1032023.3.28“ミュージックソムリエ” 川上洋平によるセンタク
- SONGS
- Feelings Meeting / Living Hour, Jay Som
- Campanita / Summer Salt
- Waitress, Waitress! / [Alexandros]
- Can I Kick It? / A Tribe Called Quest
THIS WEEK'S NEW MUSIC PLAYLIST
Feelings Meeting / Living Hour, Jay Som
RN ありーさん より「私は高校で教員をしております。高校3年生の担任をしておりますが、卒業式、前期の合否発表、そして後期試験と、いま少し落ち着いてきたところです。コロナ禍での高校生活、不自由なことも多かったと思いますが、生徒たちは笑顔で旅立ってくれました。そこで4月になると新しい世界へ進む彼らに何か一曲贈っていただけないでしょうか。私は彼らから日々多くの刺激をもらっていましたが、私から彼らに何も出来なかったのでぜひよろしくお願いいたします。」
いやいや、何も出来なかったわけないですよ。高校3年生の担任なんてもう最後の、大学もしくは就職に向かっての出口を担っているわけですから本当に素晴らしい、そしてものすごく責任重大なところにいるのかなと思います。
どうですか。このザ・シューゲイザーなこの楽曲。卒業式とかこれから旅立っていくぜ!みたいな時って、ワタリドリみたいな曲もピッタリだなと思いつつも、なんかこうちょっと儚い青春の終わりという、そしてまた新しいところへの旅立ちのおぼろげな雰囲気って…シューゲイザーの轟音のギターに合うんじゃないかなって常々思っていたんですけど、やっぱり流してみて3月のこの雰囲気にピッタリなんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうかね。このLiving Hour、実はアメリカ・ニューヨークでライブ観てきたんですよ。ちょっと時間があったのでね、旅行というか調査というか(笑)。
いろんなライブを観にニューヨークに行ってきたんですけど、Living Hourね、ほんとちっちゃいライブハウスでお客さんも2~30人くらいかなって感じの。…めっっちゃめちゃ良いライブでしたね!ライブを観たときに、粗削り?そしてみんなをエンタメで楽しませるんだ!みたいな気持ちがありすぎない感じが、またそれはそれですごい素敵だなっていうのを改めて学びましたね。
Campanita / Summer Salt
RN さちこんさん より「ミュージックソムリエ洋平さん、毎週土曜日楽しみにビールやワイン片手に聴いてます。4月に娘が沖縄で結婚式を挙げます。海の見える会場にピッタリな曲をセレクトしてほしいです。娘と私は[Alexandros](洋平さん推し)の大ファンでライブもいつも一緒に行っています。
洋平さんがBGMを選んでくれたら娘も大喜びするはずです。どうかよろしくお願いします。」
まあ、ビーチ沿いのカフェだったり結婚式の時とかセレクトするとなると、やっぱりJack Johnsonが選ばれるんですよ。で、Jack Johnsonかーって思うんだけど、やっぱりJack Johnsonって良いんですよ!あの人を超えるビーチに合う曲はない。それは間違いない。仕方ないです。はい(笑)。だけど、そこに抗おうぜというのがこの「おと、をかし」です。あえてJack Johnsonかけません!我々「おと、をかし」ならではのこちらです。
Campanitaというのは、スペイン語でティンカーベルということらしいです。ピーターパンに出てくる飛んでるやつですね。海外だと結婚式で踊ったりとかもする雰囲気あるじゃないですか。だからちょっとビーチ沿いでやるんだったら、そういうシーンをむしろ作ってみてはいかがでしょうか。いいですね、沖縄で結婚式って。
Waitress, Waitress! / [Alexandros]
RN かぼちゃさん より「私はテレビでいろんなスポーツ観戦をするのが好きです。今はWBCの真っ最中で毎試合欠かさず観ています。選手たちの大活躍にワクワクが止まりません。洋平さんはご覧になりましたか?リクエストは日本代表の力になるような曲を選んでほしいです。よろしくお願いします。」
