500m範囲の“ピンポイント気象予測”が可能!?「自然災害防災システム ZEROSAI」の特徴、ビジネス版LINEとの連携メリットは?
2023/03/20
TOKYO FMのラジオ番組「THE TRAD」(毎週月曜〜木曜15:00〜16:50)。月曜・火曜の放送は、稲垣吾郎(店長・パーソナリティ)と、吉田明世(専属店員・アシスタント)が本質的で流行に左右されない上質な音楽と趣味の話題をお届けします。
ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「THEお仕事ラッド」では、レポーター・安藤咲良が東京近郊の中小企業を訪問。新しい働き方など“会社のニューノーマル”に関するエピソードを生中継で紹介します。
3月20日(月)放送のゲストは、気象の総合コンサルタントとして、建設業界などの企業に気象情報を提供している「シスメット株式会社」気象予報士の小室仁さんです。
同社が展開するサービス「自然災害防災システム ZEROSAI」や、ビジネス版LINE「LINE WORKS」との連携によるメリットなどを伺いました。
レポーターの安藤咲良、「シスメット株式会社」小室仁さん
◆建設現場などにピンポイントな気象情報を提供
安藤:お花見や卒業式など行事が多いこの時季は、天気が気になりますよね。私たちの生活に欠かせない天気予報ですが、建設現場では私たち以上に、より細かい天気予報を必要としているそうです。
今回は、そんな建設現場などに気象情報を提供している「シスメット株式会社」を紹介します。スタジオには、「シスメット株式会社」気象予報士の小室さんにお越しいただいています。
稲垣:小室さん、こんにちは! 建設現場向けの天気予報と、一般の天気予報は、何か違いがあるのですか?
小室:まず、気象予測範囲の違いがあります。ラジオやテレビなどの一般的な天気予報は、広範囲の平均的な予測ですが、建設現場に提供するシスメットの天気予報は最小で500メートル範囲のピンポイント予測となっています。
例えば、東京・半蔵門にあるTOKYO FMスタジオを起点にすると、徒歩8分くらいの麹町駅辺りまでの範囲となります。建設現場では天候に合わせて作業工程を組むことがあるため、細かな予測が必須となります。
安藤:500メートルとなると、かなり狭い範囲ですよね。他には、どんな違いがあるのでしょうか?
小室:施工現場で気象観測をおこないますので、リアルタイムの風速や雨量、気温の情報などを提供できます。例えば、クレーン作業ですと、風速10メートルを超えると荷物が揺れて危険を伴うため、そうしたときは作業を中止するといった判断も必要になってきます。
安藤:細かな予測が、建設現場の業務効率化に役立っているんですね。シスメットでは、このような気象予測を、建設業界を中心とした企業に提供しているんですよね?
小室:現場が安心・安全に作業できるように「自然災害防災システム ZEROSAI」というサービスを企業に提供しています。このZEROSAIは、「Nセンサー」「防災盤」「防災灯」の3つのシステムで構成されています。
「Nセンサー」では平均風速、風向、最大瞬間風速、雨量、気温、湿度などを24時間365日リアルタイムで観測しています。
「防災盤」では、ピンポイント予測を5分〜1時間ごとにおこない、最大で10日先までを予測します。その予測はZEROSAIシステムで確認可能です。
「防災灯」では、弊社オリジナルの電光掲示板を現場に設置し、気象情報をメッセージ表示することで、現場に災害の危険を知らせる役割を果たしています。
◆「LINE WORKS」との連携メリットは?
安藤:緻密な気象情報が建設現場の安全を守っているんですね。さらに、即座に全体に通知がいくように、「LINE WORKS」と連携しているそうですね。
小室:「LINE WORKS」のトーク掲示板には、現場で定めている基準値を超えた気象予測や、観測値、気象庁が発表する注意報、警報・特別警報を通知する機能があります。これにより、現場の監督者や職長と言われる職人の責任者などは、この通知を見て即座に指示を出すことができます。
また、現場にいないスタッフもタイムリーに周知確認ができ、防災力や防災意識が高まるといった声のほか、「LINE WORKS」は普段使っているLINEと通知音が違うので、即座に気づけると好評をいただいています。
安藤:すぐさま危険を察知して対応できますね。シスメットの内部業務でも「LINE WORKS」を活用しているそうですね?
