Reportレポート

「産業廃棄物」を自然界へ戻すために…混合廃棄物を資源化する「中間処理」の役割とは?

DATE2021/08/02
パソコンが苦手な社員でも◎「業務効率化」のために産業廃棄物・中間処理事業者が導入したツールとは?

架空のレコード店を舞台に、「上質な音楽を、じっくり味わう。」をコンセプトにお届けするTOKYO FMの生ワイド番組「THE TRAD」(毎週月曜〜木曜15:00〜16:50)。
月曜・火曜の放送は、稲垣吾郎(店長・パーソナリティ)と、吉田明世(専属定員・アシスタント)が本質的で流行に左右されない上質な音楽と趣味の話題をお届けします。

8月2日(月)放送のコーナー「LINE WORKS Presents THEお仕事ラッド」では、産業廃棄物の中間処理事業をおこなっている「関西クリアセンター株式会社」の向井さんに電話を繋ぎ、中間処理の工程や、“新しい働き方”についてお話を伺いました。

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ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「THE お仕事ラッド」。ナビゲーターをつとめるのは、「THE TRAD」専属店員・中川絵美里(水曜・木曜アシスタント)です。現場に強い仕事用のLINEを提供する「LINE WORKS」と番組がタッグを組んで、首都圏の会社やお店で働いているリスナーと中継を結び、ご自身のお店をPRしてもらいます!

◆産業廃棄物の中間処理とは?

稲垣:本日出演していただくのは、産業廃棄物の中間処理事業をおこなっている「関西クリアセンター株式会社」の向井さん。工場などから出るゴミの収集から処理までをおこなっているということですが、具体的にどのようなことをおこなっているのですか?
   
向井:弊社は産業廃棄物を取り扱っています。産業廃棄物とは、一般家庭(から出るゴミ)ではなく、事業をおこなう上で発生する廃棄物です。これらを最終処分ができるように加工することを「中間処理」といいます。

自然界から物質を取り出し、加工して製品を作るのが製造業です。ゴミ屋さんはその反対で、製品を自然界へ戻す作業をおこなっています。自然界へ戻すといっても、ただ単に捨てると不法投棄になってしまうので、廃棄物を分類して、より良い方法で処理をおこなっています。そのため、持ち込まれる廃棄物を事前にサンプリングして性状を分析後、処分方法を決定しています。

また、廃棄物によっては、産廃業者間で連携して段階的に処理をすることもあります。
たとえば、焼却業者を介した場合は、発生した燃え殻の安全性を確認してpHを調整し、固める作業などを弊社でおこなっています。

中川:細かい工程を経て廃棄物は処理されているんですね。

◆産業廃棄物を資源化するために…

中川:そんな関西クリアセンターでは、処分の1つであるリサイクルにも力を入れていると伺っております。

向井:産業廃棄物は、年間約3億8千トン排出されています。地球温暖化問題、埋立処分場の不足など、廃棄物処理には問題・課題が多いのが現状です。
そういった状況を踏まえ、昨年7月に関西で最大規模となる混合廃棄物の中間処理工場「泉州プラント」を稼働させました。

この工場では、主に紙や瓦礫、金属くずなど、さまざまなものが混ざった廃棄物を破砕、分類しています。リサイクル可能なものは、例えば紙屑は製紙会社へ、瓦礫などはセメント会社や路盤材といった具合に、可能な限り資源化できるようにしています。

中川:災害時に出る災害廃棄物も「泉州プラント」に運ばれて、リサイクルできるものはしっかり仕分けされているようです。
そんな関西クリアセンターには東京営業所もあるそうですね?

向井:はい。今年で9年目を迎える東京営業所があります。東京営業所では、関東一帯の廃棄物を承っています。主に建設系の廃棄物を船や陸送で関西に運んで処理しています。
また、関東の処分業者とお繋ぎすることもできますので、産業廃棄物でお困りの際はご相談ください。

◆業務効率化を図るために導入

中川:関西クリアセンターでは、業務効率化のために取り組まれていることがあるそうですね?

向井:はい。仕事上のコミュニケーションをよりスムーズにするために、3年半前に「LINE WORKS」を導入しました。パソコンが苦手な社員たちにとっても親しみやすいツールです。

先ほどお話したように、廃棄物には多くの種類があり、作業員が判断に迷った際、スマホで撮影してトークルームに流して情報を共有したり、カレンダー機能を駆使しながら廃棄物を収集する配車手配などに役立てています。

稲垣:向井さん、興味深いお話をありがとうございました!

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