- 瀬戸芸の旅人
- 前田エマ(モデル)
「瀬戸内国際芸術祭2019(瀬戸芸)」に向けて、スペシャル・パーソナリティそして瀬戸芸の旅人、前田エマさんが、東京・半蔵門のTOKYO FMスタジオに、瀬戸芸2019に参加するアーティスト、日比野克彦さんを迎えて、今回の「瀬戸芸」への思い、瀬戸内の魅力などをうかがいます。
もしあなたが鳥になり、瀬戸内の空を飛んでいけば、あまりに美しいその景色に涙を流すことでしょう。青い湖のような瀬戸内海に、ぽこぽこと浮かんでいる島々。陸地には森や田畑が広がり、穏やかな海には漁船が行き交います。瀬戸内を旅すると、あなたは、海と山とがかくも近くに存在し合っていることに気づくでしょう。山が雲を集め、雨を降らせ、森を育み、流れる川は海へと注ぎ込みます。いのちの繋がり、多様性・・・瀬戸内は、そんなことを教えてくれます。シルクロードの命名者として知られる、ドイツの探検家・地理学者、フェルディナンド・フォン・リヒトホーフェンは、明治維新直後、瀬戸内を旅し、日記にこう書きました、「これ以上のものは、世界のどこにもないであろう」。
「瀬戸内国際芸術祭2019(瀬戸芸)」に向けて、スペシャル・パーソナリティそして瀬戸芸の旅人、前田エマさんが、東京・半蔵門のTOKYO FMスタジオに、瀬戸芸2019に参加するアーティスト、日比野克彦さんを迎えて、今回の「瀬戸芸」への思い、瀬戸内の魅力などをうかがいます。
この春、4月26日(金)から、「瀬戸内国際芸術祭2019」が始まります。
「瀬戸内国際芸術祭2019」
「船に乗って移動し、島へ入る。これによって別の時間が生まれる」と日比野克彦さんは言います。「旅人にとって、船に乗ることでひとつの非日常があり、島という場所に非日常がある。そして、島から出ることで日常へと戻る。その移動が、船での島旅の面白さだと思う」
船が、瀬戸芸へ誘います。
無数の船が、瀬戸内の海を渡り、行き交っています。
船は、瀬戸内ではバスであり、タクシー。
地元の人々の日常の足。
日比野克彦さんは、瀬戸芸が始まる前から、粟島など、瀬戸内の島々に通っています。
作品を作り、ワークショップをおこない、子供から老人までその土地の人々と関わってきました。
その真ん中にいつも「アート、芸術」がありました。
島の人々と出逢い、触れあい……
ローカル列車が走る音を聴きながら……
ローカルフードに舌鼓をうち……
瀬戸内の季節を感じながら……
「NAGOMI Setouchi 瀬戸芸edition」。1月、2月、3月と、瀬戸内国際芸術祭総合ディレクターの北川フラムさんへのインタビューや、日比野克彦氏、宇川直宏氏など瀬戸芸に参加するアーティストたちへのインタビューを、お届けしています。また春からは、旅人が瀬戸内を旅していくスタイルに戻りますが、瀬戸内国際芸術祭の期間中は、瀬戸芸の舞台となる島々を中心に旅をしていきます。1月から11月にかけての旅人は、この番組のスペシャル・パーソナリティ、前田エマさんが務めます。瀬戸内国際芸術祭2019は、4月26日(金)から。
前田エマさんが日比野克彦さんにおはなしをうかがう「NAGOMI Setouchi 瀬戸芸edition」。
番組では、来週もダイアローグが続きます。
島で、待ってるにゃん。
1992年神奈川県生まれ。東京造形大学卒業。オーストリア、ウィーン芸術アカデミーに留学中からモデル、エッセイ、写真、ペインティング、朗読、ナレーションなど、幅広い分野で活動をスタート。「瀬戸内国際芸術祭」、越後妻有「大地の芸術祭」など、国内外の芸術祭やミュージアム、ギャラリーなどを自ら巡り、取材。芸術祭やファッション・ショーなどではモデルとして、時に朗読者としても参加。自身の個展開催やグループ展参加など、アーティストとして活動している。雑誌、WEBなどでエッセイ連載、コラムなどを通して、アートやファッションについて執筆している。大の旅好き、将棋好き。