ジブラルタ生命 Heart to Heart ありがとう、先生！ アナザーストーリー

2013年12月22日のショートストーリー

「変えられるのは、自分と未来」

[ストーリー]

なかなか恋愛が上手くいかない後輩は、
この時期、一人でいたくないのか、何かと連絡してくる。
私もその気持ちを察して、
ダンナが遅い日は、なるべく彼女に付き合う様にしている。

私たちはよく食べ、よく飲み、よく笑う。
でも、今日は、彼女がふと
「私、なんでダメなんだろう・・・」そうつぶやいた。
私は、どきっとして、そして、あえて何も言わず話を変えた、

クリスマスの浮足立った空気や北風の冷たさを
私もかつて痛いほど味わっていた。

そんな私を変えてくれたのは、
同窓会で再会した時に先生がくれた言葉だった。

「変えられるのは、自分と未来」

ふさぎ込むばかりでなく、気持ちを切り替えて、
何か自分が輝けるものを見つけようと思った。
そうしていたら、最愛の人に巡り合えた。

別れ際、頬に冷たくあたる北風に目を細めながら、
頑張って笑顔をつくる後輩をみて、
彼女にも変えられる力がある、そう感じた私は、
この言葉を今度、何気なく彼女に伝えようと思った。

栃木県「まゆきっち」さんの先生の忘れられないコトバでした。
脚本・永坂久美

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