562022.4.23sumika片岡健太と語る“音楽”について
- SONGS
- Shake&Shake / sumika
- Good Day / Buzzard Buzzard Buzzard
- ロックンロール / くるり
THIS WEEK'S NEW MUSIC PLAYLIST
M1 Shake&Shake / sumika
M2 Good Day / Buzzard Buzzard Buzzard
片岡「洋平君と話してると、やっぱバンドっていいなって思うんですよ。この間ドライブの一番最後の帰り道というか、洋平君の家に着く直前に、やっぱり俺はなんだかんだ言ってブリットポップが源流にあるんだよねって話をしてて。ちょうどOasisのネブワース1996のライブが映画館でやってたんですよ。あれを観て、やっぱバンドって良いなっていう。2020年から混沌とした時代が続いてて、人と会いづらいなっていう時期があってライブができなかったりとか、フェスが潰れたりとかする中で、ここからどういう風に音楽が戻っていくのかなって思った時に、バンドが持っている人間のパワーみたいなものってね…原始的な気持ちになるっていうか。リズムとかも、ドラム叩いてるって、むちゃくちゃ原始的じゃないですか。あの感覚が、これから先の時代をちゃんと照らしてくれるような気がしているので。」
川上「もっと今まで以上に、生の、その場限りの、貴重なとこって大事にされてくんじゃないかなっていうのは」
片岡「それこそライブとかね」
川上「そうですね。冒頭でも話しましたけど、ディスフェス、来週ですね。よろしくお願いします!」
片岡「やり合いましょう!」
M3 ロックンロール / くるり
川上「片岡君は、邦楽と洋楽どっち派ですか?」
片岡「今はやっぱ邦楽の方が聴きますね。」
川上「昔は洋楽なんだ?」
片岡「僕高校時代、軽音楽部だったんですね。高校の時の軽音楽部って、邦楽のバンドだけをコピーしてると、馬鹿にされる風潮があったんですよ。」
川上「わかります!」
片岡「その時好きだったWeezerとかOasisとか、ちゃんと自分の気持ちで好きだったんですけど、例えばツェッペリンで12ページのギターソロ弾けなかったらナメられるみたいな、高校の軽音楽部特有のマウントみたいなものはくぐって来たんで。それこそサマソニ2002年とかの夏行って一番カッコいいなって思ったのが、THE HIVES。THE HIVESのライブ観てカッコいいなーて思って、その年多分Weezerも出てたし。だから高校の時は洋楽を聴く機会が多かったなと思います。
逆に僕は洋平君が邦楽を聴くイメージが無いんです。ラジオでかけたりしてる?」
川上「ラジオでくるりさんとか、奥田民生さんとか好きなバンドとかもちょこちょこいるんですよ。でも俺、素直な気持ちで、邦楽通ってきて無かったから。海外住んでたんですよ。だからその時ずっと洋楽で育てられてる感じだったから、日本に来た時に、どうしても自分がマイノリティーなんですよ、中3で帰って来て。そのマイノリティーな所を、消したくなかったんですよ。いわゆるそこから洋楽厨になってたんですよ。洋楽好きなお兄ちゃんになっちゃったんですよ。「邦楽なんて…」みたいなほざきつつ、高校で邦楽聴いてたら馬鹿にしてた人なんですよ(笑)どんどん友達失くしていくっていう(笑)で、その方達と今対バンさせて頂くっていう難しい話なんですよ(笑)でもくるりは、超好きですね。」
片岡「くるりの良さって何だと思います?」
川上「くるりはとにかく真似できない所が超好きだし、洋楽に無い所がちゃんと備わってる。だけど洋楽っぽくもある。アメリカ行った時とかのスタジオでくるりかけたりすると、「え、誰これ?」ってエンジニアの人言うし、音にこだわってるし、あの人の声ってすごい、日本ぽくもあるんだけど、なんか不思議なんですよね、岸田さんて。」
片岡「僕もくるり大好きなんですけど、岸田さんの声はブルースを感じるんですよね。車乗ってる時とかに、延々と真っ直ぐな道が続いててもそこにマッチしてくれるって言うか。決して眠くならず、かといって鼓舞しすぎるわけでもなく、隣にいてくれる感じが、洋楽でいう所のブルースにそれを感じていて。」
川上「歌詞とかもすごく好きだし、自分の中になんとなくある日本の昔の風景だったり、見たことの無いはずの風景が出てくる。それがすごいし、でもインタビューとかやるとケムに巻かれるような…別にそんな感じ意味無いみたいな…何この人?みたいな…」
