良いところは、ウォーミングアップではしゃぐ時ははしゃぐ、
キリッとする時はする。ところがその時に、ずーっと切れ目なしに、
ちょっと浮いた状況になっていた時にしっかり集めて、諭した時がありましたけどね。
まぁそういう意味では自分たちはここはOK、ここは締めるところ、というのは分けられるだけのモノは、
持ち合わせているチームになってきていると思いますね。
柔軟性というのは、特にサッカーの指導者は重要だし、選手も相手の状況によって柔軟性を持って、
考え方を変化させなきゃいけないし、そこがサッカーの選手もスタッフも重要なところだと思いますね。」
中西哲生さんの感想は…
「メリハリという話があったんですが、昨日も練習試合で監督怒ってていたんですよ。
“相手に合わせてちゃダメだ”、“自分たちのやれることをキッチリやろう”と。
すごくおおらかなんですけど、締める時はしっかり締める。こういう柔軟性、非常に重要ですよね。
これはサッカーだけでなく、仕事場でも生かされることだと思います。」
そして水曜日。話のポイントは…「人とのふれあい〜コミュニケーション力」でした。
佐々木監督:「カンボジアのボランティアだったり、少年の指導とか、慰問にはよく行きますね。
皆さんと触れあうことによって、逆に僕自身もパワーを貰えるし、
自分がサッカーに触れているという喜びも感じることがあったり、いろんな先生たちの話を聞いたり勉強になりますね。」
中西哲生さんの感想は…
「佐々木監督は、サッカーだけじゃないんですよね。
いろんな、サッカーじゃない日常を経験して、それを全部サッカーにインスパイアするということを
しっかりなさっている方です。つまり、どんなものからも学ぼうという姿勢ですね。」
昨日木曜日、お話のポイントは…「スキルアップの方法」です。
佐々木監督:「なんとか今回は結果を出したと。ドイツとアメリカに勝って。
でも僕は、試合内容ではまだ勝ったとは思っていない。まだ壁があるという段階で、次のオリンピックに向けて、
その壁をなんとか改善して、またプラスアルファして、クリアしたい。だから、壁はまだある状況なの。」
中西哲生さんの感想は…
「佐々木監督と話した日に、僕がパッと思う言葉は、“彼女たちのために”と、佐々木監督おっしゃるんですよね。
自分がどうこうではなくて、世界一を目指している彼女たちのために何をすべきか、
そのあたりが佐々木監督の素晴らしさかなと思います。
そして、9月1日から始まります、ロンドンオリンピック予選。
6チーム戦いますが、いけるのは、2チームのみです!ぜひとも、皆さんの絶大なる応援お願いします。