小室:はい。シスメットの本社は福岡県北九州市にあり、私は(東日本営業所のある)埼玉県にいるので、やり取りに「LINE WORKS」を活用しています。私が所属する気象部では、チャットグループを作ってスムーズなやり取りを実現し、作成した気象予報の出し忘れを防ぐために、アラート機能を活用するなどしています。
稲垣:「LINE WORKS」は、いろいろな現場で使われているんですね。
安藤:小室さん、ありがとうございました。本日は、建設現場に特化した気象情報を提供している「シスメット株式会社」を紹介しました。
ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「THEお仕事ラッド」では、レポーター・安藤咲良が東京近郊の中小企業を訪問。新しい働き方など“会社のニューノーマル”に関するエピソードを生中継で紹介します。
3月20日(月)放送のゲストは、気象の総合コンサルタントとして、建設業界などの企業に気象情報を提供している「シスメット株式会社」気象予報士の小室仁さんです。
同社が展開するサービス「自然災害防災システム ZEROSAI」や、ビジネス版LINE「LINE WORKS」との連携によるメリットなどを伺いました。
レポーターの安藤咲良、「シスメット株式会社」小室仁さん
◆建設現場などにピンポイントな気象情報を提供
安藤:お花見や卒業式など行事が多いこの時季は、天気が気になりますよね。私たちの生活に欠かせない天気予報ですが、建設現場では私たち以上に、より細かい天気予報を必要としているそうです。
今回は、そんな建設現場などに気象情報を提供している「シスメット株式会社」を紹介します。スタジオには、「シスメット株式会社」気象予報士の小室さんにお越しいただいています。
稲垣:小室さん、こんにちは! 建設現場向けの天気予報と、一般の天気予報は、何か違いがあるのですか?
小室:まず、気象予測範囲の違いがあります。ラジオやテレビなどの一般的な天気予報は、広範囲の平均的な予測ですが、建設現場に提供するシスメットの天気予報は最小で500メートル範囲のピンポイント予測となっています。
例えば、東京・半蔵門にあるTOKYO FMスタジオを起点にすると、徒歩8分くらいの麹町駅辺りまでの範囲となります。建設現場では天候に合わせて作業工程を組むことがあるため、細かな予測が必須となります。
安藤:500メートルとなると、かなり狭い範囲ですよね。他には、どんな違いがあるのでしょうか?
小室:施工現場で気象観測をおこないますので、リアルタイムの風速や雨量、気温の情報などを提供できます。例えば、クレーン作業ですと、風速10メートルを超えると荷物が揺れて危険を伴うため、そうしたときは作業を中止するといった判断も必要になってきます。
安藤:細かな予測が、建設現場の業務効率化に役立っているんですね。シスメットでは、このような気象予測を、建設業界を中心とした企業に提供しているんですよね?
小室:現場が安心・安全に作業できるように「自然災害防災システム ZEROSAI」というサービスを企業に提供しています。このZEROSAIは、「Nセンサー」「防災盤」「防災灯」の3つのシステムで構成されています。
「Nセンサー」では平均風速、風向、最大瞬間風速、雨量、気温、湿度などを24時間365日リアルタイムで観測しています。
「防災盤」では、ピンポイント予測を5分〜1時間ごとにおこない、最大で10日先までを予測します。その予測はZEROSAIシステムで確認可能です。
「防災灯」では、弊社オリジナルの電光掲示板を現場に設置し、気象情報をメッセージ表示することで、現場に災害の危険を知らせる役割を果たしています。
◆「LINE WORKS」との連携メリットは?
安藤:緻密な気象情報が建設現場の安全を守っているんですね。さらに、即座に全体に通知がいくように、「LINE WORKS」と連携しているそうですね。
小室:「LINE WORKS」のトーク掲示板には、現場で定めている基準値を超えた気象予測や、観測値、気象庁が発表する注意報、警報・特別警報を通知する機能があります。これにより、現場の監督者や職長と言われる職人の責任者などは、この通知を見て即座に指示を出すことができます。
また、現場にいないスタッフもタイムリーに周知確認ができ、防災力や防災意識が高まるといった声のほか、「LINE WORKS」は普段使っているLINEと通知音が違うので、即座に気づけると好評をいただいています。
安藤:すぐさま危険を察知して対応できますね。シスメットの内部業務でも「LINE WORKS」を活用しているそうですね?
小室:はい。シスメットの本社は福岡県北九州市にあり、私は(東日本営業所のある)埼玉県にいるので、やり取りに「LINE WORKS」を活用しています。私が所属する気象部では、チャットグループを作ってスムーズなやり取りを実現し、作成した気象予報の出し忘れを防ぐために、アラート機能を活用するなどしています。
稲垣:「LINE WORKS」は、いろいろな現場で使われているんですね。
安藤:小室さん、ありがとうございました。本日は、建設現場に特化した気象情報を提供している「シスメット株式会社」を紹介しました。