『川島明 そもそもの話』5月18日放送のゲストは、作曲家・音楽プロデューサーの蔦谷好位置さん!
これまでに手掛けた楽曲は、850曲以上にものぼると言う、蔦谷さんの”そもそも”を紐解いていきました。
◆音楽プロデューサーになる前◆
ミュージシャンとしてはそもそも、バンド「CANNABIS」のキーボーディストとしてデビュー。しかし数年でバンドは解散。期待の新人としてとんとん拍子でデビューしたものの、その活動は思うように上手くいかず…「人が引いていく様子を感じた」と当時を振り返ります。
解散後、元々夢見ていた作曲家や音楽プロデューサーを目指して、自作の曲のデモを持っていろんな人のもとを回るも、ほぼ門前払い。ただ、めげずにやり続けたところ、次第に相手にしてもらえるよぅになったとか。
また、着うたの音源を作る仕事もしていたとか。1曲あたり数千円程度しか報酬はもらえなかったそうですが、当時流行っていた曲をMIDIで打ち込んでいく作業を通じて、当時のヒットソングを分析することができたと言います。
◆YUKIさん◆
そんな蔦谷さんが音楽プロデューサーとして注目されるようになったきっかけは、YUKIさんの楽曲『JOY』。もともとは蔦谷さんがバンド時代に持ち歌としていた曲でしたが、どこに持って行っても採用してもらえなかったとか。でも、まだ無名だった蔦谷さんの作ったこの曲を聴いたYUKIさんには「この曲を10年待ってた」という言ってもらえたそう。蔦谷さんはそれまで肩書きで門前払いを喰らうことも多かったこともあって、名刺ではなく曲を聴いて判断してくれたYUKIさんのことは今でも尊敬しているとお話しくださいました。
◆エレファントカシマシ◆
この『JOY』がきっかけで、蔦谷さんのもとには様々な方からオファーが届くように。その一つがエレファントカシマシでした。
届いたデモテープには「涙のテロリスト」と書いてあり、それをアレンジしてほしいとのオファー。すぐにインスピレーションが浮かんだそうで、アレンジした音源を送ったところ、「宮本浩次さんが泣いている」との連絡が。しばらくして、宮本さんのもとに会いに行ったところ、「なんで俺の気持ちわかるんですかぁ!!」と感激した様子だったとか!その曲は名前を変えて、『笑顔の未来へ』としてリリースされました。
◆米津玄師さん◆
キャリアを重ね、中堅・ベテランの域に達し始めた蔦谷さんに声をかけたのが、米津玄師さん。
蔦谷さんいわく、「一人で何でもできてしまう」という米津さんですが…詳しく話をしてみると、「自分一人で作っていると、自分の内面に入っていって暗い世界になってしまうけれど、本当は勇気・勝利のような外に向ける音楽を作りたい。ポップスの真ん中でやっている蔦谷さんと共にやってみて、自分がどう変化するかを感じてみたい」といったことを話していたのだとか。こうして蔦谷さんが米津さんとともに初めて作った曲が『アイネクライネ』でした。
◆KREVAさん・岡村靖幸さん◆
ここで、川島さんからは「音楽業界で仲の良い方はいるんですか?」と質問が。
2人でいつも飲むような特別仲の良い方はいないと話す蔦谷さんですが、デビューが同期のKREVAさんとは年に数回会って、2人で音楽の話をするのだそう。「サブスクじゃんけん」と題して、お互いが知らなそうないい音楽を教え合う遊びをよくやっているとか。
また、よく飲みに誘ってもらう先輩として、岡村靖幸さんのお名前も挙がりました。蔦谷さんによると、発するオーラとは裏腹に緊張させない雰囲気を作り出す方で、まさに”岡村ちゃん”と呼びたくなる雰囲気なのだとか。
◆仲井戸麗市さん・忌野清志郎さん◆
番組の事前アンケートで”人に言われた言葉の中で印象深い言葉”を伺ったところ、仲井戸麗市さんのお名前が。蔦谷さんの心に響いたチャボさんの言葉はたくさんあると言いますが、その中でも「これだけ言っていいですか!?」と切り出したのが、忌野清志郎さんにまつわるエピソード。
実は、清志郎さんの遺作となった『Oh! RADIO』のアレンジを担当していた蔦谷さん。ただ、清志郎さんには会えなかったのだそう。清志郎さんはミックスの現場に来たいと話していたのですが、作業が深夜遅くまで掛かることが見込まれたため、”先輩にこの時間まで残ってもらうのも申し訳ない”という気持ちから、後日完成したデータを持って出向くことに。しかし、その数日後、清志郎さんは亡くなってしまい、先輩に対して不義理をしてしまったという気持ちが蔦谷さんの胸中にずっと残っていました。
