「教え子が振り返る
加藤典洋先生」
加藤典洋さんの元ゼミ生ライター・書評家 長瀬海 /
エフエム東京 藤岡泰弘
加藤典洋氏は明治学院大学、早稲田大学で教鞭を執ってきた。学生を愛し、学生から愛される「先生」だったと、加藤氏の教え子である書評家の長瀬海氏、エフエム東京社員の藤岡泰弘氏は語り合う。加藤典洋氏は自分の思想を学生に押し付けるようなことはしてこなかった。学生の肩の位置まで降りて、一緒にものごとを考える。加藤氏の作る、そういったゼミの空間は知的好奇心をくすぐるものだったと二人は言う。ゼミを離れて10年が経った今、加藤氏の教えは、異なる分野で活躍する二人にどのように身についているのだろうか。