建設業界の「高齢化」「人手不足」「技術継承」急がれるDX化…業務効率化を目指すサービスを開発する「ネクストフィールド」の取り組みとは?
2022/09/26
TOKYO FMの生ワイド番組「THE TRAD」(毎週月曜〜木曜15:00〜16:50)。月曜・火曜の放送は、稲垣吾郎(店長・パーソナリティ)と、吉田明世(専属店員・アシスタント)が本質的で流行に左右されない上質な音楽と趣味の話題をお届けします。
ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「LINE WORKS Presents THEお仕事ラッド」では、レポーター・安藤咲良が東京近郊の中小企業を訪問。新しい働き方など“会社のニューノーマル”に関するエピソードを生中継で紹介します。
9月26日(月)放送のゲストは、建設現場のDXを推し進める「株式会社ネクストフィールド」代表・科部元浩(しなべ・もとひろ)さん。今回は建設業界の現状や、建設現場での効率化を目指したサービス開発について伺いました。
「株式会社ネクストフィールド」代表・科部元浩さん、レポーターの安藤咲良
ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「THE お仕事ラッド」。ナビゲーターをつとめるのは、レポーター・安藤咲良です。現場に強い仕事用のLINEを提供する「LINE WORKS」と番組がタッグを組んで、首都圏の会社やお店で働いているリスナーと中継を結び、ご自身のお店をアピールしてもらいます!
◆高まる建設業界の需要…その一方で課題も!?
安藤:今月(日本の行政機関の1つ)「デジタル庁」が1周年を迎えました。いま日本は、デジタルテクノロジーを活用したより良い生活や業務の実現を目指した変革「DX化」を推し進めています。
今日は、そんなDX化を建設業界で推し進めている「株式会社ネクストフィールド」を紹介します。スタジオに取締役の科部さんにお越しいただきました。
稲垣:科部さん、こんにちは! 建設業界のDX化、進んでいますか?
科部:建設業界は、他業種に比べてまだまだ「DX化」が遅れを取っています。さらに、建設業界は「高齢化」「人手不足」「技術継承」などの問題を抱えているなかで、2025年の大阪万博や、(2027年に東京―名古屋開業予定の)リニア中央新幹線、インフラの老朽化による修繕など、需要は高くなっています。これらを解決するためには、建設業独自のDX化が急務となっています。
そこで「ネクストフィールド」では、デジタル技術との共創による組織や人の変革を実現できるようなサービスを展開しています。
安藤:需要が高まるなか、建設業界の「DX化」で問題が解決できるんですね。そんな「ネクストフィールド」は、創業138年を迎えた総合建設会社「飛島建設(とびしまけんせつ)」と、大手の通信事業会社NTTグループとの合弁会社なんです。
長い歴史のなかで培われてきた飛島建設の建設業のノウハウと、NTTグループの最先端のICT(情報通信技術)により、建設業のDX化をサポートしているんですよね?
科部:はい。建設現場で、どのような作業が発生しているかを把握していないと、ITを駆使してDX化を進めようとしても、なかなか難しいのです。そこで、現場を熟知している飛島建設と、ICTに強いNTTグループとタッグを組んで、建設会社や現場に合わせた最適なDXを提案しています。
ITデバイスを導入しても(日頃から使い慣れていない建設)現場では、マニュアルを見ただけでは、なかなか使いこなすのが難しいのが現状です。そこで、IT監督が直接現場に行ってサポートし、アプリの使い方などをレクチャーしています。
安藤:デバイスの導入だけではなく、IT監督がサポートしてくれるのは安心ですよね。具体的に、どのようなDX化を提案しているのですか?
科部:建設現場では、さまざまな物品を購入するのですが、まだまだ電話で注文することが日常です。それをEC(電子商取引)を利用できるようにすることで注文がスムーズになったり、請求書がデジタル化されて便利になったりしています。
さらに、購入品の領収書を紙に貼って会社に申請して……という作業1件につき約20分の時間がかかるといわれています。これらの時間削減や効率化にもつながります。
安藤:建設現場での効率化も目指したアプリも開発中だそうですね?
