改憲、護憲、選憲・・・
そして自身の内省
社会学者 東京大学名誉教授上野千鶴子
東京大学での祝辞が大きな話題を呼んだ、現代日本のフェミニズム思想のリーダーである上野千鶴子氏は、加藤典洋氏こそ戦後日本思想の正嫡であると語る。「これから、もっと、もっと、意義のある仕事をしていただかなくちゃ。」そう思っていた矢先だったと言う、上野氏の元に加藤氏の訃報が飛び込んできたのは。同年代の論客として互いに刺激し合ってきた上野氏と加藤氏。加藤氏の不在をどのように考えるか、戦後思想はいかにして引き継がれるべきか。上野千鶴子氏に訊く。