- 今月の旅人
- 中嶋朋子(女優)
女優・中嶋朋子さんにとって、二度目の徳島。
今回の旅の目的は、より深く、徳島を知るということ。
山に、海に、川に・・・中嶋さんの五感が解放されていきます。
瀬戸内の風に吹かれて・・・。
この旅で中嶋さんは、何を感じ、徳島からどんなプレゼントを受け取るのでしょうか。
もしあなたが鳥になり、瀬戸内の空を飛んでいけば、あまりに美しいその景色に涙を流すことでしょう。青い湖のような瀬戸内海に、ぽこぽこと浮かんでいる島々。陸地には森や田畑が広がり、穏やかな海には漁船が行き交います。瀬戸内を旅すると、あなたは、海と山とがかくも近くに存在し合っていることに気づくでしょう。山が雲を集め、雨を降らせ、森を育み、流れる川は海へと注ぎ込みます。いのちの繋がり、多様性・・・瀬戸内は、そんなことを教えてくれます。シルクロードの命名者として知られる、ドイツの探検家・地理学者、フェルディナンド・フォン・リヒトホーフェンは、明治維新直後、瀬戸内を旅し、日記にこう書きました、「これ以上のものは、世界のどこにもないであろう」。
女優・中嶋朋子さんにとって、二度目の徳島。
今回の旅の目的は、より深く、徳島を知るということ。
山に、海に、川に・・・中嶋さんの五感が解放されていきます。
瀬戸内の風に吹かれて・・・。
この旅で中嶋さんは、何を感じ、徳島からどんなプレゼントを受け取るのでしょうか。
中嶋さんが最初に訪れたのは、徳島市のシンボル・眉山。
山の上に吹く風は、瀬戸内の風と、太平洋の風。
二つが混じり合って、旅人の髪をなびかせる。
次に中嶋さんがやってきたのは、大塚国際美術館。
世界初の「陶板(とうばん)名画美術館」では、ゴッホのひまわりの企画展が開催中です。
大塚国際美術館常務理事の田中秋筰さんにお話をうかがいました。
この4枚のひまわりを一度に味わえるゼイタク!
陶板だからこそできる醍醐味!
絵の具の質感に触れられる!
学芸員の山側千紘さんに案内していただき、西欧の名画を堪能。
レオナルド・ダ・ヴィンチの名作は、イタリアのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会でしか観ることができませんが、今、ここに!
徳島県鳴門市といえば、うず潮!
さあ、これから乗船です!
あああああ!さっそく、うず潮!
この日は、風雨も強く、荒れ模様。
海が凪いでいるときのほうが、綺麗に渦を巻くそうです。
瀬戸内と太平洋がせめぎあう場所。
さまざまな文化を受け入れる徳島の土壌とシンクロします。
収録したその日、実は中嶋朋子さんのバースデー!
脇町のカフェダイニング『SAIRAI(再来)』に集まったみなさんのいきなりのHAPPY BIRTHDAYソング!
中嶋さん、感激!
東京都生まれ。
テレビドラマ「北の国から」で22年の長きにわたり螢役を務める。
以後、映画、舞台へも活躍の場を広げ、実力派として高い評価を得る。近年では、豊かな表現力によるナレーションや朗読、執筆活動にも意欲的である。
2009年、舞台「ヘンリー六世」(作/ウィリアム・シェイクスピア 演出/鵜山仁)のマーガレット役で、第44回紀伊国屋演劇賞個人賞、第17回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。
2018年からNHKBSプレミアム「コズミックフロント☆NEXT」ナレーターを担当、マガジンハウス『クロワッサン』にて連載エッセイ「眠れる巨人」を執筆中。また、映画『家族はつらいよ3』(山田洋次監督)が現在公開中。10月に地人会新社第8回公演『金魚鉢のなかの少女』赤坂レッドシアターへの出演が決定している。
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