科部:はい。現場では、さまざまな工程表や、写真を撮ったり業務を進めたりするアプリなど、いくつものツールを使っています。ログインを求められるたびにID・パスワードを入れたり、たまに忘れたり……ということが多々あるかと思います。弊社では、それを1つの画面でおこなえる「ダッシュボード」を開発しています。
これにより、1つの画面で工程表や現在の工事状況、工事を左右する天気予報などを確認できたり、(ECで)商品を購入できるようになり、より効率が良くなるのかなと思います。
さらに、連絡・通知などの機能に関しては、ビジネス版LINE「LINE WORKS」と連携し、より効率化アップにつながるように進めていければと思います。
安藤:必要な情報を1つの画面でチェックできるのは大変便利ですね。ちなみに、建設現場では「LINE WORKS」が使われているのですか?
科部:そうですね。建設現場は、自分の会社の人たちだけではなく、各地から集まる数百人の職人さんたちと仕事をしています。今までは、携帯があっても、その人数のみなさんと連絡を取ることは結構難しかったのですが、「LINE」は職人さんも結構使っているので、それと連携することで、かなりの業務の効率化につながっています。
親会社の飛島建設では、全社員が現場で「LINE WORKS」を活用して効率化を進めています。「LINE WORKS」はログが取れるので、情報漏洩を気にせずに会社で利用できます。
稲垣:「LINE WORKS」は建設現場でも重宝されているんですね。
▼番組初!「オンラインセミナー」開催決定▼
アシスタントの吉田明世と、レポーターの安藤咲良、そして「LINE WORKS」代表・増田 隆一さんと一緒に、デジタル化を上手に進めている企業の方をお迎えしてインタビューをおこないます。開催日時は10月12日(水)18:00から生配信を予定しています。詳細は「THE TRAD」Webサイトをご確認ください。
◆あなたの会社の“ユニークな働き方”を教えてください!
このコーナー「LINE WORKS Presents THE お仕事ラッド」では、番組で企業やお店をアピールしたいというリスナーを募集しています。会社の雰囲気や、販売している商品・サービスなど、アピールポイントとともに番組特設サイトからお送りください。ご応募いただいた方のなかから抽選で、レポーターの安藤咲良が会社訪問をいたします!
ご応募・エントリーはこちらから
ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「LINE WORKS Presents THEお仕事ラッド」では、レポーター・安藤咲良が東京近郊の中小企業を訪問。新しい働き方など“会社のニューノーマル”に関するエピソードを生中継で紹介します。
9月26日(月)放送のゲストは、建設現場のDXを推し進める「株式会社ネクストフィールド」代表・科部元浩(しなべ・もとひろ)さん。今回は建設業界の現状や、建設現場での効率化を目指したサービス開発について伺いました。
「株式会社ネクストフィールド」代表・科部元浩さん、レポーターの安藤咲良
ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「THE お仕事ラッド」。ナビゲーターをつとめるのは、レポーター・安藤咲良です。現場に強い仕事用のLINEを提供する「LINE WORKS」と番組がタッグを組んで、首都圏の会社やお店で働いているリスナーと中継を結び、ご自身のお店をアピールしてもらいます!
◆高まる建設業界の需要…その一方で課題も!?
安藤:今月(日本の行政機関の1つ)「デジタル庁」が1周年を迎えました。いま日本は、デジタルテクノロジーを活用したより良い生活や業務の実現を目指した変革「DX化」を推し進めています。
今日は、そんなDX化を建設業界で推し進めている「株式会社ネクストフィールド」を紹介します。スタジオに取締役の科部さんにお越しいただきました。
稲垣:科部さん、こんにちは! 建設業界のDX化、進んでいますか?