数年後、チャボさんとともにバンドをすることになった蔦谷さんですが、”いつかこのことを言わなくては…”と思いつつ、なかなか伝えることができずにいました。そんな中、とあるライブで楽屋で2人きりになった時、たまたま『Oh! RADIO』に参加していた阿部真央さんがステージでパフォーマンスしている様子がモニターに映っているタイミングで、”今しかない!”と切り出します。話を聞いたチャボさんは「そうか好位置そんなことがあったのか…お前ともなんかの縁だなあ、そうか清志くん笑ってるぜ、バカヤローお前のその優しさとか全部気づいてるぜ、俺の親友だぜ?」と答えてくれたそうで…蔦谷さんはその言葉に救われたと同時に、”二度とそういうことが無いように”と誓ったのでした。
◆KERENMI◆
蔦谷さんのソロプロジェクト「KERENMI」の新曲『世界 feat. Moto from Chilli Beans. & Who-ya Extended』が5/6(月)に配信リリースされました。Chilli Beans.のMotoさん、Who-ya Extendedさんという、ずっと一緒にやってみたかったという2人との共演が実現した新曲、要チェックです!
Music Videoはこちらからご覧になれます↓↓♪オンエア・リスト♪
M1. 宿命 / Official髭男dism
M2. JOY / YUKI
M3. 笑顔の未来へ / エレファントカシマシ
M4. アイネクライネ / 米津玄師
M5. 住所 feat. 岡村靖幸 / KICK THE CAN CREW
M6. Oh! RADIO / 忌野清志郎
M7. 世界 feat. Moto from Chilli Beans. & Who-ya Extended / KERENMI
これまでに手掛けた楽曲は、850曲以上にものぼると言う、蔦谷さんの”そもそも”を紐解いていきました。
◆音楽プロデューサーになる前◆
ミュージシャンとしてはそもそも、バンド「CANNABIS」のキーボーディストとしてデビュー。しかし数年でバンドは解散。期待の新人としてとんとん拍子でデビューしたものの、その活動は思うように上手くいかず…「人が引いていく様子を感じた」と当時を振り返ります。
解散後、元々夢見ていた作曲家や音楽プロデューサーを目指して、自作の曲のデモを持っていろんな人のもとを回るも、ほぼ門前払い。ただ、めげずにやり続けたところ、次第に相手にしてもらえるよぅになったとか。
また、着うたの音源を作る仕事もしていたとか。1曲あたり数千円程度しか報酬はもらえなかったそうですが、当時流行っていた曲をMIDIで打ち込んでいく作業を通じて、当時のヒットソングを分析することができたと言います。
◆YUKIさん◆
そんな蔦谷さんが音楽プロデューサーとして注目されるようになったきっかけは、YUKIさんの楽曲『JOY』。もともとは蔦谷さんがバンド時代に持ち歌としていた曲でしたが、どこに持って行っても採用してもらえなかったとか。でも、まだ無名だった蔦谷さんの作ったこの曲を聴いたYUKIさんには「この曲を10年待ってた」という言ってもらえたそう。蔦谷さんはそれまで肩書きで門前払いを喰らうことも多かったこともあって、名刺ではなく曲を聴いて判断してくれたYUKIさんのことは今でも尊敬しているとお話しくださいました。
◆エレファントカシマシ◆
この『JOY』がきっかけで、蔦谷さんのもとには様々な方からオファーが届くように。その一つがエレファントカシマシでした。
届いたデモテープには「涙のテロリスト」と書いてあり、それをアレンジしてほしいとのオファー。すぐにインスピレーションが浮かんだそうで、アレンジした音源を送ったところ、「宮本浩次さんが泣いている」との連絡が。しばらくして、宮本さんのもとに会いに行ったところ、「なんで俺の気持ちわかるんですかぁ!!」と感激した様子だったとか!その曲は名前を変えて、『笑顔の未来へ』としてリリースされました。
