<2日目>
ツアー2日目は、本ツアーのメインとなる「お仕事プレゼン会」を実施しました。
西之表市の6つの事業者さんのお仕事プレゼンと、
グループに分かれた個別面談タイム。
プレゼンのトップバッターは、
種子島石油株式会社 山下真介社長。
種子島で生まれ育ち、中学から鹿児島本土へ。
大学生活~社会人数年間を首都圏で過ごし、28歳で島に戻り稼業を継ぐ3代目。
趣味はバスケと靴磨き、苦手なものはグリンピースなので
あまり私の前には出さないでくださいとのこと。笑
先月創業70周年を迎えられたそうです。
メインはガソリンスタンドですが、
それ以外にも多岐に渡り事業展開。
「離島のハンディを感じさせない種子島での暮らしの創造」を掲げ、
企業理念は
・いざというときの種子島石油。
(=困ったときに力になりたい)
・種子島の現在と未来に貢献。
(サービスはもちろん、地域貢献や社会貢献も)
スタッフには移住者も多く平均年齢は42歳。
資格取得補助制度も充実しており、資格取得後は手当も。
今なら就職祝い金が出ますとの魅力的な条件も!
●種子島にしのおもて地域づくり協同組合
昨年に続き、鎌倉さん。
島生まれ、高校から島外に出て35歳くらいで戻って来て
現在43歳。
島に戻って来てからは安納芋などを作っていた時期も。
鎌倉さんが運営する地域づくり協同組合は、
組合が人を雇って繁忙期などに各企業や団体に人を派遣するというもの。
各事業者さんといろいろな仕事をすることになるので、
就職前に向き不向きが分かったり、お試しのような働き方をした後に、
直接その事業者に就職することもできるので可能性が広がる働き方に。
住宅事情が厳しいという話もありますが、
浦田海岸の近くにすでに1軒住宅を確保しているそう!
●株式会社バリューストリーム
八板社長と、瀬戸さん。
なんと、瀬戸さんは昨年のツアー参加者!
昨年のツアーを経て移住を決め、本当に移住をし理想の島暮らしを実践しています。
八板社長は中学まで種子島で育ち、
鹿児島の高校、大学は東京。その後東京でIT企業に勤務。
定年までつとめ、島に帰り支店を立ち上げたそうです。
種子島の人口は一番多いときからの半分に。
IT関連であれば島でも働けるので、雇用創出ができると立ち上げた会社。
ただ、ITには専門知識が必要なので、
スクールも運営し、技術者の育成もしているとのこと。
●介護老人保健施設わらび苑
自身も大阪からの移住者で、
今年で18年となる中本事務局長。
種子島医療センターと同じグループの高齢者部門。
97床を完備し、開業して35年。
100名を超えるスタッフのうち移住者は20名以上。
入院したり、健康面で自力で生活できない人がリハビリをして家に帰る準備をするところ。
未経験の方も多く、フォローする体制がしっかりありますとのこと。
これから寮もできる予定。
移住介護士サーファーも存在し、早出をして午後3時には退社し波乗り。
遅番の時は波に乗ってから出社。
毎日海にいるから、サーファー友達に無職と思われていたというエピソードも。
余暇の時間がたっぷりとれてもちろん時間の使い方は自由。
理念は、種子島の高齢者に安心を。
分かりやすくありがとう、が返って来る仕事。
やぎの「つくし」と「わらび」が、広い敷地の草を刈る環境整備係として勤務中。
ちゃんと辞令交付もあったそうです!
なお、やぎの紹介をしたことで、このあとの面談タイムで、
参加者が仕事の話ではなくてやぎの話ばかりしていた…と後悔していました。笑
●西之表市地域支援課
地域おこし協力隊の2名を募集中。
勤務地は西之表市役所。
20歳以上であれば上限なし。
移住元の地域要件あり。運転免許必須。
主な活動内容は、2名にそれぞれのミッションがあり、
1つは移住定住対策担当。暮らしに関する情報発信。
移住希望者の相談窓口。移住イベントの企画など。
もう1つは特産品、ふるさと納税担当。
ふるさと納税への返礼品の事業者さんと相談しながら、拡大を狙う業務。
ふるさと納税のイベント参加など。
地域活動に理解のある方が向いていると思う。
=草むしりや伝統行事に積極的に参加できる方。
課題解決に意欲のある方。
プレゼンの次は、グループに分かれて、面談タイム。
※社会福祉法人百合砂さんも面談から参加
各事業者さんへの熱い質問が飛び交い、すでに内定を得た人も…?
ツアー参加者が事業者さんの島への想いや誠実さに心を打たれているようでした。
お仕事プレゼン会の後は、
バリューストリームさんが運営を手掛ける
KOJIYAさんでランチ。
この日のスタッフには、昨年の参加者で移住して
バリューストリームに就職した瀬戸さん。
瀬戸さんは、まさか1年前に自分が実際に移住しているとは思っていなかったと
述べつつ、実際の暮らしの様子を紹介してくださいました。
午後は、鉄砲伝来の見学へ。
鉄砲の伝来地であるとともに、
国内で初めて火縄銃を製作した地。
島の歴史を学びました。
髙﨑酒造さんや酒井屋さんで名産品の買い物を経て、
インフォメーションセンターにてみんなでヨガ。
西之表市は国内で初めてヨガの聖地として認定された地。
インストラクターの指導のもと、参加者たちが心を揃えました。
(集合写真はヨガの聖地西之表市ポーズ!)
これまでの振り返りをしつつ、夕飯は平八へ。
食料自給率800%(!)の種子島の美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、
事業者さんと、参加者さんが昼間聴きそびれた質問や、
さらに深い質問などを掘り下げていました。
住宅の予約&内定をゲットした人が誕生したとか…?