- 今月の旅人
- 中嶋朋子(女優)
女優・中嶋朋子さんにとって、二度目の徳島。
今回の旅の目的は、より深く、徳島を知るということ。
山に、海に、川に・・・中嶋さんの五感が解放されていきます。
瀬戸内の風に吹かれて・・・。
この旅で中嶋さんは、何を感じ、徳島からどんなプレゼントを受け取るのでしょうか。
もしあなたが鳥になり、瀬戸内の空を飛んでいけば、あまりに美しいその景色に涙を流すことでしょう。青い湖のような瀬戸内海に、ぽこぽこと浮かんでいる島々。陸地には森や田畑が広がり、穏やかな海には漁船が行き交います。瀬戸内を旅すると、あなたは、海と山とがかくも近くに存在し合っていることに気づくでしょう。山が雲を集め、雨を降らせ、森を育み、流れる川は海へと注ぎ込みます。いのちの繋がり、多様性・・・瀬戸内は、そんなことを教えてくれます。シルクロードの命名者として知られる、ドイツの探検家・地理学者、フェルディナンド・フォン・リヒトホーフェンは、明治維新直後、瀬戸内を旅し、日記にこう書きました、「これ以上のものは、世界のどこにもないであろう」。
女優・中嶋朋子さんにとって、二度目の徳島。
今回の旅の目的は、より深く、徳島を知るということ。
山に、海に、川に・・・中嶋さんの五感が解放されていきます。
瀬戸内の風に吹かれて・・・。
この旅で中嶋さんは、何を感じ、徳島からどんなプレゼントを受け取るのでしょうか。
中嶋さんが今日最初に訪れたのは、四国八十八ヶ所霊場めぐり一番札所の霊山寺。しとしと降っていた雨が、さっとあがりました。
気持ちがしゃんとする場所です。
お寺の中に一歩足を踏み入れると・・・異世界にやってきたような黄金色。
霊山寺の森本恭史さんにお話をうかがいました。
と、そこへ、お経を読むお遍路さんの姿が・・・。
お話をうかがってみました。
ここは一番札所なので、お遍路さんの服もまだ綺麗です。
八十八ヶ所、お寺ごとに読むお経があることを知りました。
全ての始まり、そしてまた、ここに帰ってくる。
東京都生まれ。
テレビドラマ「北の国から」で22年の長きにわたり螢役を務める。
以後、映画、舞台へも活躍の場を広げ、実力派として高い評価を得る。近年では、豊かな表現力によるナレーションや朗読、執筆活動にも意欲的である。
2009年、舞台「ヘンリー六世」(作/ウィリアム・シェイクスピア 演出/鵜山仁)のマーガレット役で、第44回紀伊国屋演劇賞個人賞、第17回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。
2018年からNHKBSプレミアム「コズミックフロント☆NEXT」ナレーターを担当、マガジンハウス『クロワッサン』にて連載エッセイ「眠れる巨人」を執筆中。また、映画『家族はつらいよ3』(山田洋次監督)が現在公開中。10月に地人会新社第8回公演『金魚鉢のなかの少女』赤坂レッドシアターへの出演が決定している。
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