今月の旅人
紫舟(書家・アーティスト)

紫舟

四国、愛媛県中央市で生まれ育った紫舟さんにとって、瀬戸内は、いつもそこにある風景でした。一方には緑の山並み、森や川を抱き、田園風景が広がります。そして一方には穏やかな海と無数の島影。そんな瀬戸内の景色は紫舟さんにとっての原風景なのかもしれません。紫舟さんはこれまで、直島、豊島など、瀬戸内の島々をいくつも、そして幾度も旅してきました。安藤忠雄氏の建築物、瀬戸内国際芸術祭でのアート作品、ベネッセアートサイト直島の美術館と施設などを、何度も訪れてきたそうです。「瀬戸内の島々は大好きな場所、何度でも旅をしたいところ」と紫舟さんは言います。今月はそんな紫舟さんの瀬戸内紀行です。