2026.01.06
アジアのブランドを世界へ
ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週と来週のゲストは、
株式会社シックスティーパーセント共同創業者兼CEOの真部大河さんです。
真部大河さんは1994年生まれ。高校卒業後に上京し、アルバイトと並行しながら、海外アパレル商品の買い付け代行をスタートさせます。1年後、ロンドンに渡り、販売事業に従事し、21歳で帰国、立ち上げたファッションメディア事業を譲渡したのち、2018年に「シックスティーパーセント」を設立されています。
今週は主な事業内容をうかがいます。まず服のオンラインストア「60%(シックスティーパーセント)」というものを展開されています。この特徴を教えて下さい。
「「60%」は、アジア発のブランドだけを取り扱うファッションECサイトになっていまして、韓国や中華圏、東南アジアの国々などのアバレル、ファッションブランドを扱っています。」
価格帯はどのくらいなんですか?
「価格帯は商品単価でいうと大体5000円か7000円ぐらいのレンジがメインだと思います。基本的には現地の価格に合わせて販売できるようにしています。」
オンラインストアも覗かせていただいたんですが、海外のものってどうしても高くなってしまうイメージがありますが、トレンドをつかんだような今どきのファッションも手が届きやすい価格で売られているんですね。今ブランド数はどれくらいあるんですか?
「最初は10や20くらいからスタートして現在、大体2000強のブランドを扱っています。」
主にどんな世代の方が買っているんですか?
「平均年齢は22〜3歳ぐらいで主に若い子が利用してくれています。女性の方がちょっと比率は多いんですけど、男女問わず若い子、いわゆるZ世代の子が主に利用者ですね。」
この「60%」という名前もアジアに関連があるんですよね?
「そうですね。共同創業者の松岡が名付けたのですが、立ち上げた当初、アジアの人口が大体世界の6割ぐらいと言われていたので、60%と名付けたというのが理由の一つです。もう一つの理由として、ファッション業界の中で、特にラグジュアリーブランド系の消費の6割ぐらいはアジアで消費されていると言われているので、「これからはアジアだぞ」という意味と、「実はアジアもうすでにメインマーケットになっているんだよ」という皮肉も込めて名付けたという感じです。」
なるほど、いろいろなメッセージが「60%」に込められているんですね。「60%」という名前自体もキャッチーで覚えやすいですよね。
いわゆる服のセレクトショップと聞くと、まずバイヤーさんがいてその人が買い付けに行くというイメージがあるのですが、2000ブランド以上を扱っていて、さらにそれが海外のブランドとなるとどのように買い付けるんですか?
「そうですね。基本的に僕らはオンライン上でのプラットフォームなので、商品を買い付けるというよりは、そのブランドさんに我々の管理画面を通じて出品をしていただく形で、デジタル上で日本国内に販路を開いてもらうというようなイメージです。たまに出張で韓国のブランドさんとお会いすることもあるんですが、基本的にはオンライン完結で、「こういうところにアカウントを作成して商品を登録してもらえれば、すぐ即日販売できますよ」というような形で、どんどんいろんなブランドさんにコンタクトをしています。」
各自の国で頑張ってきたブランドさんが、60%を通して日本での販路を見出すことができるということなんですね。
在庫管理はどのようにするんでしょうか?
「基本的にはブランドさんそれぞれに在庫は管理してもらっています。商品が購入されるたびにその都度向こうから商品を発送してもらっています。海外からの発送になるので、すごく手間ではあるんですが、そこも僕らが物流の仕組みを整えているので手続きも簡単になっています。」
なるほど!じゃあ「海外のもの、かわいいけど買うまでの手続きが大変!」といったユーザー側の悩みはもう考えなくていいんですね。
お買い物したときの送料はどのくらいになるんですか?
「現在は550円いただいています。」
海外の商品でですか。現地の価格で買えてかつ送料も安いんですか。
「それに加えて、現在1万円以上のお買い上げで送料が無料になるというキャンペーンも行っています。」
それはすごいですね!
60%の中で「どこの国のブランドが人気」や「どういったブランドが人気」といった傾向や特徴はありますか?
