ツアー2日目は、
お仕事プレゼン&マッチングを行いました。
種子島西之表市の5つの事業者さんが
事業内容などのプレゼンをした後、
小グループに分かれの面談。
★最初に西之表市経済観光課の大河舞子さん
(歩く種子島と言っても過言ではない、
種子島中みんな友だちで、
種子島愛に溢れるご担当さん)から、
種子島についてのプレゼンがありました。
南北に長い種子島ですが、
面積は琵琶湖と同じくらいで高い山がなく、
最高点はあべのハルカスと同程度。
種子島の人口は2万6千人ほどで、そのうち、
西之表市は1万4千人。
美しいロングビーチに囲まれ、離島ならではの
豊かな自然が近くにありながら、
コンビニ、ドラッグストア、大型スーパー、
レンタルビデオ店、家電量販店、
最近では、全国チェーンのハンバーガーショップも
できるなど、かなり便利に暮らせているそうです。
船と飛行機、アクセスも良好。
子育て支援もバッチリ、医療体制も十分。
離島暮らしと、便利な暮らし、
両方欲張れるすごいところ。
注意点を挙げておくと、虫が全部デカイ。
都市部ではみたことのないサイズの虫がいるそうです(!)
★菓子処 酒井屋
大正2年創業の老舗 菓子処 酒井屋の酒井社長からは、
商品の販路拡大のための社員募集が。
ありがたいことに、これまでは商品を売り込まずとも
売れていたので、少し殿様商売だったかなという
反省もあり、新しい売り方を考えて
実践してくれる人を求めているそうです。
酒井社長は夜の懇親会にも参加してくれましたが、
種子島生まれ、20代の頃は東京やロサンゼルスで
働いた経験を持つ、人生感豊富な頼れる方。
(TOKYO FMスタッフの方から「働きたい」という
声も出ていたとか…?)
★種子島医療センター
看護師の竹ノ内さんが昨年に続き業務説明。
昨年より更にトーク力がアップし、
会場中の笑いを誘っていました。
島によっては病院がなく、
病気になると島を離れなくてはいけないという
現実もあるので、
種子島医療センターに26の診療科があり、
離島でも十分な医療体制が整っているのは、
移住する方たちにとってはかなり心強いこと。
できる限り島内で完結する医療を
目指しているそうです。
資格取得も全面バックアップ、かつ、寮を完備
(築浅家具家電、カーテン付きのオーシャンビュー!)
しているとのことで、
手ぶらで来てもらっても構わないそうです。
★種子島にしのおもて地域づくり協同組合
過去には農業にもチャレンジしていたという鎌倉さん。
にしのおもて地域づくり協同組合の最大の魅力は、
夏は観光、時期によっては安納芋収穫、など、
繁忙期の事業者のもとで組み合わせて働くというもの。
移住しながら、様々な業種が体験できて、
人脈を作って新しいことを始めることもできれば、
向いていた業種に就職していく、という選択肢にも。
「どんなことでも相談してくれれば答えます」と
鎌倉さんからの心強いメッセージも。
★バリューストリーム
IT企業の種子島事業所。
これは首都圏中のSEのみなさんにとっては
魅力的な求人情報!
東京のIT企業に勤務していた八板社長が退職を機に、
出身である種子島に貢献したいと立ち上げた会社。
本社は東京ですが、社員の9割は種子島勤務。
のびのびした環境でソフトウェアの開発を
しているそうです。
まさに理想の働き方!
★種子島自動車学校
種子島で免許を取る人や、合宿免許、
最近ではドローンの免許も。
普通免許があれば、指導員になるための研修や、
大型免許など各種免許取得から指導員の
研修などができるそう。
驚くべきは60時間あった残業が0に、
今年のGWは8連休の超ホワイト企業。
60→0はさすがに嘘だろ、と思ったのですが、
話を聞いてみると納得の改革が実施されていました。
どの事業さんも丁寧なプレゼンをしてくださり、
その後のグループ対面は大盛り上がり。
すでに内定になった人がいたとか、いないとか…?
昼食は、古民家を改装したkojiyaへ。
コワーキングスペースも兼ね備えたカフェで、
自家製の麹を使った生姜焼き定食。
スタッフの松田さんも移住者で、
引っ越し費用などを教えてくださいました。
午後は鉄砲館の見学に。
今年は鉄砲伝来480周年。
当時の銃と同じ重さのレプリカ銃などを
実際に持つことができます。
そして、サンセットには、海を眺めながらヨガを。
参加者たちが心を整えながら、
ヨガをやっている姿があまりに美しくて、
ヨガの先生が思わず涙する場面も。
夕食は、西之表市の居酒屋 平八で。
昨晩に続き、食料の宝庫種子島が
ぎっしり詰まった夕食で懇親会。
プレゼン大会に参加してくださった事業者さんも
来てくれて、より深い話を伺うことができました。
また平八スタッフには、
テレビ制作会社、海外のワーキングホリデーを
経て現在種子島に移住してきた、
西之表市地域おこし協力隊 井田悠貴さんも
この日Wワークとしてシフトに入られており、
「たくさんのコミュニティを持つこと」という
アドバイスも頂き、現在のWワーク双方の
お給料事情など、
移住後の生活に直結する
かなり核心に迫ったご質問にも
真摯にお答えいただきました。
3日目、最終日は、
西之表市まちかどインフォメーションセンターにて、
ツアーの振り返り。
参加リスナーさんが感じたことなどを
発表し合いました。
食料の宝庫、種子島の食の美味しさはもちろんですが、
一番多く挙げられたのは、種子島、
西之表市に生きる人々の魅力。
移住者を温かく迎えてくれる懐の深さや、
島の人同士の気さくなコミュニケーション、
移住者たちが生き生き生活する様子など。
これから具体的に移住を検討してみたいとう方も(!)
西之表市 大河さんからは、
「移住という人生の大きな決断、このツアーで
今すぐに決めた、というのは難しい。
でも、どんなことでも気軽に質問してほしいし、
みなさんの移住のお手伝いをするのが我々なので」
と心強いメッセージが。
スカロケ移住推進部長 TURNS堀口さんからは、
「今の時代、移住だけじゃなく地域を応援し
関わる方法がある。
他の地域で、移住せずにその地域の企業で
働いてくれる新しい求人をしたら全国から
多数の応募があった事例もある。
その地域が好きなら、できることがあります。」
というアドバイス。
参加リスナーから
「何かできることがあれば応援していきたい」
「戻ってからも情報発信はしたい」
など、“種子島アンバサダー”が
続々と誕生していました。
振り返り会の後は、西之表港で開かれていた
「商工フェスタ」というお祭りへ。
賑やかな会場で、西之表市の雰囲気を味わいました。
3日間にわたる、
とても濃いツアーが終了し、
空港では、西之表市の大河さんが
飛行機が見えなくなるまで見送ってくださいました。