川島明 そもそもの話

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27 Nov 2023

【#8】ゲストはタカアンドトシのトシさん!【2023.11.25 OA】

スタジオ写真 トシさん 2
「なぜこの世界に?」「有名になったきっかけは?」などなど…誰でも知ってるあの人の意外と知らない“そもそもの話”を、麒麟・川島明が紐解いていくラジオ番組『川島明 そもそもの話』!

11月25日放送のゲストは、タカアンドトシトシさん!
川島さんにとっては”昔からお世話になっている兄貴”のような存在!
そんなトシさんの”そもそもの話”をたっぷりと伺いました。

◆タカさん◆
今回はトシさんおひとりでのご出演ですが、相方のタカさんは”コンビでないと出演したくない”と考えているとか。
そのきっかけは、川島さんも出演していたテレビ朝日『アメトーーク!』の『おばあちゃん子芸人』でのこと。タカさんピンでの出演オファーがあり、当時のマネージャーの後押しもあって意気揚々と出演したタカさんですが、一人では本領を発揮できず…収録後、楽屋で落ち込むタカさんに、マネージャーもどう言葉をかけていいかわからなくなってしまい、元気づける言葉をかけるべきところ、「すみませんでした。」と謝ってしまったのだとか。

◆学生時代◆
そもそも、タカアンドトシのお二人は中学の同級生。
もともとタカさんは学校の人気者。中学2年でトシさんが転校してきた当時、タカさんはすでにトシさんとは他の同級生と「アンバランス」というコンビを組み、文化祭でショートコントを披露して大爆笑をかっさらっていたとか。
ただ、そのアンバランスもほどなくして解散。タカさんが相方を探していた中、プロレスの話を立て板に水のように話しているトシさんを見つけ、コンビに誘ったそう。タカさんはコンビを組んだ翌日から毎日トシさんの家まで迎えに来るようになり、別々の高校に進学してからも週末はどちらかの家でネタ合わせをするように。漫才ごっこをしてその様子をカメラで撮影し、その映像をテレビで見てはしゃいでいたと言います。
そんな中、高校3年生の時に吉本興業が札幌事務所を設立。当時放送されていたオーディション番組にはタカアンドトシも出場し、カメラで撮影していた”漫才ごっこ”の際にやっていたネタを披露したところ、会場は爆笑の渦に包まれたとか。にもかかわらず、3人の審査員による審査結果は、全員が不合格という結果に…。本番終了後には審査員の大平サブロー師匠には「結果はああなったけど、(タカアンドトシが)一番おもろい」とフォローの言葉をかけられたそうですが、”じゃあなんで不合格なんですか!?”と納得いかない部分があったとか。ただ、昨年サブロー師匠が”お笑いの終活”をしている中で、このことについて向こうから直々に謝って来てくれたともお話しくださいました。

◆デビュー、そして暗黒期へ◆
このオーディション番組での活躍により、高校卒業とともに札幌吉本の所属となったタカアンドトシ。コンビの活動は華々しいスタートを切ったものの、7年間の札幌時代の後半は”暗黒期”だったと言います。
ある時、吉本興業内で、全国各地からコンビを集めてユニットを作ることになり、札幌からはタカアンドトシと後輩の「アップダウン」というコンビが東京の劇場に向かい、オーディションを受けることになりました。当然、本命はタカアンドトシだったのですが、アップダウンがまさかの大ウケ。その空気に飲まれてしまったタカアンドトシは本領を発揮できず、結局そのユニットにはアップダウンが選ばれました。
トシさん曰く、この日を境にタカさんは”ダークサイド”へと堕ちてしまったと言います。コンビの仕事も減っていき、2ヶ月に1度の単独ライブくらいしか仕事が無いような状況に。そんな中で、2002年にタカアンドトシは上京を決意しました。
上京後もしばらくの間、お仕事の状況はあまり変わりませんでしたが、そんな中でトシさんが”唯一の希望”と話すのがNHK『爆笑オンエアバトル』!
『オンバト』では、札幌時代から毎回ギリギリの順位で受かり続け、なんとかオンエアを獲得し続けていたタカアンドトシ。1回でも落ちてしまうと、なかなか呼ばれなくなってしまう状況下で、何とか結果を出し続けることができたのは救いだったと話すトシさん。「アレ無かったら終わってた」とも話すほど、『オンバト』への思い入れは強いご様子でした。

◆M-1グランプリ◆
2004年、『M-1グランプリ』の決勝にラストイヤーで進出!この年の『M-1』では麒麟も敗者復活戦に残っていましたが、見事敗者復活戦を勝ち上がり、本戦に出場していました。そのことについて、どうやらトシさんが川島さんに言いたいことがあるようで…。
麒麟がネタを披露する前、タカアンドトシの順位は3位でした。しかし、敗者復活戦から勝ち上がった麒麟が見事ウケて、タカアンドトシの得点を上回り…その結果、麒麟が3位、タカアンドトシが4位という順位に。このことについて、トシさんは「(麒麟が)まくりやがったな!忘れんぞ!」と、今も若干根に持っている(?)ご様子。川島さんも「そこからですよね、気まずいのは。」と釈明して(?)いました。

◆欧米か!◆
その後、タカアンドトシは「欧米か!」のフレーズで大ブレイク!
実は、もし2004年の『M-1グランプリ』で最終決戦に残っていたら、「欧米か!」のもととなった「大人か!」とツッコむネタを披露する予定だったそうですが…麒麟がまくったために披露できず。結局、翌年の単独ライブで「欧米か!」とツッコむネタが初めて生まれました。「欧米」というお笑いではあまり聞かないフレーズを使ったツッコミは単独ライブの観客に大ウケ!そこから膨らませて、やがて「欧米か!」だけで一本のネタになっていったのだそう。

◆結成30周年◆
ついに今年、タカアンドトシは結成30周年を迎えました。
それを記念したイベントが、来年開催されます。

「タカアンドトシ結成30周年興行 道産子お笑いフェス福岡」
福岡県飯塚市の飯塚市文化会館 イイヅカコスモスコモン 大ホールで
2024年1月14日(日)に開催!

タカアンドトシの他、錦鯉、平成ノブシコブシ、とにかく明るい安村さん、EXIT、オズワルドといった北海道ゆかりのお笑い芸人たちが集結するほか、タカアンドトシゆかりの初恋タローさん、イチキップリンさんもご出演!
詳しくは、こちらから!

◆これから◆
最後に、トシさんの今後についてお話を伺いました。
現在、NGKの舞台にも立っているタカアンドトシ。トシさんの口からは「いつかはトリをやれるように…」という言葉が。”どうせ吉本にいるなら、吉本の看板になりたい!”と、その胸の内を語ってくださいました。これからも、漫才の舞台に立ち続けるであろうタカアンドトシ。今後もご活躍が楽しみですね!

♪オンエア・リスト♪

M1 Winter, again / GLAY
M2 新宝島 / サカナクション
M3 田園 / 玉置浩二
M4 君に幸あれ / タオルズ
M5 Sign / Mr.Children
M6 大空と大地の中で / 松山千春

「川島明 そもそもの話」11/25の放送を
radikoタイムフリーで聴くにはこちらから!

次回12/2の「川島明 そもそもの話」は、ゲストに蛍原徹さんが登場!
放送をお楽しみに!

「川島明 そもそもの話」公式Xはこちらから!
番組へのメッセージはこちらから!

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