片岡「(笑)気になっちゃう?」
川上「そうなんだよね(笑)実は日本で一番好きかもしれない!」
M2 Good Day / Buzzard Buzzard Buzzard
片岡「洋平君と話してると、やっぱバンドっていいなって思うんですよ。この間ドライブの一番最後の帰り道というか、洋平君の家に着く直前に、やっぱり俺はなんだかんだ言ってブリットポップが源流にあるんだよねって話をしてて。ちょうどOasisのネブワース1996のライブが映画館でやってたんですよ。あれを観て、やっぱバンドって良いなっていう。2020年から混沌とした時代が続いてて、人と会いづらいなっていう時期があってライブができなかったりとか、フェスが潰れたりとかする中で、ここからどういう風に音楽が戻っていくのかなって思った時に、バンドが持っている人間のパワーみたいなものってね…原始的な気持ちになるっていうか。リズムとかも、ドラム叩いてるって、むちゃくちゃ原始的じゃないですか。あの感覚が、これから先の時代をちゃんと照らしてくれるような気がしているので。」
川上「もっと今まで以上に、生の、その場限りの、貴重なとこって大事にされてくんじゃないかなっていうのは」
片岡「それこそライブとかね」
川上「そうですね。冒頭でも話しましたけど、ディスフェス、来週ですね。よろしくお願いします!」
片岡「やり合いましょう!」
M3 ロックンロール / くるり
川上「片岡君は、邦楽と洋楽どっち派ですか?」
片岡「今はやっぱ邦楽の方が聴きますね。」
川上「昔は洋楽なんだ?」
片岡「僕高校時代、軽音楽部だったんですね。高校の時の軽音楽部って、邦楽のバンドだけをコピーしてると、馬鹿にされる風潮があったんですよ。」
川上「わかります!」
片岡「その時好きだったWeezerとかOasisとか、ちゃんと自分の気持ちで好きだったんですけど、例えばツェッペリンで12ページのギターソロ弾けなかったらナメられるみたいな、高校の軽音楽部特有のマウントみたいなものはくぐって来たんで。それこそサマソニ2002年とかの夏行って一番カッコいいなって思ったのが、THE HIVES。THE HIVESのライブ観てカッコいいなーて思って、その年多分Weezerも出てたし。だから高校の時は洋楽を聴く機会が多かったなと思います。
逆に僕は洋平君が邦楽を聴くイメージが無いんです。ラジオでかけたりしてる?」
川上「ラジオでくるりさんとか、奥田民生さんとか好きなバンドとかもちょこちょこいるんですよ。でも俺、素直な気持ちで、邦楽通ってきて無かったから。海外住んでたんですよ。だからその時ずっと洋楽で育てられてる感じだったから、日本に来た時に、どうしても自分がマイノリティーなんですよ、中3で帰って来て。そのマイノリティーな所を、消したくなかったんですよ。いわゆるそこから洋楽厨になってたんですよ。洋楽好きなお兄ちゃんになっちゃったんですよ。「邦楽なんて…」みたいなほざきつつ、高校で邦楽聴いてたら馬鹿にしてた人なんですよ(笑)どんどん友達失くしていくっていう(笑)で、その方達と今対バンさせて頂くっていう難しい話なんですよ(笑)でもくるりは、超好きですね。」
片岡「くるりの良さって何だと思います?」
川上「くるりはとにかく真似できない所が超好きだし、洋楽に無い所がちゃんと備わってる。だけど洋楽っぽくもある。アメリカ行った時とかのスタジオでくるりかけたりすると、「え、誰これ?」ってエンジニアの人言うし、音にこだわってるし、あの人の声ってすごい、日本ぽくもあるんだけど、なんか不思議なんですよね、岸田さんて。」
片岡「僕もくるり大好きなんですけど、岸田さんの声はブルースを感じるんですよね。車乗ってる時とかに、延々と真っ直ぐな道が続いててもそこにマッチしてくれるって言うか。決して眠くならず、かといって鼓舞しすぎるわけでもなく、隣にいてくれる感じが、洋楽でいう所のブルースにそれを感じていて。」
川上「歌詞とかもすごく好きだし、自分の中になんとなくある日本の昔の風景だったり、見たことの無いはずの風景が出てくる。それがすごいし、でもインタビューとかやるとケムに巻かれるような…別にそんな感じ意味無いみたいな…何この人?みたいな…」
片岡「(笑)気になっちゃう?」
川上「そうなんだよね(笑)実は日本で一番好きかもしれない!」