すみません、観てないんですけど、こんな曲ピッタリなんじゃないかなということで。スポーツにも意外と合う[Alexandros]て言われてますけど、全然嫌いとかではないんです!ただ、映画みちゃうかな(笑)。かつて大谷選手が出演していた某CMの曲をやってたりしたんですけどね、月色ホライズンっていう曲をね。だから月色ホライズンをかけるのかなって思った人もいるかもしれませんが、なんとなくWaitress, Waitress!にしてみました。
Can I Kick It? / A Tribe Called Quest
RN 岐阜のぴのすけさんより「1992年リリースの、A Tribe Called QuestのCan I Kick It?をリクエストお願いいたします。
洋平さんは自分の楽曲をサンプリングされたことはありますか?この曲のシンプルで一度聴いたら忘れられない強烈な個性のベースラインは言わずと知れたLou ReedのWalk on the Wild Sideのベースラインのサンプリングですが、印税はすべてLou Reedが持っていって、A Tribe Called Questにはびた一文入らなかったそうです。ワイルド・サイドを歩けには学生時代に落ち込んだ時何度も助けられました。18年後に不意打ちのようにベースラインに巡り合い高揚感に充ち溢れました。Can I Kick It?のリフレイン「Kick It」がキッキッに聴こえるのがとても心地よいです。それから33年後、再びラジオから流れるのを聴いてみたいです。」
Can I kick it? Yes, you can!のところですね。あれもまたサンプリングされたりとかしてますからね。やっぱりオールドスクールなヒップホップってかっこいいですね。かっこいいというのは全ての始まりな気もするし、サンプリングが分かりやすいというかね。あ、そこからとってきたんだなーというのがわかりやすい感じがロックファンの心も掴んでいた時代というか。有名な所でいうとAerosmithとRun-D.M.C.だったりとか、そういう意味で言ったらこのLou Reedとかね、大先輩のを大胆にサンプリングして…まあ代償はデカかったですけどね、びた一文も入らなかったということですけど。それでも名曲を生んだということでね、A Tribe Called Quest最高だなと思います。
RN ありーさん より「私は高校で教員をしております。高校3年生の担任をしておりますが、卒業式、前期の合否発表、そして後期試験と、いま少し落ち着いてきたところです。コロナ禍での高校生活、不自由なことも多かったと思いますが、生徒たちは笑顔で旅立ってくれました。そこで4月になると新しい世界へ進む彼らに何か一曲贈っていただけないでしょうか。私は彼らから日々多くの刺激をもらっていましたが、私から彼らに何も出来なかったのでぜひよろしくお願いいたします。」
いやいや、何も出来なかったわけないですよ。高校3年生の担任なんてもう最後の、大学もしくは就職に向かっての出口を担っているわけですから本当に素晴らしい、そしてものすごく責任重大なところにいるのかなと思います。
どうですか。このザ・シューゲイザーなこの楽曲。卒業式とかこれから旅立っていくぜ!みたいな時って、ワタリドリみたいな曲もピッタリだなと思いつつも、なんかこうちょっと儚い青春の終わりという、そしてまた新しいところへの旅立ちのおぼろげな雰囲気って…シューゲイザーの轟音のギターに合うんじゃないかなって常々思っていたんですけど、やっぱり流してみて3月のこの雰囲気にピッタリなんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうかね。このLiving Hour、実はアメリカ・ニューヨークでライブ観てきたんですよ。ちょっと時間があったのでね、旅行というか調査というか(笑)。
いろんなライブを観にニューヨークに行ってきたんですけど、Living Hourね、ほんとちっちゃいライブハウスでお客さんも2~30人くらいかなって感じの。…めっっちゃめちゃ良いライブでしたね!ライブを観たときに、粗削り?そしてみんなをエンタメで楽しませるんだ!みたいな気持ちがありすぎない感じが、またそれはそれですごい素敵だなっていうのを改めて学びましたね。