「やはり大部分は韓国のブランドが人気ですよね。若い子を中心に人気なんですが、僕らは韓国はかなり最初の段階から頑張って韓国のブランドを集めてきたので、2000のうちの約1000以上は韓国のブランドといった形になっています。」
逆に「ここのファッション、意外とおしゃれ!」といった推しの国は他にありますか?
「今まさに来ているのが、中国・上海のブランドや、東南アジアのベトナムやタイ。そういったところから生まれているブランドが今すごく伸びています。」
タイは日本とファッション文化において共通する部分が多いので、日本でも人気が出そうですね。
韓国でいうと、旅行の際に化粧品や服を買っていく人が多いと思うんですが、交通費・滞在費などを考えると60%のサイトで買った方が断然安いですよね。
60%では日本のブランドは取り扱っていないんですか?
「今は取り扱っていないんですが、これから考えていきたいと思っています。」
サイトを見たら、アイドルが着ていた服と同じもの買える仕組みもありましたよね。
「そうですね。 韓国ブランドが好きな子ってやはり韓国アイドル、K-POPのアイドルが着ていた、紹介していたというのが理由としてあるので、それをきっかけに探せるような仕様にしています。」
「60%」は、日本にターゲットを絞ったサービスなんでしょうか?それとも実際海外の人も買いにくるんでしょうか?
「今、海外版も1年前ぐらいから出していて、日本だけじゃなく海外からも結構注文が入ってきています。」
特にお客さんが多い地域はどこなんですか?
「今はアメリカからの注文が多いですね。」
アメリカ人のアジアブランドに対する注目って今かなり高いんですか?
「そうですね。特に韓国はそうなんですが、アジアのブランドを好むアメリカの人たちって結構多いですね。」
そもそもどうしてアジアのブランド中心にしようと思ったんですか?
「なんか面白そうだったというのがありました。ファッションって聞くと、ヨーロッパなんかをイメージするじゃないですか。創業当時は、アジアはどちらかというとそこから劣後しているというか、まだまだ発展途上な感じがしていました。そこからメインストリームにもっていくぞ!というのにロマンがあるなと思ったのが一つ。もう一つは、実際マーケットとしても市場規模が大きいので、ちゃんと経済的な可能性としても感じていた、という大きく二つですかね。」
海外のトレンド情報や「このブランドいいかも」といった情報はどうやってキャッチしているんですか?
「やっぱりSNSがあるのとないのとでは大きく違いますね。昔はバイヤーさんがショーを見て買い付けに行っていたと思うんですが、今は消費者の方がむしろ詳しいというか、毎日 若い子がSNSでディグっているので、僕らが知らないブランドをユーザーが知っていたり、「SNSで見てめっちゃ可愛いけど日本で売ってない」といった情報があったらユーザーからも「これ扱ってほしい!」という声が飛んできたりします。」
60%のようなプラットフォームがあるおかげで、ブランドさん側も今まで自分の国だけでしか流通していなかったものが、世界にぶわっと広がる可能性が生まれるのは魅力的ですね。
そうなると世界で見ると日本のブランドはもうちょっと頑張らなきゃな、といったことは感じますか?
「日本のブランドも世界的に評価高いですね。やっぱり昔からアジアの中で、特に日本はリスペクトされている存在だなっていうのを感じますね。」
日本の製品は質もいいですし、なんだか誇らしいですね。
若い世代の方々のお客さんが多いと思うのでお聞きしたいんですが、今のトレンドで「今こんなのウケてるよ」みたいなものってあるんですか?
「最近オーバーシルエットから少しちょっとタイトシルエットの方に寄ってきたなという感覚はありますね。あとは世界観的にはやっぱ 2000年代あたりの空気感をいろんなブランドさんが体現しているイメージがありますね。」
我々からすると「なんか見たことあるなこれ」みたいなどこか懐かしい要素がどこかに入っていたりしますよね。
最後に、最後にこれまで乗り越えてきたハードル教えてください。
「いろいろあるんですが、あまり辛いことは覚えていなくて今を楽しんでいます。」






20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、





