1002023.3.7ファッションのセンタク「おすすめの春の格好」
- SONGS
- Motion Sickness / Phoebe Bridgers
- Jackie Down The Line / Fontaines D.C.
- Chaise Longue / Wet Leg
THIS WEEK'S NEW MUSIC PLAYLIST
Motion Sickness / Phoebe Bridgers
なにを隠そうこの前、Phoebe Bridgersのライブ行ってきました!Zepp DiverCityで行われました。
彼女にとって確か2回目の来日。いやー、本当に素晴らしかったです。実はリアドと一緒に行ったんですけど、二人で天を仰ぐようにずっと聴きいってたんですけど、すごくこう、なんだろうな。ずっと体に滝が流れているような洗われてるような感じに浸ってましたね(笑)。一番の魅力は声なのかな、と僕は思いました。始まった瞬間「あー、Phoebe Bridgersや」っていうね。ストンと全てを彼女の世界にしてしまうみたいなのが、声からあるんじゃないかなと思いました。ほんと素敵なアーティスト。
でもね、そんな彼女なんですけど意外と始まり方が結構ハードコアの「Disturbed」というバンドの曲から始まったりとか、メンバーみんなに骨のつなぎみたいな衣装を着させたりとか、ツアータイトルも確か「REUNION TOUR」とかいうタイトルで、何が再結成やねんみたいね(笑)。色々ふざけてるんですけど、そこも含めてすごく可愛らしくて皮肉めいててシニカルっていうんですかね。面白いなーと思ってて、なんかニクイな!って感じがしました。
Jackie Down The Line / Fontaines D.C.
この前Shibuya O-EASTでライブやりまして、初来日だったのかな。この「おと、をかし」でも何回かかけたことありましたけど、とにかくライブがめちゃめちゃカッコいい!音源の20倍はカッコいいですね!もちろん音源も素敵だしカッコいいし、なんなら我々の最新の「But wait. Cats?」のドラムの音とかを参考にもしたくらいなんですよね。ゲイブ・ワックスというプロデューサーがね、「ちょっとこのドラムがすごくいいから」ってことでリアドと音づくりの参考にもしたんですけど、ライブが尋常じゃないくらい格好よかったし、ここ5年くらいで観たライブの中で一番胸に来たというか、シビれたライブでした!目を離せなかったですね。
曲が良かったとか演奏が良かったとかそういうのじゃなくて、それももちろんあるんだけど、そういうのを凌駕した…俺、Oasisのライブを初めて観たのが確か2000年とかだからもう4枚目のアルバムの時なんですけど、多分彼らのファーストアルバムとかの発売の時のライブってこんな感じだったんじゃないかなって思わせてくれるようなライブでしたね。うん、もう粗削り。
なんか例えばショーらしいショーってあるじゃないですか。特に最近そうだと思ってて、悪い言い方するとつくりこまれてるなっていうライブが多いと思うんですよね。でもそういうのが一切ない。もうただ、来て演奏してとにかく人間力でボーンってぶつけてくる。しかも別にMCも一切ない。「Hello…」ぐらいみたいな感じ。そのカッコよさは、ちょっとね…俺もう“バンドやりたい!”って思った(笑)。バンドやってるんだけど、なんか“あ、もう一度バンドやりたい”ってなったんだよね。
あのさ、いるんだよ。バンド辞めたくなるバンドっているの。Radioheadとかそうですね。ストレイテナーのホリエさんも言ってたんだけど、サマソニであのバンドのライブ観て俺バンド辞めたくなったもんねーって。あ、わかるなーと思ったんですけど、だから圧倒的すぎてカッコいい。その中の圧倒的ってどういうことかっていうと、なんか違う世界にいっちゃっててこれはもう理解できないなみたいな。だから辞めたくなる。でもOasisとかFontaines D.C.みたいなのは“これだったら俺もできるかも!”みたいな、そういうバンドなんだよね。Oasisってそこが良かったんだと思う。だからあの人たちはRadioheadとはまた違う雰囲気でそういうバンドだと思うんだけど、久々に“俺バンドやりたい!”って思わせてくれるバンドに出会ったね。すっごい良かった。次もし日本でライブあったら絶対行ったほうがいい!