Campanita / Summer Salt
RN さちこんさん より「ミュージックソムリエ洋平さん、毎週土曜日楽しみにビールやワイン片手に聴いてます。4月に娘が沖縄で結婚式を挙げます。海の見える会場にピッタリな曲をセレクトしてほしいです。娘と私は[Alexandros](洋平さん推し)の大ファンでライブもいつも一緒に行っています。
洋平さんがBGMを選んでくれたら娘も大喜びするはずです。どうかよろしくお願いします。」
まあ、ビーチ沿いのカフェだったり結婚式の時とかセレクトするとなると、やっぱりJack Johnsonが選ばれるんですよ。で、Jack Johnsonかーって思うんだけど、やっぱりJack Johnsonって良いんですよ!あの人を超えるビーチに合う曲はない。それは間違いない。仕方ないです。はい(笑)。だけど、そこに抗おうぜというのがこの「おと、をかし」です。あえてJack Johnsonかけません!我々「おと、をかし」ならではのこちらです。
Campanitaというのは、スペイン語でティンカーベルということらしいです。ピーターパンに出てくる飛んでるやつですね。海外だと結婚式で踊ったりとかもする雰囲気あるじゃないですか。だからちょっとビーチ沿いでやるんだったら、そういうシーンをむしろ作ってみてはいかがでしょうか。いいですね、沖縄で結婚式って。
Waitress, Waitress! / [Alexandros]
RN かぼちゃさん より「私はテレビでいろんなスポーツ観戦をするのが好きです。今はWBCの真っ最中で毎試合欠かさず観ています。選手たちの大活躍にワクワクが止まりません。洋平さんはご覧になりましたか?リクエストは日本代表の力になるような曲を選んでほしいです。よろしくお願いします。」
すみません、観てないんですけど、こんな曲ピッタリなんじゃないかなということで。スポーツにも意外と合う[Alexandros]て言われてますけど、全然嫌いとかではないんです!ただ、映画みちゃうかな(笑)。かつて大谷選手が出演していた某CMの曲をやってたりしたんですけどね、月色ホライズンっていう曲をね。だから月色ホライズンをかけるのかなって思った人もいるかもしれませんが、なんとなくWaitress, Waitress!にしてみました。
Can I Kick It? / A Tribe Called Quest
RN 岐阜のぴのすけさんより「1992年リリースの、A Tribe Called QuestのCan I Kick It?をリクエストお願いいたします。
洋平さんは自分の楽曲をサンプリングされたことはありますか?この曲のシンプルで一度聴いたら忘れられない強烈な個性のベースラインは言わずと知れたLou ReedのWalk on the Wild Sideのベースラインのサンプリングですが、印税はすべてLou Reedが持っていって、A Tribe Called Questにはびた一文入らなかったそうです。ワイルド・サイドを歩けには学生時代に落ち込んだ時何度も助けられました。18年後に不意打ちのようにベースラインに巡り合い高揚感に充ち溢れました。Can I Kick It?のリフレイン「Kick It」がキッキッに聴こえるのがとても心地よいです。それから33年後、再びラジオから流れるのを聴いてみたいです。」
Can I kick it? Yes, you can!のところですね。あれもまたサンプリングされたりとかしてますからね。やっぱりオールドスクールなヒップホップってかっこいいですね。かっこいいというのは全ての始まりな気もするし、サンプリングが分かりやすいというかね。あ、そこからとってきたんだなーというのがわかりやすい感じがロックファンの心も掴んでいた時代というか。有名な所でいうとAerosmithとRun-D.M.C.だったりとか、そういう意味で言ったらこのLou Reedとかね、大先輩のを大胆にサンプリングして…まあ代償はデカかったですけどね、びた一文も入らなかったということですけど。それでも名曲を生んだということでね、A Tribe Called Quest最高だなと思います。