ジブラルタ生命 Heart to Heart ありがとう、先生！ アナザーストーリー

2016年5月8日のショートストーリー

「当たり前なものほど透明で気づかない」

[ストーリー]

今年の母の日は特別な気持ちで迎える。
なぜなら、もうすぐ私も母になる。

結婚して、すっかり自立したつもりでいたけれど、
つらいとき、困ったとき、
真っ先に浮かぶのは母の顔。
このところは、出産の不安もあって、
母の存在のありがたさが身にしみる。

母への感謝を初めて意識したのは、中学生の頃。
バレーボールの大会で優勝した時、
顧問の先生が言った言葉がきっかけだった。

「当たり前なものほど透明で気づかない」

優勝できたのは、自分の力だけじゃない。
朝早く起きてお弁当を作ったり、
送り迎えをしてくれた母の支えがあってこそ。
それは当たり前のことなんかじゃない。

愛情や優しさは目に見えない。

これからも、母にはいろいろと教えられると思うけど、
甘え過ぎず、このコトバを胸に
感謝の心を忘れないでいたい。

神奈川県「ごんさん」さんの先生の忘れられないコトバでした。
脚本・市川榮里

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