NAGOMI Setouchi

2019
04/13

瀬戸内国際芸術祭2019
Setouchi Triennale 2019
「瀬戸芸の舞台へ〜高松編」

もしあなたが鳥になり、瀬戸内の空を飛んでいけば、あまりに美しいその景色に涙を流すことでしょう。青い湖のような瀬戸内海に、ぽこぽこと浮かんでいる島々。陸地には森や田畑が広がり、穏やかな海には漁船が行き交います。瀬戸内を旅すると、あなたは、海と山とがかくも近くに存在し合っていることに気づくでしょう。山が雲を集め、雨を降らせ、森を育み、流れる川は海へと注ぎ込みます。いのちの繋がり、多様性・・・瀬戸内は、そんなことを教えてくれます。シルクロードの命名者として知られる、ドイツの探検家・地理学者、フェルディナンド・フォン・リヒトホーフェンは、明治維新直後、瀬戸内を旅し、日記にこう書きました、「これ以上のものは、世界のどこにもないであろう」

4月26日から始まる「瀬戸内国際芸術祭2019」。その舞台となる島々、街や集落へも、「NAGOMI Setouchi」では、これまで旅をしてきました。今月は、間もなく開幕する瀬戸芸に向けて、過去に訪れた旅を振り返っています。今週は、香川県高松市。高松は瀬戸芸の入り口であり、ベースとなる場所。瀬戸芸を見にやって来るすべての旅人がこの街から入ります。そんな高松には、アーティストやクラフトの人々、もの作りをする職人たちが幾人も暮らしています。そんな高松ベースのアーティストのひとり、「アイアン・アーティスト 槇塚登さん」を訪ねた旅。歌手の坂本美雨さんと、娘のなまこちゃんの、昨年の旅を振り返ります。

「瀬戸内国際芸術祭2019」の舞台のひとつ、高松。その港の近くに、「槙塚鉄工所」があります。鉄の芸術家、アイアン・アーティスト、槇塚登さんのアトリエとギャラリー、作業場です。

槇塚登さん。
「槙塚鉄工所」

熱して叩いて作っているのは、大人気の「TEPPAN(テッパン)」。鉄のフライパン、これで作る目玉焼き、「サニーサイドアップは、最高の美味しさ!」と槇塚さん。

鉄アートのギャラリーが2階に。ここで作品を買うこともできます。

槇塚さんが作った、瀬戸内の灯台オブジェ。とても、とても素敵です。

鉄の灯台バッジ。

大きなアート作品もあります。

遊び方を教えてもらいました。

槇塚さんの作品が生まれる作業場、工房は、大人の男の遊び場のようでした。

2階には、こんな「隠れ家BAR」まで……。ここにも、鉄のアート作品が並びます。

バックヤード、裏庭が素敵です。
ここにもいろんな鉄作品が。

焚き火を興し……

焚き火ブレンドのコーヒータイム。

そう、焚き火でコーヒー豆をローストするのです。
コーヒーに、ほのかに焚き火の香りがつくそうです。

槇塚さん、ありがとうございました、ごちそうさまでした!

「瀬戸内国際芸術祭2019」は、4月26日(金)から。

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