NOEVIR Song of Life（ノエビア-ソング・オブ・ライフ-）

今月からは、SUMMER FEMALE VOICE（サマー フィメール ボイス）！
夏に聞きたい女性アーティストや女性グループのナンバーをお送りしています。

梅雨も明けた今朝、お送りするのは、まさに夏の朝の空のように
さわやかな歌声のシーナーイーストン、「モーニングトレイン ナイン トゥー ファイブ」です。

この「モーニングトレイン ナイン トゥー ファイブ」は、
９時から５時まで働く彼を待っている、彼にゾッコンな女性の気持ちを歌った歌です！

シーナーイーストンは、スコットランド出身。
１９８１年に「モーニングトレイン ナイン トゥー ファイブ」をイギリスでヒットさせ、
その人気がアメリカにも飛び火し、全米でもチャート１位を記録。
世界的なスターとなった彼女は、同じ年に公開された映画『００７ ユア・アイズ・オンリー』の
主題歌「ユア・アイズ・オンリー」を発表、
そして翌年、１９８２年にはグラミー賞で、最優秀新人を受賞しました。
でも、ただ美しいだけではなく、誰もが彼女を努力家として認めています。
その生き方が美しさとして表れていたのかもしれません。

さあ、本格的な夏が今年も始まりました。
暑くて、不快指数が高い今だからこそ、彼女の歌のように涼しげな表情や装いで
さわやかさを周りに与えることができるように、心がけたいですね
　　　　　　　

7月と8月は、「Summer Female Voice〜夏に聴きたい女性ボーカル」と題してお送りしますが、
金曜日は、「あなたの選ぶSummer Female Voice」！あなたからのリクエストにお応えします。

今朝お送りしたのは、神奈川県の男性、ラジオネーム〔サンタ〕さんから頂いたリクエスト。
小野リサ、「ムーンライト・セレナーデ」。
1939年にジャズ界の歴史的人物、グレン・ミラーが発表。
グレン・ミラー楽団のテーマソングとして、大ヒットした作品です。

もともとはグレン・ミラーが、別の楽団員時代に課題曲として書き下ろした作品で、
この時は舞台で演奏されることも無く、日の目を見る事はありませんでした。
その後、1937年に自身の楽団を設立。1939年にこの曲を発表し大ヒット。
のちに作詞家のミッチェル・パリッシュが歌詞を付け、多くのアーティストがカバーしています。

小野リサさんは、1999年に、このボサノバ・アレンジでカバー。
最近では、映画「スウィング・ガールズ」のクライマックスシーンで、
（上野樹理らが演じる）高校生たちが演奏する曲としても使われています。
原曲は、クラリネットが流れる、〔静かな月夜〕といった雰囲気ですけど、
ボサノバのアレンジで、こうして小野さんの柔らかい声で聴くと、一気にブラジルの満月になるような感じ・・・

リクエストをくださった、ラジオネーム〔サンタ〕さんは、こんなメッセージも添えて下さいました・・・
　　　　　　
「以前は、海の近くに住んでいましたが、夏になると湘南の海岸沿いの道路は一気に渋滞します。
イライラしがちなシチュエーションですが、小野リサさんの優しい歌声とボサノヴァの緩やかなリズムを聴くとホッとクールダウンできて癒されました。」

どんなジャンルの作品も自分の色にしてしまう小野リサさんの唄声、
これから夏のドライブは渋滞がつきものですから、一枚、車に積んでおきたいですね・・・

今月から2か月間は、SUMMER FEMALE VOICE（サマー フィメール ボイス）！
夏に聞きたい女性アーティストや女性グループのナンバーをお送りします。

今朝、お送ろしたのは、カーリー・サイモンの1973年の全米NO,1ソング、
「YOU’RE SO VAIN」です。

もともと、お姉さんと一緒にフォーク・デュオとしてデビューしたカーリー・サイモンですが、
1971年にソロデビュー。当時のシンガーソングライター・ブームにのって一躍注目を集めました。またカーリー・サイモンは恋多き女性としても有名で、今朝ご紹介する１曲、
「YOU’RE SO VAIN（うつろな愛）」は、男性を惑わすようなラブソング・・・
当時付き合っていたとされるのが大スター、、、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーで
この曲に、シークレットゲストとして参加しています。
その後、ジェームス・テイラーと結婚。相当魅力的な女性だったんでしょうね。
　　　　　　　　
中西　　それでは、1973年の全米NO,1ソング。

今日紹介したい夏の１曲は、マライア・キャリーの「エモーションズ」です！
デビューからリリースしたシングルが、５曲連続で１位獲得】

マライア・キャリーは、1970年ニューヨーク生まれの、歌手で女優、音楽プロデューサー。現在４３歳。
1990年のデビュー当時、キャッチコピーは　“７オクターブの音域を持つ歌姫”でした。
彼女は、全米チャートにおいて数々の記録を持っているんです。例えば、
【１位獲得シングル １８曲】…ビートルズの２０曲についで２位（エルビス・プレスリーと並ぶ）
【年間チャートで、「シングル・アルバム両方でNo.１」を、９３年・９５年・２００５年と３回達成】
そして、もう一つの記録が、、デビューからリリースしたシングルが、５曲連続で１位獲得】
というもの。その５曲目が今日のナンバー「エモーションズ」！でした。

そんな彼女、先日、「新たな時代が始まる」とツイッターで明かしました。
今月23日にニューアルバムをアメリカでリリースする予定だそうですが、
数ある全米チャートの記録を更新することはできるのでしょうか？

今月から2か月間は、SUMMER FEMALE VOICE（サマー フィメール ボイス）！
夏に聞きたい女性アーティストや女性グループのナンバーをお送りします。
今朝は、ミニー・リパートンの「LOVIN’ YOU」です。名曲ですね。

みなさん、「LOVIN’ YOU」をご存知でも、ミニー・リパートンが贈った人生については、
ご存知の方、少ないかもしれません。
シンガーを目指していたミニーは、地元シカゴを拠点とする名門R&Bレーベル、チェス・レコードの
秘書をしていました。その後、グループでデビューしますが、ヒット曲に恵まれず解散。
この間にプロデューサーだったリチャード・ルドルフと結婚します。
ただこの出会いが運命を変えます。
リチャードと共作して生まれたのが、「LOVIN’ YOU」だったんです。
「LOVIN’ YOU」は1975年に全米ナンバーワンを記録。
ミニーはスターダムへの階段を一気に登り詰めました。

しかしその翌年の始め、悲劇が襲います。
胸に悪性の腫瘍が発見され、乳房の除去手術を余儀なくされる事になってしまいました。
しかし、そんな逆境の中にあっても、自らの闘病体験について赤裸々に語り、
乳ガンに対する不安に苛まれる多くの女性達に正しい知識と早期治療を訴え続け、
全米ガン協会にも加入、その勇気ある行動に対し、当時のジミー・カーター大統領から
表彰状が贈られ、協会の会長にも就任する事となったんです。
その後も、病気と闘ったミニーだったんですが、1979年の７月、３１歳の若さで亡くなりました。

そんなミニーの生涯を思いながら、改めて歌声を聴いてみると
涼しげな歌声の中に、彼女の芯の強さ、歌への思いがあふれていること
感じられます。