科部:建設業界は、他業種に比べてまだまだ「DX化」が遅れを取っています。さらに、建設業界は「高齢化」「人手不足」「技術継承」などの問題を抱えているなかで、2025年の大阪万博や、(2027年に東京―名古屋開業予定の)リニア中央新幹線、インフラの老朽化による修繕など、需要は高くなっています。これらを解決するためには、建設業独自のDX化が急務となっています。
そこで「ネクストフィールド」では、デジタル技術との共創による組織や人の変革を実現できるようなサービスを展開しています。
安藤:需要が高まるなか、建設業界の「DX化」で問題が解決できるんですね。そんな「ネクストフィールド」は、創業138年を迎えた総合建設会社「飛島建設(とびしまけんせつ)」と、大手の通信事業会社NTTグループとの合弁会社なんです。
長い歴史のなかで培われてきた飛島建設の建設業のノウハウと、NTTグループの最先端のICT(情報通信技術)により、建設業のDX化をサポートしているんですよね?
科部:はい。建設現場で、どのような作業が発生しているかを把握していないと、ITを駆使してDX化を進めようとしても、なかなか難しいのです。そこで、現場を熟知している飛島建設と、ICTに強いNTTグループとタッグを組んで、建設会社や現場に合わせた最適なDXを提案しています。
ITデバイスを導入しても(日頃から使い慣れていない建設)現場では、マニュアルを見ただけでは、なかなか使いこなすのが難しいのが現状です。そこで、IT監督が直接現場に行ってサポートし、アプリの使い方などをレクチャーしています。
安藤:デバイスの導入だけではなく、IT監督がサポートしてくれるのは安心ですよね。具体的に、どのようなDX化を提案しているのですか?
科部:建設現場では、さまざまな物品を購入するのですが、まだまだ電話で注文することが日常です。それをEC(電子商取引)を利用できるようにすることで注文がスムーズになったり、請求書がデジタル化されて便利になったりしています。
さらに、購入品の領収書を紙に貼って会社に申請して……という作業1件につき約20分の時間がかかるといわれています。これらの時間削減や効率化にもつながります。
安藤:建設現場での効率化も目指したアプリも開発中だそうですね?
科部:はい。現場では、さまざまな工程表や、写真を撮ったり業務を進めたりするアプリなど、いくつものツールを使っています。ログインを求められるたびにID・パスワードを入れたり、たまに忘れたり……ということが多々あるかと思います。弊社では、それを1つの画面でおこなえる「ダッシュボード」を開発しています。
これにより、1つの画面で工程表や現在の工事状況、工事を左右する天気予報などを確認できたり、(ECで)商品を購入できるようになり、より効率が良くなるのかなと思います。
さらに、連絡・通知などの機能に関しては、ビジネス版LINE「LINE WORKS」と連携し、より効率化アップにつながるように進めていければと思います。
安藤:必要な情報を1つの画面でチェックできるのは大変便利ですね。ちなみに、建設現場では「LINE WORKS」が使われているのですか?
科部:そうですね。建設現場は、自分の会社の人たちだけではなく、各地から集まる数百人の職人さんたちと仕事をしています。今までは、携帯があっても、その人数のみなさんと連絡を取ることは結構難しかったのですが、「LINE」は職人さんも結構使っているので、それと連携することで、かなりの業務の効率化につながっています。
親会社の飛島建設では、全社員が現場で「LINE WORKS」を活用して効率化を進めています。「LINE WORKS」はログが取れるので、情報漏洩を気にせずに会社で利用できます。
稲垣:「LINE WORKS」は建設現場でも重宝されているんですね。
▼番組初!「オンラインセミナー」開催決定▼
アシスタントの吉田明世と、レポーターの安藤咲良、そして「LINE WORKS」代表・増田 隆一さんと一緒に、デジタル化を上手に進めている企業の方をお迎えしてインタビューをおこないます。開催日時は10月12日(水)18:00から生配信を予定しています。詳細は「THE TRAD」Webサイトをご確認ください。
◆あなたの会社の“ユニークな働き方”を教えてください!
このコーナー「LINE WORKS Presents THE お仕事ラッド」では、番組で企業やお店をアピールしたいというリスナーを募集しています。会社の雰囲気や、販売している商品・サービスなど、アピールポイントとともに番組特設サイトからお送りください。ご応募いただいた方のなかから抽選で、レポーターの安藤咲良が会社訪問をいたします!
ご応募・エントリーはこちらから