Chaise Longue / Wet Leg
この前グラミー賞で2部門。そしてBRITアワードでも2部門受賞しました。直後の来日だったんですけど、めちゃめちゃ良かったです。彼女たちもライブ化けするというか、ライブはさらにカッコよかったですしめちゃめちゃパンクなんですよね。好き勝手やってんなー感がすごく良かったです。あと、やっぱちょっとセクシーなんですよ。歌詞とかもそうだし、そこがなんかこうフェス文化のあるワイト島出身の彼女たち。そこは結構奔放なのかなっていうとこが見受けられるような歌詞だったりとかMCだったりもするんですけど、そういうとこも含めてめちゃめちゃ可愛いけどパンクだしロックだし、太刀打ちできない何かがありましたね。
彼女たちもぜひライブがあったら…多分もしかしたらフェス来るんじゃないかな。MCでちょっと匂わせてました。
ファッションのセンタク「おすすめの春の格好」
春ですからダウンジャケットとか厚手のコートはそろそろ暑くなってきたかなと思います。
どんな格好しようかなとワクワクする人もいれば、どうしようかなと悩む人もいると思うんですけど、僕、ライブ行ったら絶対グッズを買うって決めてるんですよ。どんなグッズでも。
自分が着れないサイズや、売り切れてたけど友達にあげるとか、飾るだけのためのTシャツとか。とにかくグッズは絶対買うぞっていうのはあるんですね。Tシャツ買ったりトートバックも買ったりしたんですけど、そういうのを例えばスーツの下に着るって結構カッコいいなーって思ったりするんですよね。
2017年くらいからニューヨーク行ったりするんですけど、その中でライブハウス行ったりすると、割とサラリーマンとかもいたりしてスーツ着てる人でジャケットの下に激しめのプリントが施されたバンTを着た人がいて、それで普通に会社とか行ったりしてるんじゃないかなと思うんですけど、普通にマンハッタンのビジネス街とかでもそういう格好の人がいて、それでスニーカーみたいな。
それがとてつもなく格好良く見えて。そういうの日本でもやっていったらいいんじゃないかなと思いますね。だからジャケットとバンTの相性って革ジャンとバンTよりもまた新しい面白さがあるんじゃないかなと思ったりはします。
あとバンTの良さってボロボロのほうがむしろ良いみたいな。だからどんどん着込んでいって、ちょっと穴が空いたりしてそれをそのままにしておくのもいいし、安全ピンつけてパンクっぽくするのもありだし。で、その上にジャケットさえ着ちゃえば全部許されますみたいな(笑)。
僕が持ってる中で一番古いバンTはAC/DCの。もちろん買ったやつなんですけど、多分70年代のツアーTでボロッボロもいいとこ。ニューヨークのレッドフォードのある古着屋さんで買ったんですけど高かったね!でもすごくカッコいい。今ちなみに喋ってて私、Phoebe BridgersのロンT着てますけどね。どう考えてもメタルバンドのTシャツでしょみたいなデザインになってますけど。コミカルな彼女ですけども(笑)。
だから“バンTはちょっとな…”とか思ってる方。ちょっと怖いかなみたいに思ってる方も、ジャケットさえ着ちゃえばそこはすべて許される気もするし、そのギャップが結構可愛かったりもするので僕はお勧めしたいですね。[Alexandros]のバンTもイケてるので、ぜひぜひお勧めさせてください。
なにを隠そうこの前、Phoebe Bridgersのライブ行ってきました!Zepp DiverCityで行われました。
彼女にとって確か2回目の来日。いやー、本当に素晴らしかったです。実はリアドと一緒に行ったんですけど、二人で天を仰ぐようにずっと聴きいってたんですけど、すごくこう、なんだろうな。ずっと体に滝が流れているような洗われてるような感じに浸ってましたね(笑)。一番の魅力は声なのかな、と僕は思いました。始まった瞬間「あー、Phoebe Bridgersや」っていうね。ストンと全てを彼女の世界にしてしまうみたいなのが、声からあるんじゃないかなと思いました。ほんと素敵なアーティスト。
でもね、そんな彼女なんですけど意外と始まり方が結構ハードコアの「Disturbed」というバンドの曲から始まったりとか、メンバーみんなに骨のつなぎみたいな衣装を着させたりとか、ツアータイトルも確か「REUNION TOUR」とかいうタイトルで、何が再結成やねんみたいね(笑)。色々ふざけてるんですけど、そこも含めてすごく可愛らしくて皮肉めいててシニカルっていうんですかね。面白いなーと思ってて、なんかニクイな!って感じがしました。
Jackie Down The Line / Fontaines D.C.