◆米津玄師さん◆
キャリアを重ね、中堅・ベテランの域に達し始めた蔦谷さんに声をかけたのが、米津玄師さん。
蔦谷さんいわく、「一人で何でもできてしまう」という米津さんですが…詳しく話をしてみると、「自分一人で作っていると、自分の内面に入っていって暗い世界になってしまうけれど、本当は勇気・勝利のような外に向ける音楽を作りたい。ポップスの真ん中でやっている蔦谷さんと共にやってみて、自分がどう変化するかを感じてみたい」といったことを話していたのだとか。こうして蔦谷さんが米津さんとともに初めて作った曲が『アイネクライネ』でした。
◆KREVAさん・岡村靖幸さん◆
ここで、川島さんからは「音楽業界で仲の良い方はいるんですか?」と質問が。
2人でいつも飲むような特別仲の良い方はいないと話す蔦谷さんですが、デビューが同期のKREVAさんとは年に数回会って、2人で音楽の話をするのだそう。「サブスクじゃんけん」と題して、お互いが知らなそうないい音楽を教え合う遊びをよくやっているとか。
また、よく飲みに誘ってもらう先輩として、岡村靖幸さんのお名前も挙がりました。蔦谷さんによると、発するオーラとは裏腹に緊張させない雰囲気を作り出す方で、まさに”岡村ちゃん”と呼びたくなる雰囲気なのだとか。
◆仲井戸麗市さん・忌野清志郎さん◆
番組の事前アンケートで”人に言われた言葉の中で印象深い言葉”を伺ったところ、仲井戸麗市さんのお名前が。蔦谷さんの心に響いたチャボさんの言葉はたくさんあると言いますが、その中でも「これだけ言っていいですか!?」と切り出したのが、忌野清志郎さんにまつわるエピソード。
実は、清志郎さんの遺作となった『Oh! RADIO』のアレンジを担当していた蔦谷さん。ただ、清志郎さんには会えなかったのだそう。清志郎さんはミックスの現場に来たいと話していたのですが、作業が深夜遅くまで掛かることが見込まれたため、”先輩にこの時間まで残ってもらうのも申し訳ない”という気持ちから、後日完成したデータを持って出向くことに。しかし、その数日後、清志郎さんは亡くなってしまい、先輩に対して不義理をしてしまったという気持ちが蔦谷さんの胸中にずっと残っていました。
数年後、チャボさんとともにバンドをすることになった蔦谷さんですが、”いつかこのことを言わなくては…”と思いつつ、なかなか伝えることができずにいました。そんな中、とあるライブで楽屋で2人きりになった時、たまたま『Oh! RADIO』に参加していた阿部真央さんがステージでパフォーマンスしている様子がモニターに映っているタイミングで、”今しかない!”と切り出します。話を聞いたチャボさんは「そうか好位置そんなことがあったのか…お前ともなんかの縁だなあ、そうか清志くん笑ってるぜ、バカヤローお前のその優しさとか全部気づいてるぜ、俺の親友だぜ?」と答えてくれたそうで…蔦谷さんはその言葉に救われたと同時に、”二度とそういうことが無いように”と誓ったのでした。
◆KERENMI◆
蔦谷さんのソロプロジェクト「KERENMI」の新曲『世界 feat. Moto from Chilli Beans. & Who-ya Extended』が5/6(月)に配信リリースされました。Chilli Beans.のMotoさん、Who-ya Extendedさんという、ずっと一緒にやってみたかったという2人との共演が実現した新曲、要チェックです!
Music Videoはこちらからご覧になれます↓↓♪オンエア・リスト♪
M1. 宿命 / Official髭男dism
M2. JOY / YUKI
M3. 笑顔の未来へ / エレファントカシマシ
M4. アイネクライネ / 米津玄師
M5. 住所 feat. 岡村靖幸 / KICK THE CAN CREW
M6. Oh! RADIO / 忌野清志郎
M7. 世界 feat. Moto from Chilli Beans. & Who-ya Extended / KERENMI
『川島明 そもそもの話』5月18日OA分 radikoタイムフリーで聴く方はこちらから!
5月26日(日)朝5時まで聴くことができます。
次回5月25日の放送は、フットボールアワー 後藤輝基さんがゲストで登場!お楽しみに。