この前Shibuya O-EASTでライブやりまして、初来日だったのかな。この「おと、をかし」でも何回かかけたことありましたけど、とにかくライブがめちゃめちゃカッコいい!音源の20倍はカッコいいですね!もちろん音源も素敵だしカッコいいし、なんなら我々の最新の「But wait. Cats?」のドラムの音とかを参考にもしたくらいなんですよね。ゲイブ・ワックスというプロデューサーがね、「ちょっとこのドラムがすごくいいから」ってことでリアドと音づくりの参考にもしたんですけど、ライブが尋常じゃないくらい格好よかったし、ここ5年くらいで観たライブの中で一番胸に来たというか、シビれたライブでした!目を離せなかったですね。
曲が良かったとか演奏が良かったとかそういうのじゃなくて、それももちろんあるんだけど、そういうのを凌駕した…俺、Oasisのライブを初めて観たのが確か2000年とかだからもう4枚目のアルバムの時なんですけど、多分彼らのファーストアルバムとかの発売の時のライブってこんな感じだったんじゃないかなって思わせてくれるようなライブでしたね。うん、もう粗削り。
なんか例えばショーらしいショーってあるじゃないですか。特に最近そうだと思ってて、悪い言い方するとつくりこまれてるなっていうライブが多いと思うんですよね。でもそういうのが一切ない。もうただ、来て演奏してとにかく人間力でボーンってぶつけてくる。しかも別にMCも一切ない。「Hello…」ぐらいみたいな感じ。そのカッコよさは、ちょっとね…俺もう“バンドやりたい!”って思った(笑)。バンドやってるんだけど、なんか“あ、もう一度バンドやりたい”ってなったんだよね。
あのさ、いるんだよ。バンド辞めたくなるバンドっているの。Radioheadとかそうですね。ストレイテナーのホリエさんも言ってたんだけど、サマソニであのバンドのライブ観て俺バンド辞めたくなったもんねーって。あ、わかるなーと思ったんですけど、だから圧倒的すぎてカッコいい。その中の圧倒的ってどういうことかっていうと、なんか違う世界にいっちゃっててこれはもう理解できないなみたいな。だから辞めたくなる。でもOasisとかFontaines D.C.みたいなのは“これだったら俺もできるかも!”みたいな、そういうバンドなんだよね。Oasisってそこが良かったんだと思う。だからあの人たちはRadioheadとはまた違う雰囲気でそういうバンドだと思うんだけど、久々に“俺バンドやりたい!”って思わせてくれるバンドに出会ったね。すっごい良かった。次もし日本でライブあったら絶対行ったほうがいい!
Chaise Longue / Wet Leg
この前グラミー賞で2部門。そしてBRITアワードでも2部門受賞しました。直後の来日だったんですけど、めちゃめちゃ良かったです。彼女たちもライブ化けするというか、ライブはさらにカッコよかったですしめちゃめちゃパンクなんですよね。好き勝手やってんなー感がすごく良かったです。あと、やっぱちょっとセクシーなんですよ。歌詞とかもそうだし、そこがなんかこうフェス文化のあるワイト島出身の彼女たち。そこは結構奔放なのかなっていうとこが見受けられるような歌詞だったりとかMCだったりもするんですけど、そういうとこも含めてめちゃめちゃ可愛いけどパンクだしロックだし、太刀打ちできない何かがありましたね。
彼女たちもぜひライブがあったら…多分もしかしたらフェス来るんじゃないかな。MCでちょっと匂わせてました。
ファッションのセンタク「おすすめの春の格好」
春ですからダウンジャケットとか厚手のコートはそろそろ暑くなってきたかなと思います。
どんな格好しようかなとワクワクする人もいれば、どうしようかなと悩む人もいると思うんですけど、僕、ライブ行ったら絶対グッズを買うって決めてるんですよ。どんなグッズでも。
自分が着れないサイズや、売り切れてたけど友達にあげるとか、飾るだけのためのTシャツとか。とにかくグッズは絶対買うぞっていうのはあるんですね。Tシャツ買ったりトートバックも買ったりしたんですけど、そういうのを例えばスーツの下に着るって結構カッコいいなーって思ったりするんですよね。
2017年くらいからニューヨーク行ったりするんですけど、その中でライブハウス行ったりすると、割とサラリーマンとかもいたりしてスーツ着てる人でジャケットの下に激しめのプリントが施されたバンTを着た人がいて、それで普通に会社とか行ったりしてるんじゃないかなと思うんですけど、普通にマンハッタンのビジネス街とかでもそういう格好の人がいて、それでスニーカーみたいな。
それがとてつもなく格好良く見えて。そういうの日本でもやっていったらいいんじゃないかなと思いますね。だからジャケットとバンTの相性って革ジャンとバンTよりもまた新しい面白さがあるんじゃないかなと思ったりはします。
あとバンTの良さってボロボロのほうがむしろ良いみたいな。だからどんどん着込んでいって、ちょっと穴が空いたりしてそれをそのままにしておくのもいいし、安全ピンつけてパンクっぽくするのもありだし。で、その上にジャケットさえ着ちゃえば全部許されますみたいな(笑)。
僕が持ってる中で一番古いバンTはAC/DCの。もちろん買ったやつなんですけど、多分70年代のツアーTでボロッボロもいいとこ。ニューヨークのレッドフォードのある古着屋さんで買ったんですけど高かったね!でもすごくカッコいい。今ちなみに喋ってて私、Phoebe BridgersのロンT着てますけどね。どう考えてもメタルバンドのTシャツでしょみたいなデザインになってますけど。コミカルな彼女ですけども(笑)。
だから“バンTはちょっとな…”とか思ってる方。ちょっと怖いかなみたいに思ってる方も、ジャケットさえ着ちゃえばそこはすべて許される気もするし、そのギャップが結構可愛かったりもするので僕はお勧めしたいですね。[Alexandros]のバンTもイケてるので、ぜひぜひお勧めさせてください。